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『7日目』7月20日の日記

毎日1000字書くのって実は大変なんじゃないか、と気付いた1週間目。インドアとはいえ、漫画含め読書が好きだったり、ソシャゲ好きだったり、アニメが好きだったり、Vtuberを追いかけたり、ささやかながら創作活動をしたりと永遠にしたいことが終わらない。が、いかんせんいまだに情緒の波が大きい。何もしないでブランケットに引きこもって眠り、リセットする。その間にも出来ることはいくらでもあるだろうに。
今日もあまり頭が働いていないので、別作品の好きなキャラクターについて話したいと思う。何故か「似ている」と言われたことのあるGRANBLUE FANTASYの登場人物「ベリアル」である。正直めちゃくちゃ不服だった。夢女子だろうと推しだろうと、好きと似ているとガチ恋するは全て別である。夢女子だから一人称視点になる、というのもあるが、CPは主人公とのものが好きだ。ルシファーには永遠に脳を焼かれていて恋愛なんて対等な関係は心の底では望んでいないし、ルシファーは考えてすら居ないといい。これはこれでCPだな?
ただ、人間が好きな私が珍しく人外を好きになった理由はここにもある。ひとりへの一途さだ。CPで主人公とのものが好きといったが、こちらも対等で無くていいと思っている。奔放で、ただの玩具でしかないはずの存在に、牙を剥かれる。だが、それを快く思わず妨害工作するのも全てはルシファーただひとりのため。同じタイミングで造られたルシフェルが空の全てを愛するのとは反対に星の一人を愛した男。そのくせ、ルシフェルを意識していたというのだから、随分情緒が育っている男だと思う。多くのプレイヤーを今でも魅了してやまないのはそういう人間臭さでもあるのだろう。勿論、それが彼の演技だとしても。
以前、彼の登場するイベントの台詞で「愛は、矛盾するモノだぜ?」と言った。鳥肌が立った。何せ私の創作における根幹とも言えるところを全く同じ言葉で言いやがったのだ。マズイ、と思った。
極め付け。彼が召喚石という、いわゆるサポートカードで実装されたときのフレーバーテキストが私はとてもお気に入りだ。「世界の終末を語った口先で、次の瞬間には人生の謳歌を誦んずる」「舞踏会を踊った爪先は人間の血と臓物と尊厳の上を闊歩する」。「心の奥底に秘めるのは無常の自己愛か、無償の博愛か」。私は思った。どちらでもあり、どちらでもないだろうと。同価値で、どうでもよくて、ただ心地良い方を選ぶだけ。私は「ヒトなんてそんなもので良いだろう」と感じた。何故なら彼の信念は別にあるのだから。それ以外なんて、自由で良いだろう? ……友人の審美眼に驚いた。
語りたいことがもう一つある。彼はプレイヤーが参加できるリアルイベントのいくつかにおいて、明らかにプレイヤーに干渉してくるのだ。まあおおよそ際どい発言を投げてくるのだが、「キミたち」なのだ。彼は想像より近くにいるのかも知れない。
私はそれが背骨に直接触れられているほど近いだけで、振り返らない限り背後にいるのかも知れない。
あるファンアートについていたフレーバーテキストを私は忘れることが出来ないだろう。美しい堕天司に語りかけるような訴え。「わたしのあたまのなかからでていけ」。
あの美しい堕天司の赤い瞳を見た人間は、声を聞いた人間は、等しく魅了され、焼かれ、痕を遺されるのだろう。忘れることが出来ないほどに。想うことを辞められないほどに。

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