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Factorio Space Exploration アルコスフィアの解法について

0.はじめに

(未プレイ・深宇宙研究未到達プレイヤーの方へ)
この記事ではFactorio Space Exploration (以下SE )における最もユニークで最も面白く最もあなたを悩ませるであろう生産課題「アルコスフィア」の話題を扱います。あなたが広大な宇宙をすみずみまで探索し、新しい発見を喜ぶ機会を台無しにしてしまいますので、どうかこの記事は見なかったことにして下さい。もしSEクリア後に思い出す事があれば、その時に訪問していただけると幸いです。

(課題クリア済プレイヤーの方へ)
つい先ほどアルコスフィアへ自分なりの結論を出した喜びと、その後知った先達の解法のユニークさに対する感動によってこの記事を書きました。私はゲームをクリアした後に他の人の感想を読んで回るのが大好きな人間なので、それならば自分でも書きとめておこうと思い立ち筆をとった次第です。ちなみにプレイしているのはSE(0.6)です。

以下ネタバレ回避のため改行が続きます













1.結論

※前提としてアルコスフィアを2つの群(A群:λξεφ、B群:ζΘγω)に分けて話します

結論:アルコスフィアをA群とB群で別々にバランスさせたらめっちゃ楽になりました


2.アルコスフィアのルールを確認


   i)アルコスフィアフォールディングは8種類あり、どのレシピもA群とB群のスフィアを1つずつ変換する
  ii)アルコスフィアの反転はA群とB群の間でスフィアの数を移動させる
 iii)アルコスフィアを必要とする各種レシピはスフィアの種類を変えつつ A群とB群の間でスフィア数を移動させる

3. アルコスフィアのココに躓いていた

 アルコスフィア問題に取り組んだ当初はスフィアの種類・数量管理に目が眩んで、スフィアを循環させるために必要なフォールディングの種類とステップ数についてああでもないこうでもないと悩んでいました。しかしながら、振り返って考えてみるとアルコスフィアフォールディングだけで解決できるはずがないのです。なにせスフィアの種類だけでなくAB間の数量バランスも変わっているのですから。前項 ii)の通り、AB間の数量バランスを変更できるのは反転操作だけなのです。

4. やるべき事が見えてきた

 光明が見えてきました。まず下準備としてA群・B群で個別にスフィアをバランスさせます。その後に反転操作でABの数量差を均せば8種のスフィアがバランスしそうです。

 ここで新たな問題が出てきます。仮にA群を均した場合、そのしわ寄せはB群の不均衡という形で表出するのです。A群2種がA群2種に代わってくれれば話が早いのですが、フォールディングは全部A群B群1種ずつの変換なんですよねぇ~

5. 無いものは作ればOK

 ところでフォールディングの組み合わせの中には、フォールディング2種でスフィアが1つ循環するレシピと4種で1つ循環するレシピがありますよね?あれが答えでした。

 フォールディングを単独で扱うのではなく、複数組み合わせたものを1つの操作として捉えると、必要としていたピースが出来上がりました。

 ここまで来たらあとは簡単。1つの群に4種のスフィアがあったとして、任意の2種を残りの2種に変換する組み合わせは6種類。6種類の変換工程を用意して条件分岐で各ラインにスフィアを流せば、あとは待つだけでスフィアがバランスします。やったね!

6. せっかくなのでうちの工場を見てやってください


 というわけでつい数時間前に完成した工場が上の画像になります。
この工程はざっくり3つに分かれます。
 1.スフィア分別
 2.AB個別バランサー ( 左エリア:A群、右エリア:B群 )
 3.AB間数量調整 ( 中央エリア )
 現在は総アルコスフィア数48個(循環させているもの含む)で運転しており、最大でλξζΘεφγωを3セット同時に外部出力することができます。
※ちなみに緑のランプは重力測定施設の受入準備OKを示すランプです。スフィアの滞留数を抑える目的で、全ての重力測定施設に入出力管理回路を備えています。

7. まとめ

 そんなこんなで私の宇宙探検は冒頭の通り「アルコスフィアをA群とB群で別々にバランスさせたらめっちゃ楽」という結論へと辿りつきました。

 アルコスフィア変換表とにらめっこする日々から解放された反動で、今は他所様のアルコバランサーを拝見するのが楽しくて仕方がありません。この記事を読んで楽しんで頂けましたら、皆さんの宇宙工場も是非拝見させて下さい。

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