旅中部編②!36カ所目は山梨県北杜市!

旅中部編②!36カ所目は山梨県北杜市!

9月1日〜4日まで滞在していました。
北杜市は山梨県の北部に位置し、周囲を八ヶ岳や北岳といった高山に囲まれている地域だ。ユネスコエコパークにも登録されている。南アルプスから清らかな水が流れてきたりしてとても自然豊かなところ。小淵沢や清里と言った観光地としても有名な場所だ。


私は、市内の小淵沢地域と長坂地域を歩いて巡った。
小淵沢地域は道の駅やホテル、美術館や乗馬のできる場所がある。観光地で賑わっているという感じだ。だが、一歩足を踏み入れると松林が広がり、別荘のような建物が多くある。賑わいの中にも静かで落ち着いている環境もあるのだ。ここにいるだけで心が落ち着くような地域だった。

一方、長坂地域は地域住民の生活がみれる地域。地域内には商店街や住宅街、学校、スーパーなどがあり、少し離れると田畑が広がっている。そこから見える八ヶ岳はとても美しく目に映った。小淵沢のような地域とはまた違う雰囲気のある地域だった。


私はこのように様々な地域に市街地が形成され、その地域ごとにみえる風景が違うというのはとても魅力的だと感じた。小淵沢のような静かで落ち着いた観光地、商店街や田畑が広がる地域住民の生活が見える地域、また清里のような標高が高く高原があるような地域。同じ市内にもいろいろな顔を持つ地域がいくつもあるというのは面白いなと思ったからだ。

このように、ここは市内の各地域に市街地が形成されていて、他の町のように一部集中の市街地の形成がないのだ。
小淵沢や長坂、清里、日野春など地域全体に広がっている。
これは合併した当時に都市計画が導入されなかったためだそう。

だが、実際はこれが若干課題にもなっているようだ。
若者というのは大きな商業施設があるような市街地を求めることが多くあるからだ。
昔、自分がそうだったように。
なので、この地域に住む若者の多くは隣接している韮崎駅周辺に行く人が多いのだそう。

市内に観光地が多くあっても、ここに住む人たちにとってはそれがあることが当たり前になってしまっているためであろう。

また、長坂地域には駅が1つあり、その前の道が商店街になっている。
実際そこを歩いてみると、開いているお店はあるが、閉まっているお店もいくつかある。
商店街近くのスーパーも閉まっており、そこから3キロほど歩くかないとスーパーが無い。
地元の人に話を聞くと、昔はここも賑やかだったという。
今はコンビニがあるので買い物としては困らないかもしれないが、商店街として、町としての賑やかさは無くなってきているのかもしれなない。

私の目で見て感じたことだけなので、本当にそうなのかどうかはわからないが、現実的にこのような観光地が多くある地域でも、商店街の衰退なども起きているのだ。
今後どのように変化していくのだろう。

地域を歩いて巡ってみると、学校や住宅街があり、田畑も多くある地域だとわかった。
観光地であっても、その周りには地域住民の生活がある。
逆に言えば、地域住民の生活があるからこそ生まれた観光地なのかもしれない。

各地域でそこならではの地域性を生かし、そこで生活する人たちの暮らしをも維持していきながら地域をより良くしていくことが、これからの地域の生活や観光地としての魅力化につながるのかもしれないと思った。