LIVE A LIVE(ライブアライブ)リメイクの感想【ネタバレあり】

クリアしたので書き残しておこう。
ネタバレありなのでぜひプレイしてから読んでね。


オリジナルのSFC版にすごく思い入れがあったので、リメイク発表時にすごくテンション上がったし期待してたんだけども、その分不安もあって。
ほら、FFとか聖剣伝説とかスクエニのリメイクに少なからず残念な思いもあったし…
(もちろん良いところもあったけどね)

でもこのLALリメイクは大満足でした!
良いところイマイチだったところをバラバラと…

・功夫編がやっぱり一番好き。ユンを選んであげたい気持ちもあるけどやっぱレイなのよねー
サモは…うん。好きだけどね。

・今回ボイス入って一番震えたのは、お師匠さんとレイのダブル「旋牙連山拳!!」ですよ。
からのMEGALOMANIA。
キャラの演技(声だけじゃなくて動きや間とかも)といい、音楽の使い方といい、時田さんやっぱり演出の解像度がほんとに高いんだよなあ…最高です!

・原始編もほんとに好き。特にざきが好き。敵だったキャラが土壇場で味方になるベジータ的アツさ。敵が味方になるということは、心変わりするわけで、それにはそれだけの理由が必要なんですよね。見てて納得できる理由が。それがもうめちゃくちゃ丁寧に描かれてる訳ですよ!しかもセリフゼロで!どうですかこの時田さんの演出力!!感服。
ほんとにざきが一番丁寧に描かれてるんだよねー…すごいわー

(2022/8/25追記)
・SF編のこと書くの忘れてたので追記!
SF編の最高ポイントは2つ。ダース伍長とラストバトルの流れですね。

ダース伍長はね、ベヒーモスと対決する時に「なめるなよ…人間は人殺しの道具ばかり作ってるわけじゃないんだぞ…!!」うおおおおお(銃乱射)のシーンが最高ですね…震える。
Twitterでも書いたけど、ゲーム作ってる時田さんだからこそこのセリフが書けるし、説得力があるんですよね…シンプルなんだけど一番好きなセリフのひとつ。

あと、レクリエーションルームのゲーム機(キャプテンスクウェア)から宇宙船のメインAIに侵入してのラストバトル…
ゲームがバグってブラックアウト、からの「KILL YOU…」そしてメガロマニアはカッコよすぎるって!
サガフロ(T260編)の「NO FUTURE」の元ネタだと勝手に思っている。
(以上、追記終わり)

・楽曲のリメイクはとっても良かったですねーすごい力入ってる!!
ただ功夫編の「鳥児在天空飛翔〜」(悠久の中国4000年の歴史〜みたいな曲)とSF編の「Unseen Syndrome」(不穏な時に流れる曲)だけはちょっと不満かな…
大事なところ外してる気がするんだよなー
功夫編の方は素晴らしいオーケストラアレンジなんだけど「決意」みたいな感じが薄くなってる気がしたし、SF編の方は「切迫感」を感じさせる力強さがなくなってたのが残念
あとはもう大拍手です!

・フルボイスは「間」が気になるなあ、演技的な意味で、と思いました。
最初オートでセリフ送りにしてたんだけど、間が気になりすぎて途中から自分でボタン押すようにしたらめっちゃ良くなった。
しかし、自分でオペレートして自分で鑑賞する謎の状況…少しモヤる。

・アイテムが入った壺とかがキラキラ光ってるのちょっと嫌だったなあ…もともとめっちゃアイテム落ちてるゲームで、コレも拾えるんかい!みたいなのが楽しかった思い出があるので。中世編の壁に飾ってある剣とかね。

・中世編は改めてえげつないなと思いつつ、細かいところ結構大味なんですよね。
オルステッドくんの気持ちはわかるよ…そら魔王なるわと思うけども、そこまでの流れが結構力技なのね。
登場人物や話の展開がどこまでもオルステッドをダークサイドに落とすために機能する装置と化しているので…
まあ、それも味なのである!!と思えるから良いんだけど。

・最終編はオマケですね!コレはSFC版の時からそうだと思ってる派の人です。
最終編で「なんか尻すぼみじゃね?」とガッカリしたみなさんもおられるかと存じますが、あくまでもボーナスステージ(だと俺は思っている!)なので「わー!またみんなに会えた〜」とか「やり込むぞ〜!」とかの感じで楽しむのが良いと思われます。


なんか書き切れる気がしないので、この辺でやめておきます。
各編の細かい話とかしだしたらちょっとキリがないですね。

リメイクやって思ったのは「やっぱり最高だな、でも結構荒いところも多かったんだな、結局そこも含めて大好きな作品だな」ということでした。
決してキレイにまとまった作品じゃないけど、随所に作者のただならぬこだわりを感じてそこに震える、そんな感じ。

プレイできて良かったです!
ありがとうございました。

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