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美作八十八ヶ所霊場めぐり 59番札所 安養寺

8月5日。
津山市上田邑の安養寺さまにおまいりしました。

ご本尊は阿彌陀如来
御詠歌は、おのが身の まもり刀は 天にます みおやの神の みたまなりけり

県道338号を東に行ったところで、結構わかりにくいところにある。
その東に行く道は、細い農業道路のような感じで、まわりは田んぼが広がる。
すごく気持ちがいい。

小高い山の頂上に安養寺はある。
こぢんまりとしたお寺で、目立った仏像、観音さま、お大師さまなどはない。

山門はどっしりと威厳を保っている。

境内に入ると、読経の声が聞こえてきた。少し低めの美声で
心地よい、静かに境内に流れている感じ。
夕方のお勤めなのかな。

ここから聞こえてくる。
鰐口を鳴らすのも、悪いかなと思って、手を合わせる。
のぞくのもなんだかな。

ここが本堂なのだろう。
私、お寺の建物名がもひとつっていうか、全然わからないのよね。
本堂、講堂、庫裡、鐘楼堂、、、、などなど。
本堂の廊下に鐘があった。

渡り廊下からも行けそうだ。

本堂ではずっと読経が続いている。

ここは
講堂?

光ってるのは、カメラのフラッシュ。
これおかしい。壊れてるよ、どんな時もフラッシュ光るなんておかしい。
近々キタムラカメラに行く予定。

境内には大きな多羅葉の木が
岡山県振興局指定の名木百選に選ばれている立派なものだ。


多羅葉は新芽を出して、きれいな緑色、柔らかそうな葉っぱ。
この葉っぱ
別名「葉書の葉っぱ」とも言われ、津山の城東・梶村邸にも立派なものがある。
大きな木のない城東地域、通ることがあったら旧出雲街道沿いには大きな木がなくて、シンボルツリーのように多羅葉だけが目立つので、機会があれば見て欲しい。

それから
今は新芽でヘナヘナしている感じだが、これも硬くしっかりとした葉っぱになる。

「葉書の葉っぱ」と言われる由縁は、硬いその葉の裏側に硬いもので字や絵を描いてみるとその部分だけ黒くなり、戦国時代には情報のやり取りをしたという。


これにも十分書けそう。
郵便でも定形外で送れるらしい。

木の幹はさすがに樹齢600年と言われるだけあって、瘤ができたり、古木銘木を感じさせる。

本堂前には祠が点在。
もしかしたら、神楽尾山にあった祠が移築したものかもしれない。

お地蔵さま
今日は暑いでしょ。

お寺から見る青空は
夏雲をたたえて、美しかった。

遠くで雷鳴が聞こえていた。

遠雷や寺の読経のリズムとる

ご朱印をいただきました。

帰る時までずっと読経は続いていた。
ありがたいです。

極楽山 安養寺
津山市上田邑470

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