沙汰:会昌五年

沙汰(さた)は石沙をゆりて其中で金を「よりわける」ことなり、故に公儀より僧尼の善悪を吟味し、悪しき者を還俗(げんぞく)させるを沙汰と云ふ。会昌(かいしょう)五年には善悪に拘(かか)わらず、僧数を定め、其数ほど残し、其余は皆還俗させたるなり、岩頭(がんとう。ぜんかつのこと)なども其数に入りたるなり。(国訳禅宗叢書 第六巻「希叟和尚五家正宗賛」三二頁)

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