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YouTubeに高画質な動画を投稿する方法。←こうでもしないと上に来ないからね。


※ゲームの動画を収録してYouTubeに投稿するという前提
※ある程度実況をしてきて、ソフトや機材の使い方がわかってきた人向け
※もしかしたらほかのYouTubeに投稿してる人の悩みにも掠るかもね。

ようやく少しずつ重い腰が上がり始めたので、徐々に書き始めようかと思います。

まともなPCすらもっていなかったわたしが、高画質な動画を投稿するまでの流れを記事にすることで、これから動画を上げる人や、現在進行形で悩んでる人が、スムーズに問題解決に向けて動けるようになればいいなと思いながら書いています。

2020年1月5日。思い立って実況をとり始めた。
最初は実況動画を投稿していること自体に満足していた。
夏頃、もっとクオリティを上げられないかと思案し始めることになる。
最終的な目標地点を自分の好きなとある実況者に定め、そこに近づくために画質の改善を図る。

これは、何もしたことがなかった凡人が、先人たちの知恵を借りながら追い付き追い越そうと夢を見た…まま沈んでいった1年間の奮闘記である。

上のは消そうか悩んでる。

1.手元にあるPCを使って収録。

2020/1/1 実況を撮ろうと決め、昔オフィスソフトを動かせればいいと6年前に購入したPCとswitchを持ってる状態から収録をし始めた。

ここから新しく必要なのは大雑把にキャプチャーボードマイク

キャプチャーボードは買わざるをえないが、マイクはすでに持っていたヘッドセッドを使用することにした。(3千円くらいのやっすいやつ)

PCにマイクと、数日前に届いた1万円くらいのやっすいキャプチャーボードをつなぎ、switchとキャプチャーボードをつなげば、PCにswitchの画面を写すことができるという流れ。

夢の第一歩を踏み出し、意気揚々と収録を開始したが、完成した動画は見るも無残なものだった。そこには、非常にフレーム落ち(カクカク)が激しい状態で、もはやパラパラ漫画にしか見えないmp4のファイルがそこにはあった。(動画とすらいえない。GIFだGIF。)

撮りなおそうにも、そもそも収録ボタンを押そうとするとPC側が処理に耐え切れずソフトが終了してしまうなんてことも。


当然、こんなゴミみたいな環境で収録してても時間の無駄だったので、少し調べた。そしたらどうやら以下の3通りの方法があることがわかった。

→ 1.軽いと言われているソフトを使ってみる。

収録ソフトにも種類があり、収録時に様々な効果(例:ゲームの音と自分の声を同時に収録する。またノイズカットなど)を発揮してくれるが動作が重いソフトや、極めてシンプルなつくりがゆえに軽いソフトなどもある。

色々漁ってみたが、軽いと言われているソフトでも、家庭用のPC(6年前)では、結局満足のいく画質では撮れないことがわかった。

→ 2.そもそもPC側に処理させなければいい。

PCではなくキャプチャーボード単品で収録できる物を買う。
(そんなものあったんか)

→3.PCのスペックを上げてください。

2.PCのスペックに頼らない収録。

カクカクした状態がどうやらPCの性能が低すぎるせいだということに気づき、なんとかしようと考えた。が、いきなりゲーミングPCを買えというにはさすがに準備(お金)が足りない

安上がりでどうにかならないか調べていると、一気に現状(金欠)を打破できる商品があるらしいことを知った。それが、単体で収録することができるというキャプチャーボードだった。

キャプチャーボードには大まかに2種類あり、

①PCに映像を届け、テレビにも同時に出力することで、テレビで遊びながらPCで収録するというもの。処理はPC側で行う。みんなのイメージ通りのやつ。

メリット →自由度が高く、思い通りの設定を自分でできる。
デメリット →ハイスペックなPCを要求される。操作がわかりにくい。

②PCにつながなくてもコンセントやUSBバスパワーで電力を送り、キャプ チャーボード単体で収録し、別売のSDカードに収録したデータを保存するというもの。

メリット →下手な操作を必要とせず、わかりやすく高画質な動画が撮れる。
デメリット →少しキャプチャーボード自体が高くなりがち。
      設定、操作の選択肢がない(せまい)。

自作PCを組み立てるほどの金銭の余裕は無くても、まぁ1万5千円程度の出費なら許容範囲である。ということで実際に購入して使ってみた。

初心者(わたし)からするととてもシンプルでわかりやすく、余計な設定をする必要もない。収録したデータを確認しても、とてもきれいである。

YouTubeに投稿されているゲーム実況の動画と比較しても、数字上(1080p60fps)は遜色ないものが撮れている。しかし、これをそのままYouTubeに投稿すると、あらびっくり、ブロックノイズがすごくて数年前のブラウン管みたい。

確かに、低スペックなPCでそのまま収録した動画をYouTubeに上げていた時と比べれば雲泥の差ではあるが、それでも他の画質がよい実況者と比較すると、みれたものではない。理由としては、キャプチャーボード単体で収録した時のデメリットである自由度が低いことに関係してくる。

キャプチャーボード単品で収録したデータは、とてもきれいな画質でmp4で保存されている。ここでの問題は、mp4で保存されているということだ。

簡単に理解してほしいことだけ書くと、mp4とはデータを小さく圧縮し、それでいて損失が少ないように保存する。収録して保存された直後の状態が最もきれいで、そこから編集・投稿というように段階を踏んでいくごとにデータが劣化していく保存形式のことを指す。

保存形式にもいろいろあるので気になった方は各自で調べてみてほしい。わたしもすべてを理解しているわけではないので。

今回の問題の本質はmp4がだめ、ということではなく、収録の段階を経ても劣化しない保存形式で保存する必要があるということ。そして、キャプチャーボード単体で収録する(わたしが購入した)機材は、保存形式を選択することはできなかった。

そもそも難しいことを省いて簡単にできるようにしているのであって、知識を持っているのならPCで自由に収録しろっていう話である。

さて、ではどうすればいいのか。

選択肢 3. PCのスペックを上げてください。


こうして、結局PCのスペックを向上させなければならなくなった。と、いうわけ。

3.PCのスペックにものを言わせた収録。

正直ここから先は自己満足の世界ではないかとわたしは考えている。キャプチャーボード単体で収録された動画は充分にキレイで、これでいいと考える人も多いのではないかと感じたからである。(最初から高画質なんて自己満足であることということは言わないお約束。)

しかし、目標を定めてしまった私は、なんとかその目標に近づくために調べることをやめなかった。(ただ満足できなかっただけ

こんな流れでスペックの高いPCを買うことを迫られたわけだが、どうせならとかねてから興味のあった自作PCに手を出すことにした。最終的には10万を少し超える程度のものとなったが、収録のみの画質(生配信は除く)をあげたいだけなら総額8万程度のパーツで十分だった。

BTOを買うなら大体12~16万くらいのラインであれば、見た感じ同じようなパーツが使われていると思うので大丈夫かと。

何回も書くが、流れを乗せているので、少しでもわからないと感じたところがあれば、各自で詳細な説明が乗っているサイトを調べてみてほしい。例えば、実況 おすすめ BTO など。あと少し話は逸れますが、最近は安くて機能が優れたなパーツが販売されるので、BTOで出るまで少し待ってみてもいいのではないかと個人的には思う。これも調べてみて。


私の持っていたものが最底辺PCだったせいで、いままでPC側でまともな収録作業をしたことがなかったことの腹いせに、色々なソフトで高画質な動画をとれるかどうかを確認した。最終的に使っていこうと決めたのはとある無料のソフトだったが。

いろんなソフトを試して感じたことは、どんなものでも簡単にしていこうとすると余計な作業を省くため、複雑な設定はできないようになっていく。

逆に、何でもできるようなソフトは自由度が高い分、操作がてんやわんやになる。ということだった。

そのため、人気で有名なソフトは、勝手にいろいろなことをやってくれるが、そのぶん動作は重くなる。そうすると、8万程度のPCでは満足のいく結果にはならなかった。(初期のPCで収録した時よりは確実に良くなっているが、これだとキャプチャーボード単体で収録した時より画質は悪い。)

つまり、自分の持っているスペックのPCで快適に動かせて、かつ自分の求める画質・保存形式を設定できるソフトを、探す必要がある。

自分の持っているスペックのPCで快適に動かせて、かつ自分の求める画質・保存形式を設定できるソフトを探して、自分の求める設定をし、満足のいくデータが取れた。そうしたらいよいよYouTubeに投稿するわけだが、投稿された動画はいまだに満足のいく画質ではなかった。(私は満足できなかったというだけ)

 余談だが、さきほど劣化しない保存形式について書いた。しかし、ここにも思わぬ穴があった。というか自作PCがゆえに気づかぬうちに自ら落とし穴を掘っていた、という感じだが。
 それは何かというと、段階を踏んでも劣化しない保存形式は、とても動画の容量が大きくなりやすい。PCで収録した動画は当然PCに搭載されているSSDやらHDDに保存されていくわけだが、これらのスペックが低いと、書き込み(保存)のスピードが追い付かないことがある。
 わたしもこれが原因で、撮れたと思った動画が非常にカクついていたり、そもそも収録が途中で止まってしまうといったことがあった。ここまで来てなぜか収録データが安定して取れないと思ったら、ここも見ておいて損はないだろう。

4.PCのスペックにそった収録と画質の最適化

もはやこっちの裁量で調べてできることは終了している(と思っている)というのに、いまだに目標としている投稿者の画質には到達できない。

もはや何を調べればいいのかもわからない、というところまできて、はじめてYouTube側の問題なのでは?と思い立った。調べていくと、問題というよりは仕様といった感じのものが出てきた。

そこには、簡単に言うとこんな感じのことが書いてあった。

当然YouTubeも営利企業なわけで、利益を生み無駄を削ぎ落とさなければならない。その結果、ファン(視聴者)が多い配信・投稿者に全力を注ぎ、まだひよっこの原石たちは我慢してもらうという構図が出来上がった。
別にどこかのサイトの引用というわけではない

一言で言うと、ファンが多いと高画質になり、ファンが少ないと画質は荒くなる。ということになる。


めちゃ調べた結果そんな無惨なことある?と思いながら調べていくと、どうやら抜け道があるらしい。

収録した画質で投稿したときにそのままの画質で見たい場合、編集の段階で、画質をアップスケールしてYouTubeに投稿すると、YouTube側が優遇してくれる。(4kの動画を配信するためには手厚いフォローが必要だからという可能性もある。わたしも細かくは理解してない。)

簡単にいうと1080pの動画を乗せたいのなら、ためしに4kの画質で投稿しろということ。実際に1080pで収録した動画を編集終了時に4kで書き出し、YouTubeに投稿してみた。するとどうだ。あこがれの実況者みたいな画面が広がっているではないか…。(ここまで3か月)

ここまできて、ようやく、目標とする実況者の人たちの画質にかぎりなく近づくことができたのであった。

たかっちの長く苦しい3か月が報われた…。

編集後記

なんやかんやで書ききれてよかった…。

この記事をみてもわからないときは、これをもとに調べながらやっていけば、そんなに時間もかからず「私が教えられることはない。」状態になる。そもそも素人なので、知識なんて0。みなさんがこれから得ていく経験には勝てないのです。

そして当然、この記事より詳細に書いてある記事もどこかには埋もれているでしょう。しかし、検索結果で上に来るのは、ほとんどが単語に完全一致し、それを深堀したサイトでした。(私の検索能力が低いのもある)

私が当時辿り着きたかったのは、まとめて同じ場所に解決策を置いてあるサイトです。(わがまま)

PCの問題は個人の環境によるところが大きく、なかなか同じ問題に全く同じ回答が当てはまることはないとは思いますが、この流れでわたしは自分が満足する画質にすることができました。

わたしのあとから同じような道を歩み始めた人たちが調べたときに、少しでもスムーズに画質の向上を図れるように、この記事を書き残しておくことにします。

調べてる時間があったらどんどん動画をとっていきたいのに、もったいないからね。

それでもわからなかったり不安に感じる方は、実際にわたしが使ったソフトやその設定、購入した機材などを具体名をあげながら流れで説明する記事を有料で書こうかなぁと考えているので、いつか上がったらそちらの通りにやっていただければと思います。

noteの最初の記事にも書きましたが、最近は検索して答えを探すのも簡単ではなくなってきていると感じたので、この無料の記事で何を調べればいいのかのヒントを拾っていただければ、この記事を書いた身として幸いでございます。

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