発見の喜び
為末さんのブログ「発見の喜びを持てない人」を読んだ。http://tamesue.jp/20160314
そして思い出したのが中学2年生の時に発見した、「直角三角形になる公式」である。
簡単に言うと、
⑴ ある整数 x が奇数である時(x=2n+1)
⑵ その奇数 x の二乗に1を足した偶数を2で除した数字 a(a=(xx+1)/2)
⑶ その奇数 x の二乗に1を引いた偶数を2で除した数字 b(b=(xx-1)/2)
⑷ このx, a, b を三編とする三角形は直角三角形になる
というものである。
これはもちろん既に数学者によって「過去」に発見されていたものであるが、私自身が発見したのは、中学2年生のその瞬間であった。
喜び勇んで、数学の先生に証明したことを伝えに行くと、
「それは、もう発見されている定理だね」
という一言で、私は撃沈したのである。。。
別に、「この時の先生が、『スゴイ!君は天才だ!!』と煽ててくれれば、私は立派な数学者になれた」などと言うつもりはない(思っていてもw)が、ずーっとモヤモヤした気持ちがあったのだが、今回の為末さんのブログを読んで、すごくスッキリした。
最後の段落を読んで、ホッとするとともに、自分もそうありたいし、そういう人を応援し、仲間になりたいと思った。
”自分の頭で考えて発見することは、それを知識で知っていることとは全く質が違う。私は人生の喜びは好奇心に掻き立てられ発見していくことだと思っている。見る人から見れば、田舎のオヤジがiphoneをみんなに見せて、いいかsiriてのがあってな、、と語っているようなものかもしれないが、それも微笑ましいと思っている。どうせ人生は釈迦の掌で右往左往しているようなものだ。だから、外からどう見えているか、そんなことはどうでもよくて、自分の頭が好奇心でいっぱいになることが目的なのだ。発見する喜びがない人は、愚かさを受容できない人でもある。”