混乱しているマスクの効果について

まず、感染には一定量以上の感染性ウイルスが粘膜に付着することが必要なことは、にゃんこ組の人は理解していると思うので省略するにゃ。しかし、感染に必要なウイルス量は、付着する部位によっても異なるはずにゃ。答えは誰もわからにゃい。

さて、新型コロナウイルスの主な感染経路は3つにゃ。


1)接触感染
2)飛沫感染
3)空気感染

他にも、
4)経口感染
というものがあるにゃ。

これはウイルスに汚染したものを食べて感染することにゃ。「あるにはある」と言っておくけど、それなりに量はいるにゃ。胃に入ってしまうと、かなりリスクは減るはずにゃ。コロナウイルスは腸でも感染するはずにゃ。だから、経口感染もありうるけれど、相当大量に食べ物や液体(ミルクなど)と取り込まないと感染しないはずにゃ(動物実験では明らかになっているにゃ。)。

しかし、飲み込む前にウイルスが一定量以上、口や喉の粘膜に付着すると感染はありうるにゃ。スプーンや箸の共有はやめるべきと言っているのはそのためにゃ。

ただ、飛沫がお刺身なんかにちょっと付着したくらいは大丈夫だとにゃんこは思っているにゃ。ヨダレはさすがに危ないと思うにゃ。同じコップを使った飲み回しはそれなりにリスクはあるにゃ。

5)経皮感染
これは皮膚からの感染にゃんだけど、傷がない限り、コロナウイルスの場合は感染を考えなくても良いレベルにゃ。皮膚に感染性ウイルスを大量に垂らしたとしても、健康な皮膚なら感染しないと思いますにゃ。

飛沫感染空気感染にゃんだけど、これがとてもわかりにくい。にゃんこも説明に困っているにゃ。

今までの教科書の説明では、空気感染は感染効率が特に高くて、部屋の中に感染者が一人いるだけで、他の人にも容易に感染してしまうというものにゃ。

新型コロナウイルスは、空気感染するのかと言えばするんだけど、その確率は低いということにゃ。

空気感染すると言うと世間が混乱するので、同居人は一般的にはしないと説明してたにゃ。番組によっては、しないと言い切っていたにゃ。これでかなり批判されたけど、それにはわけがあるにゃ。そう言わないと、みんな電車に乗れなくなるにゃ。細かく説明はできにゃいのでTVは難しいにゃ。「ないとは言えない」と言うだけで、容易に感染すると思い込む人がいるにゃ。テレビでは端的に言い切らないといけない。科学的にしゃべるには限界があるにゃ。

飛沫感染なんだけど、これはかなり近接した場合に、飛沫を直接鼻粘膜などに浴びたりして感染することにゃ。

マイクロ飛沫感染は、とても小さな飛沫を吸い込んで感染することにゃ。空気感染に近いと言えば近いにゃ(明確な区別はにゃい)。飛沫核感染は飛沫が乾燥してさらに微粒子になって空間を漂っているものにゃ。これは一般的に空気感染というにゃ。
エアロゾル感染は概念が異なる言葉にゃ。空気中に長時間飛沫が漂っていて、それを吸い込んで感染するという意味にゃ。その感染はマイクロ飛沫感染飛沫核感染(空気感染)ともに含みますにゃ。
エアボーン感染は空気を介しての感染という意味で、空気を吸うことによって感染することにゃ。これもマイクロ飛沫感染、飛沫核感染どちらも含みますにゃ。

鼻粘膜に飛沫がついて感染するとして、それが全身感染につながるかどうかは、正直、運にゃ。もちろん浴びる量にもよると思うにゃ。鼻だけで感染がとどまる可能性もあるにゃ。鼻粘膜の自然免疫が高ければそこで食い止めることができるにゃ。寒いと鼻粘膜細胞の自然免疫能が下がるから、冬季は特に気をつけた方がいいにゃ。その意味でマスクして鼻粘膜を温めておくことと乾燥を防ぐことは有効かもしれにゃい。

マイクロ飛沫が肺に入っていく可能性もないことはないけど、肺の奥に入っていくかはわからにゃい。たぶんにゃいんじゃないかな。飛沫核くらいまでに小さくなると、息を大きく吸い込んだらあるのかもしれにゃいね。肺の手前でひっかかったら、そこで感染するんだろうけど、そこで留まってくれればにゃんてことはにゃいと思う。

イソジンは笑われているけれど、唾液中に含まれているウイルスが誤嚥によって肺に入っていくのであれば、それなりに効果はあると思うにゃ。ただし、頻繁にイソジンうがいしないと効果は薄いと思うにゃ。これも確率論にゃ。

さて、新型コロナがどうやって感染しているかなんだけど、メインはマイクロ飛沫感染空気感染(飛沫核感染)にゃんだろうね。

接触感染ももちろんありうるけれど、よほどの量のウイルスが手につかない限り大丈夫と思うにゃ。普段から目鼻口を触らないということでOKで、触るなら手を洗いましょうということにゃ。(鼻と言っても、鼻の外は大丈夫にゃ。)ちょっと気をつければ、すむことにゃ。頻繁にアルコール消毒する必要はにゃい。

マスクを触った手が危ないという人もいるけれど、それも限定されているにゃ。マスクの内側を触った手で握手して、その人が鼻粘膜を触ってということになるんだけど、そんなに気にする必要あるのかな。みんなが目鼻口を触らなければ大丈夫と思うにゃ。
マスクの外側を触った手で目鼻口を触る、これも可能性としてはあるけれど、目鼻口を触らなければすむことにゃ。

ところで、アルコール消毒すると皮膚からウイルスが感染しやすくなると言う人がいるけれど、そんなに心配することはにゃいはずにゃ。そう簡単に皮膚構造は壊れにゃいし、常在菌がウイルス感染をブロックしているということは聞いたことがにゃい。そもそもコロナウイルスが皮膚から感染することはないにゃ。ただ、アルコールに弱い人は注意することにゃ。

細かな飛沫(飛沫が乾いた飛沫核はなおさら)はマスクでブロックすることはできないにゃ。それはちょっと考えれば当たり前のことにゃ。マスクの網目から飛び出してきた微小飛沫が相手のマスクでブロックできるなんてそんなことはにゃいでしょう。そりゃ、ちょっとは影響あるかもしれにゃいけど、微々たるものにゃ。で、「マスクをしていたら飛沫が飛ばないから安全ですよね」というのも嘘にゃ。マスクをしていても、通常のマスクだと飛沫はたくさん漏れているにゃ。ただし、飛沫の量はそれなりに減っているはずにゃ。だけど、所詮は量にゃ。大声でずっとしゃべっていたら、それなりにマイクロ飛沫は外に出てしまうにゃ。それは相手のマスクではブロックできにゃい。だから、マスクをしてても感染するというのは当たり前の話にゃ。

次に外だと安心かどうかだけど、マスク無しで近距離で会話すると飛沫やマイクロ飛沫を直接浴びる可能性が高くなるから、近接しての会話は危険にゃ。

また、マスクをしていても、しめ切ったところでは、それなりにマイクロ飛沫や飛沫核は空間に溜まっていくにゃ。相手(非感染者)がマスクをしていてもマイクロ飛沫、飛沫核はまったく防げないにゃ。しかし、窓を開けて換気すれば、リスクは当然下がっていくにゃ。

外だと、マイクロ飛沫や飛沫核は空気で薄まるのでかなり安全だけど、近距離&長時間だとそれなりに危ないことは危にゃい。少し距離を置いて、風が流れていれば、かなり安全だと思うにゃ。

路上飲みが危ないと話題になっているけれど、隠れて家でみんなで飲んでいる方がもちろん危にゃい。路上飲みはそれなりに距離を取って、大きな声で騒がなければ、それほど危険とは思えにゃいんだけど。

ここまで読んだらわかると思うけれど、マスクの効果というのはあるにはあるけれど、絶対ではないということにゃ。統計的に効果が現れないというのは当然の話にゃんだけど、だからといって、効果が無いとはいえにゃい。

重症化しやすい人と近距離で話すときは、もちろんマスクをした方がいい。だけど、マスクしているから絶対に安心というわけでもないことを忘れないで欲しいにゃ。

ぐたぐたになっちゃったけど、とりあえずNoteに上げておくにゃ。

あれやこれや議論している人がいるんだけど、喧嘩している姿をみると、いつも悲しく、歯がゆく思っているにゃ。


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