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FX戦略検討~VPS設定その2

たけパパです。
前回の記事でVPSを設定してデモ口座でお試し運用を始めました。良い感じに動かせているので、今回は細かい設定と、本番口座で運用を始めてみた話です。


記事の記載内容には十分注意しておりますが、誤記や認識間違い等あるかもしれませんのでご容赦ください。また、投資助言や勧誘にあたるものではありません。本記事の内容に基づいた投資結果については、一切の責任は負わないものとします。投資は自己の判断のもと、自己責任でお願い致します。


VPS再起動時の設定

まずやったのは、VPSが再起動した時の設定です。VPSは基本24時間稼働させることができますが、サーバ側のメンテナンスなどで一時的にシャットダウンされることがあります。また、Windowsのソフトウェアアップデートで自動的にWindowsが再起動してしまうこともあります。不用意にMT4が終了して、再起動時にまた立ち上がらないと、エントリー機会を逃したり、もっと悪いことに損切タイミングを逃して損失が膨らんでしまったりするかもしれません。なので真っ先に、再起動時に関わる設定をしました。

Windowsアップデートの設定

まず、Windowsのソフトウェアアップデートが勝手に走らないようにする設定です。調べてみると色々な方法が紹介されていますが、ソフトウェアアップデートを止めてしまう方法と、アップデートの曜日を指定する方法がありました。アップデートを止めて手動で実施しても良いのですが、土日に自動で実行された方が楽なので、こちらのサイト様などを参考に設定をしました。

上のサイト様に自動ログオンとMT4の自動再起動の方法もまとまっているので、そちらを参照頂ければこの記事は不要ですね(笑)
ローカルグループポリシーエディタなるものを立ち上げるまでが少しハードルが高いですが、設定自体はそれほど難しくありません。シン・クラウドのサーバのメンテナンスは土曜日に行われることが多そうだったので、Windowsアップデートは日曜日の10:00から行われるように設定してみました。重要なセキュリティアップデートは即時適用したほうがもちろん良いのですが、週末に適用できればまぁ良いでしょう。

自動ログオンの設定

再起動したあと、デフォルトだとWindowsには自動でログオンされません。自動ログオンの方法も上のサイト様に記載がありますが、シン・クラウドの場合は公式で設定方法がありましたので、そちらに従って設定してみました。

VPS管理用のVPSパネルにログインして、ログオン設定をONにするだけです。簡単ですね。

MT4自動再起動の設定

MT4の再起動も、上記のサイト様にあるようにスタートアップフォルダにショートカットを置くだけです。
ただ、これだと再起動時にEAも自動で動くのか?特に今回のように、複数のチャートに対してEAを動かしている時にきちんと再起動するのか?という点が気がかりでしたが、杞憂でした。MT4は再起動時に前回終了時のチャート、EAの設定が保持されるようで、きちんとチャートもすべて表示されますし、EAも、自動売買ONの設定もそのままです。

再起動後のMT4

EAもきちんとすべてイニシャライズされていますし、自動売買のニコニコマークもちゃんとついていますね。時間足が、H1のつもりがH4に一部なっていますが、これは前から私が間違えて設定していただけの気もします。

EAの種類によっては単純にMT4を落として再起動すると何かポジションに問題が生じるケースもあるかもしれませんが、自分で作るEAであればそのあたりのポジションチェックなども問題が生じないコードにすれば良さそうです。

ということで、一通りの再起動時の設定ができました。あとは再起動時に問題が生じていないか、定期的にチェックしていきましょう。

これまでのエラーなど&本番口座

これまでのエラー

デモ口座で、作成中のストラテジーを10日あまり動かしてみたところ、いくつかEAのエラーが発生していました。

order #xxxx closing at xxxx failed [Trade context is busy]

1つは、エラーコード146で、トレードコンテキストがビジーというエラーです。トレードコンテキストとはなんぞやですが、複数のEAの注文がバッティングした際に生じるエラーのようです。

上記のサイトの解説が詳しく、コードも参考になりそうです。
ひとまずエラーチェックするコードを入れましたが、上記を参考に修正を加えていこうと思います。

注文が発注できませんでした。 Error:132
order xxxx opening failed [Market is closed]

市場オープン直後の7時に発注を試みて、Market is closedで発注できないエラーも発生していました。発注は1回だけで、実行できない時にリトライするコードになっていないので、ここも修正が必要そうです。

array out of range in 'test01.mq4' (154,35)

また、配列のout of rangeのエラーも出ており、何かと思ったら1本前のチャート価格データを取得できずに生じたエラーでした。16:36分に一瞬回線が不通になり(その後自動で再接続)、16:37にエラーが発生したので、1本前のチャート価格データが回線不通で読み取れなくなり、発生したエラーのようです。VPSの問題か、あるいは証券会社のサーバ側の問題かもしれません。
なかなかこれの対処は難しいですね。ただ、回線の瞬断が注文のタイミングに重なることは少なそうなので、重要度は低そうです。

これからもコードのエラーなどあれば都度フィードバックして修正していこうと思います。

本番口座にトライ

デモ口座で作成中のストラテジーを10日あまり動かしてみたところ、確定利益と含み損の差し引きで4000円程度の利益になりました。0.01ロット(1000通貨)の結果なので、0.1ロット(1万通貨)にすれば4万円の利益です。10日の結果で一喜一憂するなどシステムトレーダーとしてはあるまじきですが(笑)、幸先の良いスタートだったので本番口座も作って動かしてみることにしました。
本番口座としては以前調べた証券口座が候補に挙がりますが、使いやすそうなOANDA証券にしてみました。

OANDA証券のMT4をインストールし、28通貨のチャートを表示してみます。1000通貨からの取引でテストを行うため、スプレッドが広めですが東京サーバのスタンダードプランにしています。(2024.2.13修正。東京サーバは10000通貨からでした。1000通貨単位が可能なのはNYサーバです。間違って稼働させてました…)

OANDA証券、28チャート表示の図

デューカスコピーのMT4も走らせたままなので酷な状況ですが、2コア、メモリ2GBのVPSでなんとか動かせています。ここにブラウザを立ち上げたりするとさすがにもっさりしますが、MT4だけ立ち上げて置いておく分には問題なさそうです。

メモリもCPUもMT4の使用量は多くない

取引時間の対応が必要?

OANDA証券の口座を開設したところですが、2/12から6:59~7:05の間がメンテナンスで取引できなくなるとの連絡がありました。特に開始時間を狙ったストラテジーではないので影響は少なそうですが、何らかの対応が必要になるかもしれないですね。また、バックテストをする際にも念のためこの時間を外すようにコードを書いておく必要があるかもしれません。

まとめ

VPS再起動時の設定を行い、OANDA証券の本番口座も開設して少額で運用を始めてみました。
開発中のストラテジーを稼働して、動作を見ていくことでエラーなども洗い出せそうです。引き続き実運用上でのデバッグを進めつつ、ストラテジーの改良を進めて行きたいと思います。

今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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