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MS Ignite 2019 @ Orlando 2日目(11/5) クラウド時代とは

#MSIgnite への参加2日目。
注目はAzure CTO Mark Russinovich の話。

BRK2161: Top 10 Microsoft Teams adoption best practices

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MS Teams 導入に関するベストプラクティスの共有。目線は、IT管理者とエンドユーザの二種類。それぞれ発表にあった10のベストプラクティスは以下の通り。

■ IT管理者向け
1. Plan Teams with Teams
2. Recruit Champions
3. Prioritize Business Engagement
4. Deploy the client
5. Setup smart governance
6. Setup key teams & channels
7. Promote the mobile app
8. Enable popular apps
9. Get & give feedback
10. User out resources
■エンドユーザ向け
1. Chat 1:1 and with Groups
2. Join or create key teams
3. Have meetings with video
4. User mobile app
5. Move your projects & tools
6. Use team and personal apps
7. Setup channels with tabs
8. Host live events
9. Give feedback
10. Use our resources

当たり前のことを実直にというのが素直な感想。エンドユーザの 自分たちのリソースを使う!という部分が時代の流れ。

今回、講師の人の話はとても面白く、今までで一番笑いを取っていた。その反面、しゃべるスピードが速くてヒアリングが難しい。
なぜこれらが重要となるのか、という部分はうまく聞き取れなかった。(説明がなかったかもしれないけど)
英語のヒアリング力をもっと上げたいと切実に感じたセッション。

ADM20: Addressing top management issues with users and groups

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Azureでのユーザ/グループ管理のセッション。システム部門向け。

複雑化するライセンスの割り当てや権限ロール、グループの作り方など、ユーザ管理を今後どうするべきかという具体例をデモンストレーション。

複雑化して手間が増えている現状に対する対策として
       1. テンプレートを複数パターン用意する
  2. Cloud Shell を使った一括処理や自動処理
を実際にデモしながら説明があった。また、これらに続く未来の話として、
「セルフサービス」
というキーワードも。現場部門にローカルのITチームを立ち上げてメンテできるようにしていく。そして人事系システムと連携しての自動化機能の強化を目指すとのこと。
IT人材が人手不足なのは世界共通の課題。なるべく現場部門で利用するハードルを下げるのが次のステップであり、Azure 管理者へのメッセージ!

BRK3098:  Mark Russinovich Presents
 OAM , dapr, and rudr
the Future of Cloud Native Applications 

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クラウドネイティブなアプリケーションとなればなるほど、マイクロサービス化が進み、各サービス間の連携が重要になる。そのクラウドネイティブアプリケーションを作る基盤として、OAMとdapr のデモンストレーション。

OAM (Open Application Model)
dapr (Distributed Application Runtime)

デモを通じていろいろなサービスにつながる世界観やその連携を支えるツールも進化していることは理解できた。でも途中から細かい話となって、一部ついていけないところもあり、内容をすべて把握できなかった。
一から作るのは良いけど、今のレガシーシステムをどうクラウドネイティブなアプリケーションへ移行して行くべきなのか、は疑問として残ったまま。

OPS50: Preparing for growth:
Capacity planning and scaling

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SRE的な運用系セッションの一つ。この回はシステム成長が既存キャパシティでは追い付かなくなった場合にどういうツールを使ってどう対応するべきかのセッション。
モニタリングして予兆検知しスケールアップ等で対応するという簡単な話ではない。いかにコストとのバランスをとるか、そのためには見積もりが重要、というのがこのセッションのメッセージ。クラウドは、そのほとんどが従量課金。トラフィックがいつどれだけ流れるかを事前に予測することが見積もりとなる。

コストが抑えられる=下手分だけそのまま利益 と考えると

IT部門がコストセンターではなく、利益を生み出す部門へとトランスフォーメーションできる。そのためにもこういったSRE組織への転換が必要。

クラウド時代の運用とはどうあるべきか?には唯一の正解はない。
だからこそ試行錯誤しながらクイックに対応し、成長する組織を作ることを目指したい。

ちなみに、このセッションは空席が目立ったのが残念。
アメリカもまだまだSREまで手が出ないということなのかも。

まとめ

この日はデモンストレーション含めて、Howの部分が多めで、もっとWhyが知りたいと感じた。
セッション終了後に、質問できればいいのだろうけど。。。英語力UPの課題を突き付けられた二日目でした。

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