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G2 毎日王冠・京都大賞典:最終見解(G3サウジアラビアRC最終見解もおまけ)

皆さんこんにちは。
バークレーでございます。今回は中間考察を書くことができず申し訳ありませんでした。仕事の関係でどうしても書けませんでした…。Ⅹでもポストしましたが、私の予想は中間考察があってのものです。それと同じ程度のデータは集めているのですが、皆様にお届けできなかった以上記事のお金をとるわけにはいきません。今回は完全無料でお届けしたいと思います。あくまでも参考程度に考えていただければと思います。よろしくお願いいたします。では早速簡単ではありますが最終見解を述べていきたいと思います!


G2 毎日王冠:最終見解

G2 毎日王冠:東京芝1800m左回り
◎ ⑩ソングライン
○ ⑧ジャスティンカフェ
▲ ①シュネルマイスター
△ ⑪フェーングロッテン
★ ⑦ウインカーネリアン

買い目(私のです)勝負度C
➊馬連…◎→○▲(2点)
➋ワイド…◎→△★(2点)
➌3連複…◎→○▲→○▲△★④(7点)
今回の印はこのようにいたしました。
今回、ソングライン・シュネルマイスター・ジャスティンカフェの3強がいずれも飛ぶということは考えにくいと思っています。ソングラインを本命にしたのはもちろん指数で圧倒的な数値を出したからに他なりません。一応中間考察を今回は書いていませんので参考までに総合指数だけ載せておきたいと思います。
バークレー指数総合順位
1位 ソングライン(20.359)
2位 ジャスティンカフェ(17.971)
3位 シュネルマイスター(15.604)

総合指数トップ3はそのままの印となりました。もちろんそれだけではないのですが今回は指数を重く見ています。さて、続いて金曜日に発表された枠順から簡単ではありますが展開予想をしていきたいと思います。

2023年毎日王冠:枠順

最近毎日王冠の出走数が多くないのがこのレースを堅くする要素となっているような気がしますね。私が逃げ馬として想定したのはウインカーネリアンです。マイラーの逃げ馬ということもありますので、さすがにこの馬がハナを切るでしょう。内側にバビットという逃げ馬も入りましたが、こちらはハナはある程度の速さではあるものの、テンの速さはウインカーネリアンほどではなく、道中確実に緩めたいタイプの逃げ馬となっています。スタート直後はハナを主張する可能性もありますが、内田博騎手が極端なラップを刻まない限りは番手に収まるのではないかと考えています。もしも仮にバビットが強烈なラップを刻んで前に出るようなことがあった場合は、ウインカーネリアンが番手ということもあるのかもしれません。バビット自体はそこまで長距離適性が高くないとは言え、2200m以上の重賞に複数出走したことがある馬です。体力的には2000m以上でも持つと思いますので積極策もあり得るかと。しかし、私は基本的には長距離適性がある馬が距離短縮で出走してきた際、たとえば20000mで逃げてきた馬が1800mに出走して逃げる場合に、1800mレースのペースで逃げても持つとは思っていません。ペースが速くなればそれだけ体力の消耗は激しくなります。例えばフルマラソンを何度も走っている人が5㌔でいつもよりも速いペースを維持して持つかというと私は持たないと思うのです。したがってバビットが前に行くことはないのではないかと現状では考えています。

ではマイラーの逃げ馬であるウインカーネリアンがマイルと同じようなペースで逃げるかというとそうでもありません。マイルであれば前3ハロン34秒台半ばで走ってしまうような逃げ馬ではありますが、このペースで逃げてしまってはウインカーネリアンであっても持ちません。少なくとも35秒台をちょっと切るくらいのペースで逃げて、直線に入って差をつけた状態で逃げ切ることを狙ってくるでしょう。そういう狙いからするとウインカーネリアンの馬番は少し痛かったと思います。内側にいるウインカーネリアンの逃げを邪魔してくるテン速さの持ち主は、正直バビットくらいしかいないのですんなりハナに立てるのかもしれません。しかし、バビットがテンの速さ先頭に立つタイプの逃げ馬ではないというのが何とも気になるところです。折り合いの関係もあるのでしょうか、確実にスタートから二の脚を使って前に出てくるタイプであるということです。実はこちらの方がやっかいです。ウインカーネリアンが先頭に立つまでに時間を要する可能性があるからです。できればウインカーネリアンは2ハロン目の半ばくらいまでにはペースを落ち着かせたいと考えているはずです。もう思い切って大逃げしても面白いんですけどねwww三浦騎手ならばその可能性もなくはないかな…。ただ、基本は道中できるだけ緩めて、後半長い距離で後続との間に差をつけるような競馬をしてくるはずです。

スタートから向こう正面半ばくらいまでの隊列は決して長くはならないでしょう。一般的な長さを隊列は保つはずです。3角過ぎたあたりで少し隊列が長くなり、4角に入って再び隊列が短くなって直線に向かいます。ソングラインは皆さんのイメージだと最後豪快に差してくるという印象を持たれているかもしれません。しかし、前走安田記念ではスタートから戸崎騎手は追っていって、中段あたりに位置できると分かってからペースを抑えています。前走は安田記念というマイルトップクラスのメンバーが揃ったレースだったわけですよね。そのメンバーの中でしかもウインカーネリアンがまずまずのペースで逃げた中、中段好位につける脚を前半で使っておきながら最後突き抜けるわけですから相当強いです。いずれにしても今回の枠順から考えて、後方待機という競馬は選択しないように考えます。一方シュネルマイスターはおそらく後方から。この差がここ最近の着順の差になっていると言っても過言ではありません。馬体等診断においてはソングラインもシュネルマイスターもジャスティンカフェも、前走からは少し劣ると感じますが、どれか1頭だけが抜けて悪いわけでもありません。開幕週ということもあるのでウインカーネリアンは抑えておくものの、今回もソングラインとシュネルマイスターとの差は縮まらないのではないかと考えました。アドマイヤハダルに関してはとにかく左回りの適性が非常に高いということを評価しています。どうしてもズブいところがあるので良くて着内という感じかもしれませんがここは抑えておきます。

一番迷ったのがフェーングロッテンです。紐に入れるにとどめておこうと思ったのですが、追い切りでの走りは私の眼には良く映りました。好位からの競馬で最後残る可能性は十分にあると思います。ここは抑えておこうと思います。

G2 京都大賞典:最終見解

G2 京都大賞典:京都芝2400m右外回り
◎ ④ディープボンド
○ ⑥ボッケリーニ
▲ ①ブローザホーン
△ ②ヴェラアズール
★ ⑦プラダリア

買い目(私のです)勝負度
➊馬連…◎→○▲△★(4点)
➋ワイド…◎→○▲△★(4点)
➌3連複…◎→○▲△★→○▲△★⑨⑩(14点)
京都大賞典の最終見解を書かせていただきます。まずは枠順です。

2023年京都大賞典:枠順

こちらが今年の枠順となります。ハナに立つのはやはりアフリカンゴールドではないかと思います。テンの速さだけで言えば内枠を引いたディープボンドも十分前につけられる馬ではありますが、ハナに立って良いことはあまりありません。あくまでも番手近くでペースをコントロールしたいはず。アフリカンゴールドは逃げられる絶好のチャンスです。これまでも強烈にハナを主張するような馬が他にいる場合は無理をしないということが続きました。ただ、今回はそうではありません。他に明確な逃げ馬はいません。アフリカンゴールドが逃げたレースにおいて2番手3番手で追走した馬を確かめてみましょう。
阪神大賞典…番手「ディープボンド」3番手「ジャスティンパレス」
日経新春杯…番手「ヴェローナシチー」3番手「キングオブドラゴン」
京都記念…番手「マリアエレーナ」3番手「タガノディアマンテ」
こちらを見てお分かりの通り、ハナを切りそうな馬はこの中でキングオブド
ラゴンしかいないことが分かります。このことから、今回陣営としても再び逃げて穴を開けたいと思っているということが予測できます。そしてもう一つ、アフリカンゴールドが逃げた場合のペースです。
阪神大賞典…前1000m「64.9秒」
日経新春杯…前1000m「62.1秒」
京都記念…前1000m「61.7秒」

皆様どのように感じられますでしょうか。ちなみに京都記念は昨年のレースです。ご存知の通り上記3レースの距離は「3000→2500→2200」となっています。距離に応じて刻むペースが遅くなる、要するにアフリカンゴールドはスローに落とし込んでレースをするタイプの逃げ馬であるということが分かります。普通に考えれば前半1000mは62秒くらいのペースで行きたいと思っているでしょう。

では他の馬はアフリカンゴールドが刻みたいと思っている前半1000m62秒というペースをどのようにとらえるのでしょうか。ある程度テンの速さを持っている馬、および騎手たちを考えていきましょう。まずは2番に入ったヴェラアズールです。前走宝塚記念では前3ハロン35.3とまずまずのペースで追走していましたが、この時は正直かなり前半が速くなりました。ユニコーンライオンが刻んだペースは前半1000m58.9秒です。特に前3ハロンは非常にペースが流れて、34.0秒というタイムで走っています。このペースは今までのヴェラアズールが経験してきたペースの中ではかなり速いものとなります。後方からの待機となりましたが結果的にユニコーンライオンが作ったペースに全体が引っ張られる形となって35.3秒。基本的には快く思っていないでしょう。そもそもこの馬はエイシンフラッシュ産駒らしく、最後の一瞬のキレ脚で前に出たいタイプ。そのためには極端に後方からでは博打になってしまいます。隊列が短いならまだしも長い隊列で直線を迎えて、豪快にすべてを交わしていくという手法は取りたくありません。そういう意味ではアフリカンゴールドが刻むスローのペースはこの馬にとっては歓迎です。そうなると突っかかっていく未来は描けません。

続いて6番ボッケリーニです。この馬は基本ステイヤーっぽいレースで活躍する馬です。ただその中でも阪神2000mで行われた鳴尾記念で見事勝利をしました。長距離適性がある馬特有の長い脚を使ってまくりを決めての勝利。今回の京都競馬場開催を考えると脚質的には非常に合う1頭だと思います。ではボッケリーニはアフリカンゴールドが刻むスローのペースは歓迎するのか、私は歓迎すると思います。こちらも前走宝塚記念で前3ハロン35.1秒で走って7着。35秒台のテンが求められてしまうとこの馬本来の長い脚が最後残っていない状態が生まれてしまいます。宝塚記念後の浜中騎手コメントを読んでみても、やはり前半はなるべく脚を使わずに、かつ良いポジションが取れれば良いと考えている可能性が高いと思っています。この馬にとってもアフリカンゴールドが刻むスローのペースを乱すようなことはしてこないでしょう。

7番プラダリアも同様です。こちらも宝塚記念組です。34.9秒で走って6着。それでも後方だったことを考えると、ここは35秒後半でも良いので脚をためて、かつ先団につけたいと思っていると思います。やはりこちらもキレる脚はないので前にはいたい。ただ、前半が流れてしまうと中段後方からの競馬を選ぶか、それとも脚を使ってでも前の位置を取りに行くかの2択になってしまいます。池添騎手も無理はしてこないでしょう。このままの流れで述べてしまいますが9番ビックリボンも同様です。こちらは別の要素があるのかな…。2400mという2ハロン延長について、「キセキの妹だから大丈夫でしょう」と陣営はコメントしていましたが、いきなり出るレベルのレースではないように思います。この馬は2000mであれば前半結構流れたペースであったとしても追走は可能ですし、それでもって結果を出すことができます。ただ今回は1ハロンではなく2ハロンの延長です。ここでアフリカンゴールドをつついて行って何の得があるのでしょう。マーメイドSを制しているということは「ヨーイドンの競馬」はどんとこいの馬です。むしろ直線を向くまで無理をしないと私は思います。

こう見ると、アフリカンゴールドの内側を引いたほとんどの馬が「スローで良い」と判断するのではないかと思えてきます。しかし、この枠順の中で「アフリカンゴールドをつつきにいく馬」が1頭だけいます。もう皆さんお分かりですね。4番ディープボンドです。この馬だけはスローのペースでずっと進むことを嫌がるのではないかと思えてなりません。なぜならば終いの脚で着順が決まる展開にしたくないからです。できればみんな下りに差し掛かった時点で一気にスパートをかけるような消耗戦に持ち込みたい。馬群全体の仕掛け所が前に来るかどうかは前半のペースによって決まります。京都競馬場下りの部分で展開が動くにはいくつかの条件があります。いくつかの展開パターンから考えていくことにいたしましょう。
①前半ペースが速い
→前が持ちません。仕掛け所は少し後ろでも十分に届きます。
②前半ペースがやや速い
→逃げ馬は息を入れられてはいるので逃げ残りへの警戒心が少し高まる。結果仕掛けは早くなる。
➂前半ペースがやや遅い
→前残りへの警戒心を強めるのは後方の馬中心。後ろの馬は動いてくるが仕掛けるポイントは少し遅くしても消耗戦にはなる。ただ終いの脚がないのでできれば避けたい。
④前半ペースが遅い
→逃げ残りを警戒して仕掛けのポイントが前に来ると思われるが、実は逆。隊列もそこまで長くならないのでまさにヨーイドンの競馬になる。
データ派とは思えないざっくりとした分け方で申し訳ありません。上記からディープボンドは②を選択したいと思っていると思うのです。そうなれば道中突いてくる可能性は高まります。

私自身は実はディープボンドを本命にしたことがあまりありません。ただ、今回は逃げ馬をつつく役目をディープボンドが担うと考えると、完全に展開は彼に向くような気がしてならないのです。だからこその本命です。また堅い予想ばかりしてと思われる方がいるかもしれませんが、別にかまいません。私の記事を見なければ良いだけの話ですから。私は今回はディープボンドを本命に推します。

G3 サウジアラビアRC:最終見解

G3 サウジアラビアRC:東京芝1600m左回り
◎ ①シュトラウス
○ ➂ボンドガール
▲ ⑥ウインアクトゥール
△ ②ゴンバデカーブース
★ ④エコロマーズ

買い目(私のです)勝負度C
➊馬連…◎○(1点)
➋3連単…◎○→◎○→▲△★(6点)厚めに
例年の傾向ではありますが、今回もこのレースは堅く収まる可能性があります。ボンドガールに注目が集まっているようですが、私はシュトラウスを本命にしました。前走重い馬場の中、鞭を一度も打つことなくあれだけの快勝。重い馬場でハナを切って逃げ切れる体力、走り方から見ると重くてもこなせるとは思いますが、重馬場で34.5秒の脚を使うことができるのならば、良馬場に近い形ならどんな走りを見せてくれるのか、そこに期待した要素が強くなります。私にしては珍しく3連単で勝負しようと思います。6点で済むのならば厚めに勝負することができますからね。

今回の予想は以上とさせていただきます。この他にもⅩにて気になるレースはポストしていこうと思っていますのでもしよければ覗いてやってください。今回も私の記事を読んでくださりありがとうございます。記事を読んでくださった全ての方に幸あれ♪

予想には一切妥協しません!独自の指数データを日々改善させて的中率をあげていきます!