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ある若者が外出を控えるようになった話
ここ最近の、政府・東京都からの新型コロナウィルスに関する情報発信により、以前と比べて外出は減ったような気がします。そんな中で先日、濃厚接触を避けて多摩川沿いをランニングしていたところ、桜の花が満開。それはそれは美しかったのですが、一方で桜の木の周りにはかなりの人々が集まっており、写真を収めたり、談笑をしたりしていました。それをみた私は、ランニングのコースを変更・迂回しながら、制限が続くことに対し
もっとみるデマに乗る人=思慮が足りない?
ここ数日、新型コロナウイルスによるマスク不足がその他の紙製品の生産に影響し、トイレットペーパーやおむつが不足するというデマが発生。そのデマに反応した方々が商品購入に殺到し、店頭・ECサイトで品薄状況になっているという報道が各地でされています。この状況に対し、各分野の権威の方が分析をなさっている中、暴挙を承知で私もコメントさせていただくことにしました。専門家の中には「日本人は思慮が足りないのでデマに
もっとみる社会の非常時は、ブランドにも非常時?
今、新型コロナウィルスでさまざまなものが非常時(普段ではない状態)にあります。社会の状態も非常時ですし、人の心も非常時。そんなときにはこのnoteで扱っている、商品・ブランドに対する生活者のパーセプション(認識)にも日常にない変化が訪れうるというのを、先日体験する機会がありました。
今、世の中がマスク不足に困っています。うちの家も例外ではなく、妻・娘2人がいながら、マスクの在庫が底をついてきま
”同質化”こそがトライアルを生む?
この3商品、とってもよく似ていますよね? お酒好きな人はわかると思いますが、これはPB(流通のプライベートブランド)が、売れ筋のNB(ナショナルブランド)に似せてつくったものでなく、キリン・サントリー・サッポロという大手酒類メーカーが「新ジャンルビール(またはビール、発泡酒に次ぐ”第三のビール”と言われている)」カテゴリーに投入した商品を並べたものなのです。
この新ジャンルビールでは、キリン
「人生会議」のポスターは、ゴール達成をどう考えていたの?
先日、炎上問題として話題になった、小籔千豊さんを起用した厚労省の「人生会議」のポスター問題。いろんな意見がネット上でも登場したのですが、私の頭をよぎったのは「このポスターの制作サイドは、活動のゴール(=実現したいこと)達成に必要な要件」についてどう考えていたのかということなのです。
この事件、各メディアの報道によれば、厚労省が推進していた「ACP(アドバンス・ケア・プランニング=もしもの時に