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美作八十八ヶ所霊場めぐり 57番札所 龍澤寺

8月5日。
津山市二宮の龍澤寺におまいりしました。

ご本尊は、阿弥陀如来

二宮に、このようなお寺があった事に驚く。
霊場めぐりをしてなかったら、いつも通る道なのに、ずっと知らなかったんだなと思うと不思議な感覚。
ご縁とはこういうものだ。
霊場めぐりをきっかけに、知った事、見た事は沢山ある。お寺との心のご縁が繋がった事は本当にありがたい。

お寺に入ると、まず目につくのが百日紅(さるすべり)

お釈迦さまは、ヒマラヤ山脈の麓(今のネパール)で釈迦族の王子としてこの世に生を受けた。

母のマーヤーは里帰り出産をしたのだが、アソッカの花に手をつけた瞬間にお釈迦さまを出産したといわれている。
この時、マーヤーが手を差し伸べたアソッカの花は無憂華といい、アソッカの樹を無憂樹という、マーヤーはこの無憂華に触れたので憂いなく出産できたといわれている。
ただ、この樹木は寒さに弱いため日本での生育は無理とされており、花の様相は「百日紅」に似ているとのことだ。
(美咲町・江原寺の寺の葉だよりより、引用)

この時期
あちこちでみることの多い百日紅。
赤いのも白いのもあるが、ここ龍澤寺で見られた事に、お釈迦さまのご縁を思わずにはいられない。

アソッカに似ているという百日紅、憂いが無いという意味も込めて身近に思える花となった。

お寺の境内は広くはないが、裏山の美和山古墳群を含めるとかなり楽しめるスポットになる。
散歩道も整備されているので、良い季節には巡ってみたい。

手水舎も比較的新しい。

その横、境内の奥まった一角にある井戸は、弘法大師加持井で、弘法大師が使われて以来どんなときにも枯れることがない井戸として保存されている。



雲行きがあやしくなってきた。

ゴロゴロ空が鳴っている。

納経堂に入る。

少し扉が開けられており、思いやりを感じる。
ありがたいです。

お大師さまと一緒に納経帳を開いている気分。

ご朱印をいただきました。

高野山の暦もありがたく頂戴する。
うちにも江原寺から送ってきてると思うんだけど、今まであまり気にしてなかった。
とてもありがたいものなのだ。

薬師堂
観音堂も整備されている。


本堂も新しく、金金に光る金具も神々しい。

私ごとですが、私の母が亡くなった日が
4月8日。

先に書いた
お釈迦さまの誕生日だ。
また、百日紅にちなんで言うなら、お釈迦様のお母さんのマーヤーがアソッカに触れた日だ。

母の死については、私の性格や興味の方向などかなりの私自身の精神的な部分を司っているように思える。
その件については、またお話しできる機会があれば。。。

ありがたくつながった、百日紅とのご縁。
大切に思って行きたいと思っている。

今まで気づかなかった近くのお寺で、ご縁が繋がった事に感謝。

感謝の一句

しばらくのご縁よろしく百日紅

随雲山 龍澤寺
津山市二宮2086

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