東京にゃ~そく通信(9月19日)

こんばんにゃ。ふと気が付くと、こんな時間になってしまったにゃ。日付をまたいでしまいましたにゃ。遅れてごめんにゃ。

東京のころにゃの情報が更新されたので、こちらもにゃ~そくをしますにゃ。

0)東京都の現況

東京にゃ~そく通信(9月19日)ver 1.0

昨日(9月19日)の陽性者数は565人でしたにゃ。先週の日曜日(9月12日)の1,067人から502人の減少。減少率は47.0%でしたにゃ。

重症者数は171人。前日から6人の減少。早くみんな回復して欲しい。

今日(9月20日)の陽性者数は、300人から500人を予想していますにゃ。

昨日の陽性者数は、28日連続で前週を下回りましたにゃ。

1)人流が感染拡大・収束の主要因子?

お盆明け(8月16日頃)から人流が上がっているので、陽性者数が再上昇するとの推測がありました。お盆が明けて34日経ちましたが、今のところその兆候はみられませんにゃ。人流と感染拡大は直接関連がないことがわかったと思いますにゃ。

TVやネットを見ていると、専門家らしき人たちが「なぜ陽性者数が下がったのか分析が難しい」と言っていて、にゃんこはとってもびっくりしていますにゃ。これまで陽性者数が上がって下がる波は何度も繰り返して経験してきたのに、その原因を解析してこなかったということにゃ。

東北地方の感染疫学の偉い先生が一瞬「これは自然減だ」と見抜いて発信したらしいけれど、うやむやにされてしまったにゃ。大阪府の会議でもにゃかの先生が自然減が起こっていることを昨年の6月に主張していたにゃ。とにかくこの1年半、ずっと事実をねじ曲げていただけにゃ。今回の陽性者数の減少にワクチン接種を結びつけようとする専門家もいるけれど、陽性者の急減はワクチン接種が進んだからではにゃいですにゃ。減少には一部寄与している可能性はあるけれども主要因子ではないことは明らかにゃ。

2)波の出現・収束の仕組み
第5波の出現・収束の仕組みを図にしたので貼りますにゃ。

東京にゃ~そく通信(9月16日)ver 1.0その2

第4波と第5波の感染拡大の主たる原因はウイルスの変異にゃ。第4波はアルファ変異ウイルスの出現、第5波はデルタ変異ウイルスの出現にゃ。ちなみに第3波は気候変動(冬になって寒くなったから)と考えられますにゃ。もちろん、変異もあったかもしれにゃい。

感染の拡大と収束は目玉焼き理論(同心円モデル)で十分説明がつきますにゃ。第4波、第5波の中でも、小さなサブウェーブ(V-1波,V-2波、V-3波など)に分けられるけれども、サブウェーブの発生理由はまだわからにゃい。にゃんこ的には、同じ変異体(変異株)でも微妙に異なり、少しずつ置き換わっているのではないかと考えていますにゃ。

他にも、大きなエピセンター(感染者・とくに無症状の感染者が集まり、感染が持続的に集積する地域)が発生するまでが多段階にゃのかもしれにゃい。前者の可能性としては、開示されるウイルスの配列情報が一部なので、どの変異によるものかは特定は難しいと思いますにゃ。

でも、サブウェーブまで細かく追うことは必要にゃい。ウイルスの感染拡大は、変異に伴うと思っていればいいことにゃ。感染対策も大きな差はない。1/100作戦で十分にゃ。

従来の数理モデルでは、感染が集団中の大多数に広がり免疫がつかないと、接触機会を減らさない限り収束しないという考えにゃんだけど、実際はそうにゃらないことは今回の件でさらにはっきりとしたと思いますにゃ。ヒトの風邪コロナウイルス(229E)は同じウイルスでも時間が経てば何度も感染することは1970年代から分かっていて、ウイルス学の教科書にも載っていることにゃ。ましてや、免疫から逃れる変異型が出ればなおさらにゃ。

確かに接触機会とリンクしている「人流」は感染拡大の一因にゃんだけど、それは主原因ではありませんにゃ。人流だけで陽性者数の予測はつきませんにゃ。人流の指標に重点を置きすぎた政策も間違っているとにゃんこ的には思っていますにゃ。

次の波は必ず来ますにゃ。昨年の状況を勘案すると、時期的には最低気温が10℃前後になったら陽性者数が上がってくると思っていますにゃ。紅葉の時期に上がると覚えたら良いと思いますにゃ。東京ではおそらく10月下旬前後と思われますにゃ。その前に北海道が上がると思いますにゃ。

東京にゃ~そく通信(9月16日)ver 1.0その3

次の波の要因は、1)新型コロナウイルスの変異の他に、2)新型コロナウイルスに対するワクチンの免疫効果の低下、3)気温の低下に伴う自然免疫(鼻粘膜など)の低下、4)空気が乾燥して微小飛沫粒子が空気中に漂いやすくなること、5)寒くなって換気が疎かになることによる空気感染確率の上昇などにゃ。

東京にゃ~そく通信(9月16日)ver 1.0その4

次の波で、どの程度陽性者がでて、どの程度重症者が出てくるかが問題になってくるにゃ。寒くなることによる重症化率の上昇とウイルスそのものの弱毒化との差し引きでどちらが勝るのかが焦点になってくると思われますにゃ。今の毒性(病原性)のまま大量に陽性者がでると、重症者や死者は第5波より多くなってしまう可能性がありますにゃ。そうならないことを祈っているし、それにも対応できるように医療体制の整備が急務にゃ。

なにはともあれ、にゃんこ組は、いつでも1/100作戦でZone 4にゃ!

3)感染経路と1/100作戦

新型コロナウイルスの変異体(通称、変異株)はどんどん出現していることはみんな知っていると思いますにゃ。武漢で発生した最初のウイルスから、アルファ変異体、デルタ変異体と流行するウイルス変異体は変わり、その度に、病原性や感染力が高まったと報道されていますにゃ。しかし、本当にそうにゃのか、にゃんこは疑問に思っていますにゃ。

データから読み解くと、デルタ変異体は若年層で重症化が一部みられるようになったものの、全体的には確実に病原性は低下していますにゃ。感染力は高まっているようにも見えるけれども、それは、病原性の低下とも関連していると思いますにゃ。感染した人から排出されるウイルス量が増えているという報告もあるけれども、それだけ増えなくては発症しないととらえることもできますにゃ。色々な論文が出てきて混乱するけれども、一つの論文を信用するのは危険にゃ。本当にそうなのかは専門家でもわかりにくいところがありますにゃ。

いずれにせよ、新型ころにゃウイルスは変異する度に、確かに流行やすくはなっているけれど、基本的には、感染メカニズムも感染経路も変わっていにゃいので、対策は同じと考えて良いと思いますにゃ。

感染経路は3つ考えられますにゃ。1)飛沫感染、2)空気感染、3)接触感染(粘膜等からの)ですにゃ。デルタ変異体が現れて、容易に空気感染するようになったと報道されるようににゃりましたが、基本的には大きく変わっていないと思いますにゃ。もし、そうならとっくに東京はほとんどの人に感染してしまっていますにゃ。デルタ変異体は空気感染がメインとも報道されるようににゃったのだけど、従来の教科書で書いているような「空気感染」とは異なりますにゃ。

従来の教科書では、空気感染の特徴は、広い部屋で同室になった場合に、遠く離れた人にも感染するというものにゃ。場合によっては遠く離れた土地にまでウイルスが風に乗っていくという話もありましたにゃ(本当にそうなのかは別にして)。新型ころにゃウイルス発生初期の研究では、中国のレストランで隣接するのテーブルの人にも感染するという報告があって、これを飛沫感染と呼ぶのか空気感染と呼ぶのか議論がありましたにゃ。その事例の場合、感染者が部屋全体で発生しておらず、空調で空気が流れているところで感染しているということで、多くの人はこれも飛沫感染の一種と解釈しましたにゃ。隣のテーブルには大きな飛沫粒子は到達しないし、隣のテーブルの人は一直線に飛んできた飛沫粒子を吸ったわけではなく、空気中に漂っている微小飛沫を吸って感染しているわけにゃので、これも空気感染と言えなくもないけれど、従来の空気感染と誤解されるおそれがあるということで、飛沫感染(あるいはマイクロ飛沫感染、あるいはエアロゾル感染)ということになりましたにゃ(ここに大きな誤解がありましたにゃ)。今も状況は変わっていないと思うのにゃけど、最近はこの感染も空気感染(エアボーン感染〔空気媒介性感染〕)と呼んだ方が良いのではないかと議論されるようになったということにゃ。

飛沫感染は、教科書的には飛沫粒子がウイルス侵入門戸(新型ころにゃウイルスの場合、目や鼻や口)に付着して感染すると説明していますにゃ。だけど、マイクロ飛沫感染はそれとは異なりますにゃ。鼻の奥や喉、あるいは肺にまでも微小粒子が到達して感染していますにゃ。空気感染とマイクロ飛沫感染に大きな線引きはにゃくて、「空気中の微小飛沫粒子の濃度×吸い込む空気量」の値が小さくて感染するものが空気感染、大きくないと感染しないのが、マイクロ飛沫感染ということになると思いますにゃ。

さて、問題の予防法にゃ。1/100作戦は感染が成立するウイルスの量を1/100にしてしまえば、まず、感染しないというものにゃ。理解が難しいという人がいるけれども、にゃんこでも理解でますにゃ。

3つの経路で感染するのにゃけど、通常感染が成立する時のウイルス量を100としたときに、そのウイルス量を1にして受ければ大丈夫というものにゃ。1/100作戦はその意味ですにゃ。もう一度言うけれども、どの感染経路でも、感染が起こる場面でのウイルス量を1/100に減らすことを目指すということにゃ。それが仮に1/10になっても、絶対安全でないにせよ、大きな効果を生むと思いますにゃ。

まず、空気感染。空気感染を予防するためには、換気もしくはウイルスを除去する空気清浄機の導入にゃんだけど、ここで注意しなければならないことは、いくら換気しようが、ウイルスを不活化する空気清浄機を導入しようが、飛沫感染(近距離の空気感染)はほとんど防げにゃいということにゃ。新型ころにゃウイルスは「飛沫感染はなくて、空気感染がメインだから、換気だけすれば良いし、換気が出来なければ部屋の上部でUVを当てれば良い」と思ったら大間違いにゃ。近距離ならばその方法はあまり効果にゃいはずにゃ。簡単にまとめると、空気感染を防ぐには、狭い空間で長時間声をあげる行為は控える、換気を適宜する、可能であれば、ウイルスを除去する空気清浄機を設置するということにゃ。

次に飛沫感染(近距離の空気感染)。飛沫感染を防止するのは、やはりマスクはした方がよいと思いますにゃ。ただし、マスクそのものから漏れてくる飛沫粒子や顔とマスクのすきまから漏れてくる飛沫粒子が増えてくれば、当然リスクは上昇しますにゃ。マスクにウイルスが付着することはみんな分かると思うけど、逆に言えば、マスクにウイルスが付着した分、飛沫粒子の数は減っていて、その結果、感染(近距離の空気感染)のリスクは低下するはずにゃ。まして、咳やくちゃみをする場合はマスクはした方がいいと思うにゃ。特に高齢者や基礎疾患があって発症リスクが高い人と長時間会話する場合は、しっかりとマスクをした方が良いと思いますにゃ。ただ、マスクは完全ではないと言うことを理解して欲しいにゃ。また、ほとんど会話しない場合は、マスクは不要と思いますにゃ。大声で会話したり、対面で長時間会話しない限り、換気の良い通勤電車、散歩、クラッシックコンサート会場、映画館等ではマスク不要ですにゃ。

飲食店で飛沫感染をアクリル板で防ぐというのもちょっと間違いにゃ。空気の流れがしっかりと分からない以上、アクリル板での予防効果を論じるのはとても難しいにゃ。声が聞き取りにくくなる分、大きな声になるので、その場合、近距離での空気感染(広義の飛沫感染)のリスクは高まると思いますにゃ。

あと、大便の中にもウイルスは含まれるので(感染性に関しては議論があるものの)、(念のため)大便を流すときは蓋をする方がいいにゃ。特に下痢をした場合は、トイレの換気扇を回して、次の人が入るまで間をあける方が安全と思いますにゃ。

最後に接触感染。接触感染がたとえメインでなくても、それも想定して、目鼻口を極力触らない、時々手を洗うということは行って損はないと思いますにゃ。あくまで無理のない範囲内でやることにゃ。テーブルや椅子をエタノール消毒したりするのはほとんど意味がないことにゃ。トイレから出るときは手を洗った方がいいにゃ。ただ、エアータオルが危険という人もいるけれども、そこまで気をつかう必要はないと思いますにゃ。食事では大皿でもいいけれども取り分ける箸を変えること。親しい人どうしでスプーンや箸の使い回し、回し飲みはやめるべきにゃ。

多少感染性のウイルス粒子が体内に入っても、感染はしないし、感染したとしても、鼻と喉で増えるだけにとどまったら、局所の感染で終わり(肺炎や全身感染にならない)ということで問題ないということにゃ。とにかく、量を減らすこと(1/100作戦)で感染を防ぐことが出来るし、たとえ感染したとしても無症状で終わる可能性が高くなるということにゃ。

えい、えい、にゃ~!

画像5

同じような文章が毎日続きますが、ご容赦くださいにゃ。伝えたいことは毎日言うことにしたにゃ。

画像6


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?