旅四国編!60カ所目は香川県小豆島町!

旅四国編!60カ所目は香川県小豆島町!

2020年1月8日〜11日まで滞在してました。
小豆島町は小豆島で2町ある内のひとつで、島の東側に位置する。主な特産品には言わずとしたオリーブをはじめ、醤油や佃煮、そうめんなどがある。また、日本遺産にも登録されている「天狗岩丁場跡」などがあり、採石の土地としても有名である。そして、今年度は「瀬戸内国際芸術祭」が開かれたりして、アートの島としても賑わいのある地域だ。

そんな中、私はNPO法人Totie(トティエ)の大塚さんとお話をさせていただいた。

この団体は、人口減少や島内の移住者増加などの背景から、2016年度に地域の課題解決を目的に設立された。主には移住促進活動や空き家活用を行なっている。また、移住体験施設運営や雇用対策事業なども行なっている。

また、現在はそのようなことだけではなく、地元の高校との連携して活動も行なっているのだ。プロジェクトとしては、島内のUターン者や企業の人にインタビューをして、その人や島の魅力を発信し知ってもらうためのWeb作りや冊子作りをしている。この活動は島外への発信のように思えたのだが、実際は外向けの意識はなく、地元の人に島の良さを知ってもらおうと思ってやっていることだという。
そして、今後はもっと実績が出てきたら地元の小中学校でもやりたいと考えているのだそう。

大塚さんはそれについてこう言っていた。
「島の子どもが帰ってきたい島づくりをしていきたい。なので、子どもたちの教育が必要となる。この島に戻ってこれるスキルをつけさせてあげたいし、働き方が変わる中での意識改革を進めていきたいと思っているよ。」
と言っていた。

また、
「このようなプロジェクトをやる前は教育について関心はあまりなかったが、活動するうちに教育と関わる事が地域の活性化につながることがわかった」
と言っていた。

地域をより良くしていくために、「教育」という部分から変化を起こしていこうと考えている。そして、「教育」のみではなく、地域をより良くしていくために地元の人の意識の変化を起こすことも大切だと考えているのだ。この「教育」と「人の意識改革」がどう地域を変えていくのだろうか。

また、私は大塚さんは2012年に東京から引っ越してきている。なので、ここでの暮らしについてもお聞きした。

私は、
「ここに引っ越してきて良かったこと、また大変だと思ったことはなんですか?」
とお聞きした。

大塚さんは、
「ここに来て自然環境はやっぱりいいと思った。海や山にすぐに行けるし、これはメリットかな。あと、東京だと通勤が2時間だったが今は10分。自分の時間があるというのも含めて良かったかな。
 逆に大変だったことはないかな。生活に困らないし。」
と言っていた。

住む場所や働く場所を変えることによって、今までなかった「新たな時間」が生まれたのだ。身の回りから飲食店や娯楽施設が減ったとしても、生きる上でとても大切な「時間」が生まれたのは本当に素晴らしい事だと感じた。


私は最後に
「小豆島町の魅力はなんですか?」
とお聞きした。

大塚さんは、
「なんでもそこそこに良いことかな。アクセスは良いし自然環境も良い。ネットもあって通販もすぐに届くし、町にお店もあるしね。
 あとは文化や産業が生きづいていることかな。これは島の財産としてとても大きいと思う。」
と言っていた。

島としてはアクセスはとても良いと思うし、この島の自然も素晴らしいと思う。
でも、私と話をしている時は特に産業について詳しく話してくださった。大塚さんはそれだけこの島、町の産業にとても魅力を感じられているのだろう。
冒頭にも紹介したが、小豆島町には醤油をはじめとした多くの産業が残る。今でも残るものの歴史を知る事で、その地域の暮らしの変化をも知ることができるのかもしれない。


地域の暮らしを知るには、その地域の歴史を知る事が大切であると教えていただいた。これからもその地域の文化や産業、人の歴史までも考えながら地域を知っていこうと思う。