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おまえは今すぐジャオウガで自分のシールドを全部割れ

よくきてくれた。おれはたけじょー(@takejoe_dm)だ。普段はデュえまで楽しく遊びながら、ときどきジャッジをしたりカバレージを書いたりしている。今日は新しく出るデッキにあわせて、おまえに一つのしんじつを伝えにきた。

先に言っておくが、具体的なプレイングとか構築論を求めてこの記事に来たやつはいますぐブライゼバックすることをおすすめする。そんなものはデュエつ―バーとか大手解説サイトにまかせておけばいいし、そっちのほうが信用できる。

なんなら開発部セレクションデッキには毎回フルカラーのデッキ解説が同梱されているし、フレーバーテキストにも小テクがのってるから極論インターネットに頼る必要刷らない。子供でもあんしんだ。

おれが伝えにきたのはもっと概念的なものだ。魂――ソウル――ゼン――根性――これを的確にあらわすことばはいまだ見つかっていない。だがそういったことばにならないものを言語化して伝える試み、それ自体が真の男であるおれのチャレンジであることをわかってほしい。


とりあえずジャオウガ

この記事はおまえの手元に11月18日発売開発部セレクションデッキ「火闇邪王門」があることを前提にしている。まだないやつは今すぐ買ってこい。手元にジャオウガと邪王門のデッキがもうあるならそれでもいい。

ともかくお前はその超イケてるデッキを開封し40枚のホイルカードと強烈な再録カード、そしてあふれ出る鬼の色気にメロメロになっているはずだ。そして辛抱たまらなくなり、同時発売の開発部セレクションデッキ「水闇自然ハンデス」を買ったデュエ友を誘い近所の河原の土手でデュエまをしている。そういうシチュエイションだ。

さて、今はお前の5ターン目だ。マナチャージして5マナがあり、手札にはジャオウガがあるとしよう。お前はどうする?

フレテキ=センセイにも書かれている

そう、躊躇うことなくジャオウガを投げ、お前のシールドを全部割る。これが唯一解だ。

むろん、ジャオウガを出せばお前のシールドはなくなる。お前の身を守るものはもはやない……これがその辺のごく一般的なデッキならばの話だ。

もんとやりがあわさりさいきょうにみえる

このデッキは違う。むしろシールドゼロからが本番だ。そのままジャオウガであいてに突撃して邪王門を撃て。もし耐えられたら、トドメを刺しに来る相手にカウンターの邪王門だ。バラドもいるから生半可な攻撃は全く通用しない。

おたからよんしゅ

パmチがたりなければ足せばいい。このデッキの主役のジャオウガは全部で4種類ある。しかもうち3種類は実質タダで出せる。手札にあるやつは全部使え。真剣勝負の場で出し惜しみをするやつは腰抜けだ。

別に数合わせではない

このデッキは「とにかくジャオウガをだして……ボコボコにてきをなぐれば……かてる」という開発部の完璧なソリューションを元に構築されているから、侵略やバルチュリスも入っていて殺意がハンパない。
こいつらはただの再録枠でわなく、そのような漆黒の意志によって採用されていることを意識することだ。

邪王門のカギを持つベイブ

とくにおれが愛するのがこのガクブッチで、こいつは攻めも受けも完ぺきにこなす深淵生まれのホットなベイブだ。見かけたら呼び出して邪王門とかを回収してもらえ。気持ちよさはこのおれが保証しよう。


とにかくジャオウガ

……ここまで読んだお前は「なーんだ、カードの効果読んでるだけじゃん」と思うかもしれない。それは半分合ってるし、半分間違いだ。ここまでは前座にすぎない。

つまり、おれが本当に聞きたいのは、お前は邪王門もバラドも一枚も手元にない時にジャオウガを出せるか?ということだ。こいつは非常にハードコアで、かつノーフューチャーな決断だ。

流石に出さないな、と思ったそこのお前。それだったらあわててジャオウガを出さずに、ほかのカードで様子を伺えばいい、とゆうアイディアだろうが、おれに言わせてみればそんなのは腰抜けのいいわけにすぎない。おれはこの手のやつらに正義ノ裁キをくだすかわりに、この記事を書いていると言っても過言ではない。

目の前のシールドを割れ

とにかくジャオウガを出せ。ジャオウガはアーノルド・シュワルツェネッガー演じるメイトリックスめいたキレたナイフなので、無慈悲にもお前のシールドを一つ残らず粉砕する。

ぶkっこわされたシールドはどうなる?当然それは手札に加わる。すると……お前の手札が………5枚も増える…………。5まいというとデッキの1/8にあたる量であり、これは実際かなりの量だ。そこから邪王門をもってこい。

「そんなこといっても運ゲーだし……トリガーつかえないし……」とかいううらなり野郎は今すぐシチュエイションを再確認しろ。あいては水闇自然ハンデスだ。

同時発売のデッキに容赦なくメタを張るな

おまえがびびってもたついてる間に、相手はアプルを繰り出したり、ジェニーとかダークネスでハンデスしたりしてくるだろう。おまえはますます身動きがとれなくなり……その隙にクラジャが召喚され……頼みの綱のバラドが墓地へダンクシュート……そして……死ぬ……………END OF LAND…………………

このような悲しいエンディングを回避するためには、相手より早く殴り切って勝つのが一番の方法だ。つまりジャオウガだ
さいわいアナハンにあんまりトリガーはないから、わりかしいける。秩序の意志はガクブッチで叩き落せ。
ジワジワ追いつめられるのが性癖とかではなければ、腹をくくってジャオウガでシールドを全部割れ。


つまりはジャオウガ

今回おれが伝えたかったこととはつまり……腹をくくれとゆうことだ。

これは決して「ジャオウガ出したら勝てるよ!」みたいな短絡的アドバイスではなく、一度決断したら揺らがずに貫くというマインドのことを差している。

「俺ダッテ出来ルンダ!!!」

火闇邪王門はジャオウガを出さなければ勝ち筋がないデッキでは決してない。むしろこの構築済みデッキでは、2ターン目3ターン目とクリーチャーを出しつつ4ターン目にバクロ法師で突っ込むのがよくあるプランになるはずだ。

その過程で自分のシールドがなくなる……あるいはジャオウガで一発で0にする……そのときも、じゅうぶんな手札があれば1ターンくらいなら貯めて殴りに行くことだって可能だ。鬼エンドはそれを可能にするゆかいなギミックなのだから。

そういったプランを決めるときに……腹をくくれ。鬼エンドのメリットを享受するためには、いつやられるかもわからないシールド0の崖っぷちに立たなければならない。そのリスクを冷静に見極めたうえで、全力でお前自身のシールドを割れ。

リスク/リターンの鬼を使いこなせ

ジャオウガを出す……自分を追い込むということのヤバさをきっちりと理解して……覚悟を固めろ。「ここからは死地だ」というギリギリのヒリつきに身をゆだねるんだ。

そうして腹をくくったなら……出し惜しみするな。全力でパンチしろ。そうすれば、デッキはおまえに応えてくれるだろう。わかったか。

「百発のスリケンで倒せぬ相手だからといって、一発の力に頼ってはならぬ。一千発のスリケンを投げるのだ!」

【サプライズド・ドージョー】

わかったら、おまえは今すぐジャオウガで自分のシールドを全部割れ


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