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DMカバレージトレーニング 第一回『最強位決定戦準決勝 ◆ドラ焼きvsみれう』

はじめに

  当記事は2023年3月4日に開催された『デュエル・マスターズ 最強位決定戦』準決勝を題材とした非公式のカバレージです。Youtubeで実施されたライブ配信を基に執筆しました。
 カバレージ執筆・Note執筆ともに初経験のためお見苦しい点も多々あるかと思いますが、しばしお付き合いいただけますと幸いです。感想・ご指摘などございましたらTwitterかコメント欄にどしどしお寄せください!
なお、当記事は完全非公認・非公式になります。何か問題がありましたらご連絡ください。カード画像は公式サイト(https://dm.takaratomy.co.jp/)よりお借りしました。)

最強位決定戦準決勝 ◆ドラ焼きvsみれう

最強位決定戦、準決勝。フィーチャーテーブルに着くのは、数多の強豪に競り勝ち駒を進めてきた◆ドラ焼き選手とみれう選手(以下、敬称略)だ。
◆ドラ焼きが手にするのは「火単ブランド」。環境最速の速攻デッキと名高いこのデッキだが、荒々しいイメージとは裏腹に極めて繊細な攻撃プランを要求されることでも知られている。「DMロボット」の誇る頭脳との相乗効果は計り知れない。
一方、みれうが相棒に選んだのは「アナカラーサイクルペディア」。《龍素記号wD サイクルペディア》の呪文倍化能力を徹底的に生かすギミックに加え、《クイーン・アマテラス》と組み合わせたループコンボを搭載したタイプのようだ。GP-2022で「青単タマシード」というアーキタイプを広く知らしめたことも記憶に新しいが、此度の秘密兵器はどのような活躍を見せてくれるのだろうか。
いずれも環境を席巻する「あのデッキぜつぼうしん」を意識したチョイスと思われるが、さて、この勝負の行方やいかに。

GAME-1

 予選順位より◆ドラ焼きの先行で始まった1ゲーム目。手札を確認した◆ドラ焼きは束の間思考を巡らせたかと思うと、《“罰怒”ブランド》チャージ、《凶戦士ブレイズ・クロー》召喚!先行1ターン目の《凶戦士ブレイズ・クロー》という鉄板の動きもさることながら、マナゾーンに鎮座する《“罰怒”ブランド》の威圧感たるや尋常ではない。それもそのはず、この段階での「ブランド」チャージは◆ドラ焼きの手札に更なる「ブランド」が眠っているという宣告に等しいのだ。
 だがしかし、みれうも負けてはいない。返す刀で《とこしえの超人》を着地させ、《凶戦士ブレイズ・クロー》への対抗策とする。手札以外からの不正を迎撃するこのカードだが、こと速攻デッキ対面では1コストパワー4000の防人としても輝く。バトルゾーンのクリーチャーの数が出力に直結する「赤単ブランド」に対し、3つの目で睨みを効かせようといったところだろうか。
 続くターン、◆ドラ焼きは《斬斬人形コダマンマ GS》を繰り出して自軍のシールドを回収しつつ、そのまま《凶戦士ブレイズ・クロー》を突貫させた。S・トリガーは無し。
 マナが2枚となったみれうだがここは《とこしえの超人》をもう1体召喚し、元からいた《とこしえの超人》で《凶戦士ブレイズ・クロー》を破壊した。

 ――迎えた、先手3ターン目。
 ◆ドラ焼きのドロー、マナチャージ。まずは1コスト、《クミタテ・チュリス》。更に2コスト、《我我我ガイアール・ブランド》!
 1ターン目マナチャージの予告通り、最速で「ブランド」が降臨した。これで◆ドラ焼きの最大打点は5打点まで膨れ上がり、ちょうどダイレクトアタックに届く。
 しかし、みれうの表情に大きな変化はない。相手が「赤単ブランド」であるならば、この動きは想定内。増して相手はあの◆ドラ焼きだ。ここ一番でハズす筈もない、と。

 だが、この日の◆ドラ焼きは一味違った。開かれる、最後の手札は――

《轟轟轟ブランド》、ノーコスト発射!

 スピードアタッカー・W・ブレイカ―が無料で飛んでくる光景には、流石のみれうも渋面を浮かべずにはいられない。効果での1枚ドローはそのまま手札にキープし、《轟轟轟ブランド》をシールドに向かわせる◆ドラ焼き。
が、ここでブレイクされたみれうのシールドは2枚ともG・ストライク!◆ドラ焼きの行動をシャットアウトした。
 ターンが回り、みれうは《天災 デドダム》を召喚して《龍素記号wD サイクルペディア》を墓地に送り込むことに成功。一見、直接的な防御札にたどり着けなかったように見えるみれうだが、実はこの1手でキーパーツたる《ブレイン・スラッシュ》のポテンシャルを最大限生かせる状態まで持ち込んでいる。可能な範囲で手を尽くし、残る2枚のシールドに全てを託す。S・トリガー次第では、あるいは。

 迎えた先行4ターン目、◆ドラ焼きはマナチャージから《斬斬人形コダマンマ GS》をプレイ。シールドを1枚回収する。1体でも多く、1打点でも多く。できる限り全力を尽くすのは、◆ドラ焼きもまた同じだ。
――そして、その先に、切り札は待っている。

《我我我ガイアール・ブランド》!

 シールドから引き込んだ3体目の「ブランド」が降り立ち、みれうに残ったシールドを奪い去る。みれうの待ち望んだS・トリガーは現れず、GAME-1の幕引きとなった。

◆ドラ焼き 1-0 みれう


GAME-2

 GAME-1の結果より、先行となったのはみれう。だが、先に動き出したのは速度に勝る◆ドラ焼きだ。1ターン目には《クミタテ・チュリス》、2ターン目には《斬斬人形コダマンマ GS》を立て続けに繰り出し、みれうのシールドを1枚ブレイクする。
 一方のみれうも黙ってはいない。3ターン目にご存じ《天災 デドダム》をプレイ、さらに増えた1マナで《とこしえの超人》を召喚。2ターン目のマナ加速こそ叶わなかったものの、バトルゾーンに水・闇文明を揃えつつ、次ターンに5マナにアクセスできる状況を作り出した。メインエンジンたる《龍素記号wD サイクルペディア》あるいはリソースの鬼《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》へ辿り着くまであと一歩だ。

 後攻3ターン目――間違いなくターニングポイントとなりうる「赤単ブランド」の3ターン目が再び訪れた。《グレイト“S-駆”》召喚に続き、◆ドラ焼きが繰り出すのは勿論このカード。

《クミタテ・チュリス》進化、《我我我ガイアール・ブランド》

 2試合連続となる最速での「ブランド」降臨をみせた◆ドラ焼きは間髪入れず攻撃に移る。まずは《斬斬人形コダマンマ GS》をシールドへ、1枚をブレイク……

S・トリガー、《九番目の旧王》!

 みれうは全体パワー-3000のモードを選択し、《グレイト“S-駆”》《斬斬人形コダマンマ GS》を退ける。これでこのターン中の決着は困難となったが、《我我我ガイアール・ブランド》は自身の効果で必ず攻撃しなければならないため、そのままシールドへと向かわせる◆ドラ焼き。

 デュエル・マスターズというゲームにおいて、シールドをブレイクするという行為には常に反撃のリスクが伴う。それを回避するのがループデッキなら、それに真っ向から立ち向かうのが速攻デッキだ。故に、◆ドラ焼きは怯まない。続く攻撃でシールドを減らし、次ターン以降のリスクを少しでも抑えにかかる。仮に更なるS・トリガーを発動されても、今ならかえって「踏み得」だろう、と。

だが、ことこの局面においてのみ、その計算は狂うこととなる。
みれうは2枚のシールドを確認し……その両方を表向きにした・・・・・・・・・・・


すなわち、《ブレイン・スラッシュ》ダブル発動!

 場の《天災 デドダム》によってドローと蘇生の両方を使用したみれうは、《龍素記号wD サイクルペディア》、続いて《クイーン・アマテラス》をバトルゾーンに呼び出した。
 そして、ここからみれうのデッキひみつへいきが真骨頂を発揮する。

 《クイーン・アマテラス》効果で山札から《フォース・アゲイン》を手札に加え、そのまま詠唱。《クイーン・アマテラス》を対象にし、一度破壊して再度バトルゾーンへ。更に、《龍素記号wD サイクルペディア》の登場時能力で墓地の《フォース・アゲイン》を唱え、山札の下へ送る。《フォース・アゲイン》の対象は《クイーン・アマテラス》。再度《クイーン・アマテラス》で《フォース・アゲイン》を唱え、《クイーン・アマテラス》を出し直す。《龍素記号wD サイクルペディア》の能力で手札から使った《フォース・アゲイン》を再利用し、山札の下へ。《クイーン・アマテラス》を出し直す。三度《クイーン・アマテラス》で《フォース・アゲイン》を唱えて、《龍素記号wD サイクルペディア》を出し直す….
 ……筆者もうまくお伝えできている自信がないが、これにて《龍素記号wD サイクルペディア》と《クイーン・アマテラス》の能力を好きなだけ使える状況が完成した。すなわち、「山札にあるコスト6以下の呪文を、好きなだけ打ち続けることができる」ということになる!
 さしもの「DMロボット」も、ここまでのカウンターパンチは予測できなかっただろう。3枚のS・トリガーは試合の趨勢を完全にひっくり返してしまったのだ。

 無限の呪文を味方につけたみれうは《九番目の旧王》で《我我我ガイアール・ブランド》を進化元ごと葬り去ると、《マナ・クライシス》を乱射して◆ドラ焼きのマナゾーンを焦土に変えた。いくら速攻デッキといえど、マナを潰されてしまってはどうすることもできない。敗色濃厚となった◆ドラ焼きが投了し、勝負は最終戦へともつれこむ。

◆ドラ焼き 1-1 みれう


GAME-3

 先行の◆ドラ焼きは《我我我ガイアール・ブランド》チャージ、《凶戦士ブレイズ・クロー》召喚というGAME-1同様の強ムーブ。2ターン目には《カンゴク入道》も追加し、《凶戦士ブレイズ・クロー》でみれうのシールドを4枚に減らした。
 《とこしえの超人》がなく《凶戦士ブレイズ・クロー》を排除できないみれうは、《地龍神の魔陣》でマナ加速を行うに留まる。2ターン目終了時、手をパチンと合わせて祈るみれう。……そう、次のターンこそは「赤単ブランド」の先行3ターン目。ここまで来たら、最早祈る他ない。

 ◆ドラ焼きにターンが移った。マナチャージの後、1コストで《グレイト“S-駆”》を召喚。そして2コスト、《我我我ガイアール・ブランド》!

 ダメ押しの《轟轟轟ブランド》こそいないものの、既に致死量の打点が揃っている。3試合連続での最速「ブランド」だ。勝負を決めるべく、まずは《カンゴク入道》で攻撃する◆ドラ焼き。ここでシールドから《ブレイン・スラッシュ》が現れる!
 しかしみれうの表情は晴れない。それもそのはず、現在みれうの墓地にあるのは2ターン目に使用した《地龍神の魔陣》のみ。更に場にはクリーチャーを出せていないため、この《ブレイン・スラッシュ》はドローしか行えないのだ。墓地に《龍素記号wD サイクルペディア》を用意することこそ出来たものの、依然苦しい状況と言える。
 続いて《我我我ガイアール・ブランド》をタップする◆ドラ焼き。力を込めてシールドに手をかけたみれうが叩きつけたのは……

2枚目の《ブレイン・スラッシュ》!

 ◆ドラ焼きに負けず劣らずの運命力を見せつけたみれうは、先程墓地に置いた《龍素記号wD サイクルペディア》を蘇らせ、さらに《地龍神の魔陣》を再使用。続いて《我我我ガイアール・ブランド》の効果で起き上がった《凶戦士ブレイズ・クロー》の攻撃をブロック、破壊に成功した。ターンさえ回ってくれば、増えたマナと《龍素記号wD サイクルペディア》の能力でゲームの流れを掴むことができる。……このターンさえしのぎ切れば、勝てる。
 だが、当然そのことには◆ドラ焼きも気づいている。みれうに残されたシールドは1枚、◆ドラ焼きの攻撃可能なクリーチャーは《カンゴク入道》と《グレイト“S-駆”》。……このターンで攻め切るほかに、道はない。

 攻める◆ドラ焼き、守るみれう、両雄の運命を分けるのは、最後に残された1枚のシールド。

 ◆ドラ焼きの手が《カンゴク入道》に伸び、攻撃が宣言される。みれうは高く掲げた手を合わせた後、勢いよくシールドを確認し――しかし、それを表向きにすることはなかった。

◆ドラ焼き 2-1 みれう
WINNER ◆ドラ焼き

 
 3試合とも僅か4ターン以内の決着というハイペースな試合だったが、それを感じさせない激しい鍔迫り合いを展開した両プレイヤー。デュエル・マスターズの華とも言うべきシールドを巡っての攻防戦を制した◆ドラ焼きは、決着の瞬間に大きなガッツポーズを見せた。
 栄光の「最強位」まで、あと1勝。


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