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笑顔は良い波を引き寄せる

みなさん、こんばんは。

皆さんは波待ちをしている時、どんな表情をしていますでしょうか。
仲間と談笑しながら穏やかな表情でゆる〜く待っている、はたまた、眉間にシワを寄せてアウトからのセットを待ち構えている。

必死にゲットしてきてようやくアウトに出てこれたところで、安堵して一息ついている、そんな時もあると思います。

これには正解なんてありません。コンペを意識して練習に励む方は当然真剣な面持ちになるでしょうし、元気が出なくてリフレッシュするために海に来た方はまだ少し暗い表情をしているかもしれません。ここに善悪の判別はまったくありません。

ただ、あるきっかけから、僕は常に口角をキュッとあげて水平線にニコニコを向け続けることを意識するようになりました。


あるサーファーとの出会い

僕は転勤で山形に来てから4年が経ちました。週末サーファーを続けていますが、未だに海で歓談できるような友達はできていません(涙)

いつもひとりで海に通い、ひとりでサーフィンして、ひとりで帰ります。

家に帰ってから

「あ、今日まだ声出してへんわ、、」

なんて日もあります。なので、波待ちしているときでも誰とも話すことがないので、表情も無表情かちょっと険しい顔でアウトを見ていることが多かったです。

仕事でずっと海に行けない日が続いた後、ようやく海に行くことができた日のことです。その日はムネ〜カタで面がクリーンで、平日だったこともあり、人が少ないというGOODなコンディションでした。

ずっと海に行けなかったことも相待って、少し落ち着きのない様子で意気揚々とパドルアウトしました。ウネリがきてパドルして、テイクオフッ!といきたいところですが、波が厚くオフがかなり強くて板が降りていかない。。。

久しぶりだったこともあり、せっかくテイクオフしても決まらず、上手くいかない。待ちに待ったはずのサーフィンなのに、上手く乗れない自分にフラストレーションが溜まって、いつの間にか僕の顔から笑顔は消えて、ムスッとした表情で海に浮かんでいました。

ハイタイドの時間帯で波数も減ってきましたが、せっかく来たのだからと粘っていました。そんなとき、ミドルの方から中年の爽やかなサーファーがパドルアウトして来て、ニコニコしながら穏やかな声調で「こんにちは」と挨拶をしていただきました。

挨拶を交わした後は、特に会話することなく、その男性は僕よりも少しアウトの方で波待ちをしていました。その方は、笑みを含んだ穏やかな表情でアウトを眺めていました。

あ〜あ、ただでさえ波数が少ないのに、人来ちゃった

僕は、そんな感情だったと思います。


ところが、その男性が現れてから、なぜか良いセットがよく入るようになり、男性はスムーズにテイクオフして綺麗なスプレーを飛ばしながらロングライドをしていました。

でも、僕がひとりで波待ちしているときはセットが来ない。。
と思ったら、少し離れたところにゲットしていたあの男性のところにはクリーンなセットが入っている。。

なんでやねん。。。

その日はそのまま帰路につきました。


僕も笑ってみよう

日は変わって、今度は土曜に海に行きました。その日はコシ〜ハラで良い感じの波でしたが、いかんせん人が多かったんです。仙台新港は全体的にレベルが高いため、上手い人が集中しているバンクは避けて波待ちしていました。

ただやはり、人が少ないところには良いセットはあまり来ない。ここで、この前のサーフィンが頭によぎります。

今日もあんな感じになるのかなぁ

下手な自分が悪いとはいえ、週末サーファーにとって、1回のサーフィンはとっても貴重なのでなんとか充実させたいものです。

周囲の人を見てみると、やはりその人たちもあまり良い表情をしていませんでした。ここで、ふと、あの男性を思い出しました。

あの人はひとりで来て、ニコニコしながら波待ちして
良いサーフィンしてたなぁ。。

せっかく来たんだから顔だけでも楽しい表情にしとこう!なんてちょっと意味わからない動機でしたが、そこから口角をキュッと上げて海に微笑みかけるような表情で波待ちするようにしました。



笑顔が波を引き寄せた!?

ちょっと変なやつ感が出てたかもしれませんが、ニコニコ波待ちを続けていました。

すると、驚くことに、なぜか僕のところに良いセットが入り始めたんです!

テイクオフして、なんちゃってボトムターンから、ヘナチョコトップターンをかまし、少し走ってチョットバックでちょっとだけ戻って、最後はフローターと見せかけたワイプアウトで締めました。

気持ちいい! 最高だ!!


久々に(自分的に)いい感じのライディングができて、意気揚々とゲットすると、また良いセットが良い間隔で入ってきた!人もいなかったので、すぐパドルしてテイクオフ!・・・



海と呼吸が合った気がしました。

実際には、カレントやタイドなどの要因があったのでしょう。でも僕はこの経験から、たとえひとりでも笑顔でサーフィンすることを意識するようになりました。


笑顔は良い波を引き寄せる

科学的な根拠や原理原則はなく、僕がふと思っただけですが、我ながら良いマインドセットになると感じました。リラックスするせいか、ライディングも余計な力が抜けている気がするんですよね。


とても長くなってしまいました。。
読んでいただいた方、ありがとうございます!

それでは、ここらへんで。

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