旅中部編②!39カ所目は愛知県豊根村!

旅中部編②!39カ所目は愛知県豊根村!

9月12日〜14日まで滞在していました。
ここは愛知県と長野県の県境にある村で、標高は高く山々に囲まれた地域で、川沿いに集落がある地域だ。村内には元日本一小さい村と言われている富山地区がある。その地域までは山1つ超えないといけない。そんな場所がある山奥の地域だ。
このようなところにも魅力的な生活がある。ハチを捕って食べる文化があり、実際にオオスズメバチを捕まえ、調理していただいた。味は超美味だった。また、ここではチョウザメの養殖行われている。そんな地域だ。


そんな中、私は同い年で地域おこし協力隊として活動されている小早川さんにお会いしお話しさせていただいた。

私は、
「この村に来るまでの経緯を教えていただけますか?」
とお聞きした。

小早川さんは
「元々名古屋出身で、大学は東京の大学に通っている。大学3年の時に就活をしていたりしたが、4年の歳になったら1年休学してマラソンなどのやりたいことをやろうと思ってたりもしていたんだ。
いろいろネットで調べていたら、協力隊というものを見つけ、ニセコでの募集を見つけた。最初は行ったことのない県に行こうと思っていて、新潟県妙高市は陸上の聖地なので、ここに住んでやっていこうかなと思ったりもした。

それで協力隊のイベントに行ってみたら愛知県庁のおばちゃんと会って、この村のチョウザメ養殖の紹介をしてくれて。そのポスターを見てみたら面白そうだと思ったので話を聞いてみた。自分はマラソンが好きで高地トレーニングもできるし、出身地の名古屋にも近いし良いなと思って。
物事はなるべく早いうちにやろうと思った。

この村を見に来る前は秘境だと思っていたけど、実際来てみるとそんなに田舎じゃないなと思ってさ。
それに豊根村の人は農業やアマゴ養殖などいろいろなことをやっていたりもする。
そういうのを見て来ることにしたんだ。」
と言っていた。

私は、
「ここでの活動はどのようなことをしているのですか?」
とお聞きした。

小早川さんは、
「チョウザメ養殖のポスターを見てやってみようと思って来たが、正直チョウザメの養殖以外もやると思っていた。でも、水槽とかも自分で作らなくてはいけなかったりして、自分でやらなくてはいけないことが多くあった。主な活動としてはこれ。
だけど、自分で野菜とかは育てられそうだなと思って、村民の方の畑を借りて野菜を育てたりしている。
他にも小さい水槽で川魚の養殖をしたりしているよ。
これからは作っていっても価値を生み出さなくてはいけない。豊根村でしかできないことをやっていかなくてはね。」
と言っていた。

このようにチョウザメ養殖だけではなくて、生活の中で自分ができること、やってみようと思うことをしていて、その先も見据えながらこの村でしかできないことをしていこうと考えているのだ。

実は、小早川さんは現役の大学4年生で学校に通いながら協力隊としても活動している。こんなにアクティブに動いている中で、これかどう生活していくか、どう仕事をしていくかを真剣に考えている。
話を聞くと高い志を持っていることもわかった。
また彼は考えているだけではなく、実際に今行動を起こしているのだ。

ただただ、すごいと思った。

愛知県の山奥の村であっても若い人、しかも私と同学年の人が活動している地域があるのだ。
そして、それを支えよう、応援してあげようという人がいる。環境がある。

このように、
自然や文化だけではなく、「人」としての魅力がここにはある。
そんな村であると強く感じた。