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夫の“接待キャンプ”で妻は楽しさを見出せるのか―初キャンプの話―

こんにちは。タケイユウコです。
やっと緊急事態宣言が解除されました!京都のまちも宣言下のころと比べると人通りが多くなったように感じます。
私もこれまでと変わらず、うがい手洗いを徹底しながら、久しぶりのおでかけを楽しみたいと思っています。

さて10月になり、趣味がキャンプの夫は心なしかわくわくしています。結婚前から趣味のことは聞いていたので、コロナ禍で思うようにキャンプを楽しめていない夫を気の毒に思っていました。
かたや、子どものころに山や森に行ったことはあるけど、テントを立ててイチからというキャンプは未経験の私。
いつか私も一緒に行けたら良いなと楽しみにしていました。
そしてとうとうその日を迎えることができましたので、その感想をnoteに書き留めます。

キャンプの誘いは突然に
今年の春、夫とふたりでキャンプに行きました。
誘われた日から「今回は『接待キャンプ』だから、ユウコは楽しむだけでいいからね」と言われていたとおり、夫はスケジュールを立てたり持っていく道具を確認したり。とても楽しそうに準備をしていました。

私は動きやすい服装を意識して旅行の準備を進めるだけ。
でも「接待キャンプ」ってどういうことでしょう?

接待キャンプ、それは夫が全力で妻をもてなすキャンプである。
面白い言葉なので、夫に聞いてみました。

私 接待キャンプってどういう意味?
夫 それはもう……キャンプ好きになってもらうために全力でもてなすこと
だよ。

なるほど、夫の言う接待キャンプとは、妻をキャンプ好きにするために、手を変え品を変えてもてなすキャンプのことでした。
「妻がキャンプを好きになれば、こっちのもの。ソロキャンプに行くことも夫婦でキャンプにいくことも容易になる」と思ったのでしょう(笑)。
この「接待キャンプ」という言葉が浸透しているかはわかりませんが、キャンプが流行っていること、グランピングというラグジュアリーな楽しみ方もあることは知っていました。ただ、キャンプについての情報はアップデートされておらず、こんなイメージを抱いていました。

1 テントの設営がめんどう
2 お風呂に入れない、またはシャワーのみ。
3 トイレが汚い、または夜は大きな虫がいる。
4 夜は寝られない。
5 料理は飯ごうで米を炊き、カレーかBBQ。
6 映えるキャンプ飯は一部のおしゃれな人たちの楽しみ。

キャンプ好きな方はどのように感じたでしょうか。私のイメージは、やはりひと昔前の印象かもしれません。
では、経験前と経験後でそのイメージは変わったでしょうか。そして夫の思惑どおりに私はキャンプ好きになったのでしょうか。一つひとつ検証していきます。

1 テントの設営について
そもそもテントの設営は力仕事だと思っていました。
ところが初めて見たテントは、色分けされたポールを通したり金具をさしこんだり。基本的な知識は必要ではあるものの、感覚的につなぐ場所が分かるようになっています。
テントを固定するためのペグは夫に打ってもらいましたが、慣れたら私一人でも張ることができるのでは?と思ったほどでした。

2 お風呂について
夫は、誰かと一緒に行く時(夫は両親と一緒にいったこともあるそう)は、必ず温泉が施設内にある、または入浴施設が近くにあるキャンプ場を探していることを知りました。
私たちが訪れたキャンプ場には、温泉ではないもののシャワーと貸し切り風呂があったので、夫婦2人でゆっくり湯船につかることができました。

3 トイレについて
まちなかの公園にあるトイレが苦手な私にとって、キャンプの一番の難関はトイレだと思っていました。緑の中にぽつんと立つ簡易的なトイレを想像していましたが、不安なく使用できる、明るくて清潔なトイレでした。
夜一人で行くときも怖くない(笑)。

家族連れや女性キャンパーが増える中、トイレがきれいであることはキャンプ場選びの重要なポイントになりますね。

4 寝られない問題について
もともと寝つきが悪い私。キャンプという非日常空間においても、当然ながら眠ることができませんでした。ただ、これは普段の生活でもあまり変わらないので、キャンプ自体のマイナス評価にはつながりません。
むしろ、「コット」というベッドやベンチになるキャンプギアの存在にどれだけ救われたことか!
「直接テントだとさすがに背中に違和感があるだろうなぁと」気になっていましたが無問題。
高さがあることと、フラットになることでかなり快適でした。ただ、朝晩の気温がぐっと下がる季節だったので、寒さはこたえました……。防寒対策はしっかりと!

5 食事について
キャンプ中の食事は飯ごう炊飯ではなく、大きな鉄板で焼きそばでもなく、カレーやBBQでもありませんでした。テントを張る作業に時間がかかるかもしれないということで、初日の昼食はインスタントラーメン、夕食はキャベツのペペロンチーノ、翌日の朝食にはフレンチトーストを作ってくれました。おぉ、ちゃんと映える!!

てっきり薪で火をおこした焚火で調理するのかと思っていましたが、夫がカセットコンロとフライパンで調理する姿に、「こういう楽しみ方があるのか」と納得。

ぱちぱちと音をたててゆらぐ炎を見ながら夫と食事する時間はとても楽しかったです。しかも泊りだからふたりでお酒も飲める!本当にいたれりつくせりな2日間でした。

キャンプ終了!果たして結果は……
初めてのキャンプを体験した私は、今では好きなメーカーを見つけてSNSで新商品をチェックする日々です。最近ではマイ寝袋を購入しました。
そのうち、自分が好きなメーカーのキャンプギアが増えて夫を困らせるかもしれません。

そう、妻、キャンプにハマりました(笑)。

もちろん、いたれりつくせりの快適キャンプだったので、楽しかったということもありますが、写真を撮ったり満天の星を見たり、自然の美しさを五感で感じられるところが何よりの魅力だと感じました。

さいごに
接待キャンプとは、キャンプ好きな夫が妻をキャンプ好きにするためにさまざまな方法で妻をもてなすキャンプのことでした。
「キャンプは不便を楽しむものだ」とおっしゃる方もいるかと思いますが、接待キャンプの時は快適さも視野に入れて場所選びをされることをおすすめします。あとから手に入れられるリターンを考えると、ね(笑)。

実際、最近のキャンプ場は水回りが清潔に保たれているなど、女性やファミリーにとって配慮されているところが多く、初心者の私でも快適に過ごすことができました。

さらに豊かな自然の中で作る料理は楽しくて、食べたらおいしくて。次は私も何か作ってみたいなぁとSNSやnoteでキャンプ飯を予習しています。

夫の策には見事にハマりましたが、それも全力でもてなしてくれたからこそ。これまで知らなかった世界を教えてくれた夫に感謝して、ソロキャンプには笑顔で送り出し、夫婦キャンプの時はめいっぱいふたりで楽しみたいと思います。

実は先日2回目のキャンプに行ったのですが、その話はまた次の機会に。
本日も読んでくださりありがとうございました。

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