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Slow Bluesを楽しむ

Bluesに憧れています。これはアメリカが色んな中心であった時代の名残りが僕の中にあるのかもしれなく、その記憶が僕自身のものなのか、僕が子供だったときの周りの大人のものなのかははっきりしません。Bluesは、基本の形式としては、12小節の、3つの7thコードだけで構成されている楽曲です。その形式を基にした、コード進行に若干の変更を加えたものも、Bluesと呼ばれます。淡谷のり子さんのブルースや横浜ホンキートンクブルースは、形式は全然違いますが、表現されるものは近いものがあるのかもしれません。

The Blues Had a Baby(And They Named Rock and Roll)という曲の歌詞のとおり、Rock and RollもBluesから生まれました。イギリスのバンド、ビートルズやストーンズもBluesの曲をコピーして演奏しています。きっとそれだけ英語圏の人達にとってポピュラーなものだったのですね。今回はたっぷりとBluesを味わえる、ゆっくりな曲をご紹介します。

Stormy Monday Blues(played by Ray Charles)

Ray Charlesの演奏です。僕の英語力ではあまり確かではありませんが、聞こえてくる歌詞から、多分Stormy Monday Bluesだと思います。最初、タッチって大事だよ、みたいなことを話して、それを実演しているのでしょうか、彼の演奏するFender Rhoseのタッチがものすごく、カッコ良いです。もちろん歌のタッチ(変な言葉ですね)というかニュアンスもすごいです。そしてギターの人もさりげなく超かっこいいです。

Later at Minton's(Stanley Turrentine)

次はJazz Menの演奏するSlow Bluesです。こういう演奏は当時需要があったのではないかと思いますが、意外とジャズミュージシャンの録音が残っているものは多くない気がします。テナーサックスの名手、Stanley Turrentineの演奏で、僕の大好きなギタリストのGrant Greenも参加しています。渋いです。

It's My Own Fault (B.B.King)

「おれが悪いんだよ、ベイビー」というB.B.Kingの歌に反応する声援がとっても楽しいこちらの曲です。Bluesはきっと憂鬱なだけじゃなくて、ちょっとコミカルな部分もあるんだと思います。アルバム〚Live at Regal〛も中でも印象的なこちらの曲も、ぜひお聞きください。

もしよろしければ梅雨で憂鬱なこの時期、お時間あるときにお聞きくださいましたらうれしいです!


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