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2022.09.20 思う事 

 お久しぶりです。皆様お元気にされておりましたでしょうか?私は先週大阪旅行、今回の連休は群馬へ旅行しておりまして旅を満喫していました。マーケットの方ですが、6月から組み入れをしていたグロース株2銘柄がたまたま上昇し、両銘柄共にoutしたため今年は大分肩の荷が下りた形となりました。保有もイベドリ系やステープルが多く景気敏感株のウェイトは0なので後半のんびりできればなぁー(ただサボりたいだけ)と考えております。初めに、今回は後半話題のダブスコの話してます。

 さて、noteの更新が滞っておりましたがまぁなんというか特に書くことも無かったので放置してました。どうでしょうね?日経は窓もまだ埋めてないですし全然方向感わかりませんね。海の向こうでは米債も暴れておりT-billから10年にかけてが強いインバートして株買ってほんとにだいじょぶ??みたいな感じです。マクロ的な論点はスティッキーなインフレ、とりわけ帰属家賃とコアサービスの2点でしょう。前者は家高くて買えない→賃貸でええや→帰属家賃下がらない→FED金利あげっか!→住宅ローンたけぇー!!→賃貸でええやん! の無限ループのようですね。まぁこれに関してはあんこんさんのtweetを参照。

 この辺りは住宅が下落してくれればなんとかなるんですかね?おそらく政治的な判断で家買いやすくしてくれれば解決しそうですがw他力本願系の変化期待でしょうか? 

 一方、サービスに関しては以前は50歳以上の経験豊富な労働力が戻らないことが問題でありましたが、ハイテク企業のレイオフを始めこの辺は緩和してきているのかなと思いますが、なんといってもレジャー産業やトラック運転手などの賃金が下がらないようですね。純粋にこういった点が解決するには何が必要かってそりゃ働く人が増えりゃいいわけですが中々増えない。ということでこれもまた他力本願系ですが、移民緩和政策期待しかないんじゃないでしょうかw 

 てことで、日本が円安行き過ぎてもうだめだー!外国人観光客沢山受け入れるぞー!的な発想で政治的な変化に期待したいですね。これが株がゴルディロックスになってくれりゃいいんですが・・・

 とはいうもののですが、ハードランディング達成はこれでオッケーかもしれませんが、問題はソフト、ハード関係なくランディング失敗して墜落爆散したときってことですよねぇ~まぁそれは皆さんご理解していると思いますがスタグフレーションですね。これになるのかどうか全く分かりませんし、ならないようにするのが中銀の役割ですから頑張れとしか言えません。ただ、ランディングできなかった場合は株は相当な勢いでクラッシュするでしょうね。これだけ世界的にも積み立て積み立てでパッシブに資金が流れ込んでおり、この逆回転がきたらそりゃ凄まじいことになるんだわ!って想像に難くないわけです。

 で、今書いたことは絵空事かもしれませんけど、こういうシナリオをいくつも頭に描いておいて準備しておく必要はあるかと思います。僕は経済とか金融の専門家でもないのでマクロは詳しくないですし、マクロみて株が勝てるなんて思ってもないです。ただ、この程度のなんとなくのシナリオ(合ってるか知らんけど)は頭にいれておくと本気でヤバイ時に少なくとも投資初心者よりかは動けると思うんですよねー

 てなてな感じでなんとなく相場見てるので本腰いれて買えないし、ふらふらしてる状態です。ちなみに先物オプションも全く組んでないです。

 さて、話は大きく変わります。

 この連休中にツイッターではダブスコ関連がにぎわってました。過去色々な個人が群がる銘柄が最後は墜落したことは本ブログの読者であれば常識である。今回レバレッジ取引で捕まった人は本当に残念だと思います。私が言いたいことの結論を先に言います。

 『リスクが最大化する時は自分が何をしているかよく分からないときである。』

 僕はさきほども書いたが金融の専門家でもなんでもないです。ただ、本業が医療に関わる仕事なので非常にリスクに敏感です。当たり前ですが知識や技術がなければできませんし、あったとしても何かの要因が重なって患者さんが亡くなってしまうリスクと隣り合わせです。若い時にリスクマネジメントの勉強会でこれだけはお前ら覚えておけよ、と言われたときの言葉です。これはどんな業界に関わらず共通していることなんじゃないかなーと思って今でも心に刻んでます。

 一方リスクを最小化する行為は「何もしない事」です。ふざけてんのか?って言われるかもしれませんがこれしかないです。例えば医療においては事前に診査診断をしても術中に不測の事態や、なんだこれ?みたいなことに出くわして解決できない場合に突き進んではいけません。どうしても解決しなければ一回手を止めるなり、再オペも視野にいれます。

 では一方マネジメントにおいては様々なことが考えられます。リスクマネジメントとは当たり前ですがリスクを組織的に管理して損失を回避・低減をはかるプロセスのことを言います。このプロセスにおいてはリスクアセスメントとリスク対応の2つで構成される。前者においてはリスクを定量化したり、特定・評価することをいい、後者においては不測の事態によりもう損害が起きてしまったがそれを最小化する手段や手法をいいます。これを株式投資に落とし込んでみてはどうでしょうか?そこはご自身でお考えください。

 さて、ここで僕が若手のドクターの勉強会で発表したスライドを1枚画像で出します。といっても僕が若手の時に受けた勉強会の受け売りです。

 当たり前の図ですが、意外と分からない人が多いんですよね。特に医療関係者は頭でっかちで自分本位になりやすい。知識や技術があってある程度患者さんとコミュニケーション取れればオッケーと思ってる人が多い。間違ってはいないけど、これが臨床的な期待値を最大化させるかというと必ずしもそうではないです。真のメリットがどこにあるかを探ることが大切なわけです。具体的には、患者さんとのラポール形成を徐々にしていき、最終的には経済的・社会的環境にアプローチできるところまで関係性が構築できればいいと思います。そこまで考えて真の期待値が高い行動(医療行為)を行うわけです。

 で、株で言えばこの期待値ってのはいわゆるアルファなわけですよね?たぶん。俺株詳しくないから知らんけど。だから分からないことを一個一個調べてちょっとづつ知識を積み重ねて地道な努力していくわけです。となると今回みたいな個人がレバレッジかけて群がる銘柄につっこむ期待値ってどうなん?と自ずとなるわけですね。株うまい人ってのはこういうことを自然体で経験則で理解している人達なんじゃないっすかねー?知らんけど。

 てな感じで仕事の昼休みを使って久しぶりにnote更新しました。

おわり。 

追記:自分も過去ハイレバでやらかしたことあるんでまぁ自戒の念もこめて

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