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【韓国で激震】n番部屋事件

最近ツイッターを見ていると『n番部屋事件』というワードを度々見かけるようになった。調べてみると読んでいるだけでも気分が悪くなるようなただの性犯罪では済まされない極悪な犯罪であることがわかった。
日本をはじめ世界中の各国では性犯罪が今でも行われている。勿論、性犯罪がこの世界から無くなることを祈っている。しかし、この『n番部屋事件』ではデジタル社会ならではの今までとは少し違う事件であるとわかった。
以下、調べてみたことをまとめてみたので是非皆さんにもこの事件について知ってもらいたい。

概要

n番の部屋の事件は、テレグラムなどのメッセンジャーアプリを利用して行われている大規模なデジタル性犯罪、性搾取事件だ。被害者は中学生など未成年者が大勢含まれている。加害者の規模は、少なくとも「博士の部屋」「お誘い部屋」の会員1万人、博士の部屋有料会員3万人から数万人で、最大30万人と推定される。被害者の数は、「博士の部屋」の場合は確認されているだけで少なくとも74人、その中で児童青少年など未成年が16人であり、数千から数万に達するという説もある。

首謀者らは、テレグラムなどのメッセンジャーアプリの極秘チャットルームで、女性を脅迫して撮影させた画像などを共有し、のべ26万ユーザーが有料で画像を閲覧していた。

このチャットルームは複数存在しており、それぞれ「1番の部屋」「2番の部屋」「3番の部屋」…「8番の部屋」と1〜8番の部屋があり、このように呼ばれていたことから、「n番の部屋」事件という名称がついた。

被害内容

被害内容はというと、裸の写真を撮影させられた他にも、トイレの排水口を舐めさせられたり、裸で逆立ちをしたりする映像を撮影させられるということもあったそうだ。
また、犬の真似をさせられる子供や、男性用の公衆トイレで裸で床に寝転がる子供の映像が共有されることもあったり、中学生ほどの少女が、宿泊施設と思われる部屋で男性から強姦される映像が共有されることもあったという。
さらには、身体に「奴隷」という文字を掘られたり、窒の中に虫の幼虫やハサミを突っ込まれたりすることもあったという。

博士の部屋

2019年、「博士」というニックネームが運営した「博士の部屋」という部屋が生まれた。現在この「博士の部屋」が最も有名だが、それは性搾取物をテレグラムチャットルームを介して流通しパスワード貨幣決済のみチャットルームに入ることができる専門的なモデルを作ったからである。 2019年7月に登場した「博士」は、女性を脅迫して個人情報を把握しサディスティックな写真や映像を撮ってあげるようにした。
そして、報道が始まると、「博士」は、記者の個人情報を把握して流布したのだ。

報道と捜査経過

2019年1月にソウル新聞がテレグラム秘密の部屋で子供ポルノが共有されているという事実を潜入取材を通じて知ったが、この時までは事件の実体が適切に明らかになったのはなかった。同様に、19年4月時事ジャーナル(週刊誌)はテレグラムが不法撮影物共有用犯罪プラットフォームとして活用されているという事実を報告している。8月12日報道機関の中で初めて電子新聞で、n番の部屋の事件について報道する。

n番の部屋の事件を最初に報告したのは、匿名の大学生2人で構成された「追跡団花火」であり、2019年9月、これらの第1回の探査‧深層‧ルポ取材水公募賞と報道、資料提供後の警察が捜査に着手したとみられている。同年11月にハンギョレ紙が企画報道を上げ世間にn番の部屋事件が分かった。

2020年1月17日、SBS気になる話Yでテレグラム性搾取事件を扱ったが、放送直後n番の部屋のオペレータであった「ガッ(仮称)」が直接連絡してきて衝撃を受けた被害者がツイートを掲載した。

2020年2月に66人のn番部屋事件の同調者が検挙された。3月17日「博士」と推定されている被疑者と一味14人が検挙された。最初は否定したが、本人が「博士」であることを認めており、共犯者の中には、区役所や役場に勤務する社会服務要員もあり、これらの被害者の個人情報を知っている私の流出させたことが分かった。警察庁によると、3月20日の時点でN番の部屋の中で7番の部屋と、博士の部屋を含めてテレグラム内で児童性搾取水を制作・配布・所持した被疑者124人を検挙して18人を拘束しn番の部屋の創設者「ガッ」の追跡も続いている。

3月20日、初めて地上波放送3社の夕方のニュースで事件が一斉に報道された。犯人検挙までの主要な放送局のニュースでn番部屋事件はわずか4件が報道された。続いて3月23日SBSで初容疑者賞を公開した。メディアで単独公開したもので、警察による公式身上公開処分は警察庁の身元公開審議委員会の決定に基づいて24日公開するかどうかが決まる。

ムン・ジェイン大統領も3月23日n番の部屋の事件の徹底的な捜査を指示し、博士の部屋オペレータだけでなく、n番の部屋のメンバー全員の調査が必要だと強調した。

思ったこと

私はこの一連の事件を裁ける法がないという記事を見た。撮影に関しては撮影罪、流布に関しては流布罪などそれぞれの罪ごとにしか裁くことができず、その罪だとそれほど重くない刑罰にしかならないというのだ。
でも、私はこのような事件をはじめレイプなど性犯罪は、人の心を殺す立派な殺人事件だと思う。また、被害者も被害に遭って以降、殺されることよりももっと辛い苦痛を感じながら生きていくことになると思う。
博士はもちろん、n番部屋の会員が適切な処罰が下ることを切に願っている。それと同時に被害者全員のケアをしっかりとしてあげて欲しいと思う。

また、この事件は日本でも起こりうる事件だと思う。最近ツイッターを見ているとツイッターで知りあってどこかへ遊びに行く人がよく見られる。2019年には写真に映った瞳から場所を特定し、ストーカーを行った事件があったように、自分が気付かぬうちに個人情報をネット上にあげてる場合もあり、それがどのように悪用されるかもわからない。
そういう事件が起こらないように法律や組織を作って貰いたいものだが、自分からも大いに注意し、事件に巻き込まれないよう防ぐことも大事だと思う。