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好きなマンガ 『凪のお暇』(コナリミサト)

「この作者の方は、どれだけ人の心が読めるのだろうか?」というのが、最初に読んだ時の感想でした。その時に夢中になって、妻が買ってきていた数冊を一気に読んでしまい、それからは新刊がでるのをけっこう楽しみにしています。

主人公の大島凪さんは、とにかく他人の期待に応えずにはいられない人で、周囲の期待に過剰に応えようとするあまり、自分のことよりも周りの人の気持ちを優先するようになってしまい、苦しくなって勤めていた会社を退職し、恋人ともお別れし、モラトリアムな状態になっている人です。いままで主人公がある程度他人の期待に応えつつ、それが最終的に主人公自身のためになる、というマンガを多く読んできた僕にとって、他人の期待に応えて自分を失ってしまう主人公というのはとても珍しく、自分も身に覚えがあるなあ、などと思いながら楽しく読んでいます。

登場人物もみんな一癖ありますが、こういう人いるよなあと思うことが多いです。みんなリアリティがあります。よかったら読んでみてください。


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