タカヨの日記①

 もうすぐ私の長い夏休みが終わる。それに際して専ら頭の中を占めているのは「その人」の存在だ。
約1ヶ月ぶりに会うことになるその人とどんな会話が交わされるのか。(はたまた会えない可能性もある)

 その人の見方が変わったのは今年の春の事。以前から今度お茶にでも行きましょうと話しており、じゃあ今日どうですか?と言われ急きょ行く事に。2人で、とは思ってなかったから正直恥ずかしかった。デートみたいじゃない?と。
けれど大人なので何とも思ってないように振る舞い、小一時間ほど過ごした。
 そろそろ…となったところで、車で送ると言われた。駅はすぐそこだから電車で帰ります、と言ったのだが、車か電車かどちらが早いかと考えてみてくださいと言われて、電車だと思ったしそう伝えたのだけれど何故か
じゃあ送ります
と言われてそうしてもらう事に。(今思うと断りきれなかったのは私もそうして欲しかったのかもしれない)そして結局最寄駅まで送ってもらった。
 帰宅したら夫がすでに帰っており、言うてたより遅かったねと。お茶に行く事になったから、と返事した。いつもその日起きた出来事を1〜10まで夫に話すのだが、送ってもらった事は言えなかった。

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