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さよなら、ベビーベッド

「母」という肩書きが増えた。それは突然。
自分以外の誰かを何かを守り、支える人。

そんな立派なものに私は本当になれるのだろうか。


2022年7月に妊娠が分かり、駆け足で結婚。2023年2月に娘を無事出産。

ひたすらにめまぐるしく、気づけば2023年も12月。

そんな最中、今日娘がベビーベッドを卒業した。

実際には、掴まり立ちが上手になったのと後追いがひどいのとで、ベビーベッドで寝てくれず、ほとんど使わなくなってしまったという現実。

加えて、姉家族に新メンバーが増えるのだ。
なので、このベッドは次は姉家族の家で役目が待っている。

そんなこのベッド。実は私や姉、妹が赤ちゃんのころに使っていたというなかなかの年代物。
ところどころ傷があるものの、作りはとてもしっかりしていて、本当に三十何年の時を経たものなのかと疑うほどである。
(恐るべし母の捨てずに置いておこう精神。)

そんなベッドを自分の娘も使ってまた次へと思うと、とても感慨深い。

産まれてからたくさんこのベッドで過ごしたし、たまにはポリちゃん(猫)も乗ってきたりして。

最後に写真を撮っておこうと撮影しながら、「ああ、こうやっていくつもの卒業を積み重ねて成長していくのだなあ。」としみじみ。

「もしかして、このまままた綺麗に置いておけば、娘の子の代でも使えたりして。」と、少々大袈裟に未来を想像しつつ、ひとまずすくすく育っておくれと願う私は、いつの間にか「母」になっていくのかもしれない。

ゆっくり、ゆっくりと。



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