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美作八十八ヶ所霊場めぐり 52番札所 密乗寺

8月10日
真庭市山久世の密乗寺におまいりしました。

ご本尊は、聖観世音菩薩
御詠歌は、高原の 慈悲に溢るる 乳観音 至孝の滝の 飛沫や涼し

御詠歌にある通り、とても涼しい谷間に広がる農業地帯にあり、旭川が微妙に曲がりくねるところにある。
水の便はよく、自然に恵まれているところ。

遠くに見える上が丸い山は、多分、弥治郎ケ嶽。山中一揆の主だったリーダーの一人樋口弥治郎が最後まで抵抗して隠れた山。
独特の山のフォルムは多分、弥治郎ケ嶽。

そういえば、ここ山久世の農民たちも一揆に加わったのだろうな。
当時の津山松平藩の財政困難による、農民たちへの負担の大きさに、農民が何千人と言う規模でおこした一揆だ。
昨年は、色々その義民に関することを調べて回った。

山久世は勝山と湯原のちょうど境くらいだろうか。

お寺の前には田んぼ。
早い種類のものなのだろう、もう穂先に実をつけている。

こぢんまりとした、のんびりとしたお寺の様相。

ご本尊は、聖観世音菩薩の恩徳は、産授乳子育ての観音さま。
本堂には聖観世音菩薩、脇佛に、不動明王、毘沙門天をお祭りしているらしいが、本堂の扉は開かないので、周りをうろうろする。
母乳や畜乳を授け、子育ての観音様なので、多く人たちがお参りをし、乳房を奉納したのだそうだ。

形を布かなんかで作って、奉納したのが、本堂の周りにかけていたのだそうだが、今日はそれも見当たらない。

境内を散策させていただき、池にいた大きな鯉を見ているととても涼しい、実際気温も津山市街地よりも低いのだろい。
今回は、車のエアコンをかけず、気持ちの良い空気を感じながらのお寺めぐりになったことを、お伝えしておく。

鯉はものすごく大きくて、近くの旭川から水を引いてるのかなと思った。

本堂と客殿を結ぶ渡り廊下に鐘があった。

お寺って
普段鐘を鳴らすの?
何時と何時って決まった時間に鳴らすとかあるのかな。
それもお勤めなのかな。

客殿前で
ご朱印をいただきました


お寺の裏山には
四国八十八ヶ所の祠のようなものもあった。

お寺全景と
風景

慈雲山 密乗寺
真庭市山久世1811。

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