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SR400 プチカスタム
ようやく暖かくなってきた。
世の中は、オートバイのシーズンイン。街中で見かけることも増えてきた。
今年は、中長距離のグルメツーリング(ソロ)を楽しもうと画策中だが、そろそろSRセンパイのメンテナンスもせねば…
ということで、天気も良かったのでプチカスタムに着手することにした。
今回のプチカスタムは、
・NGKパワーケーブル取付
・ant lionフルパワープーリー取付
・BORE-ACEチェンジアシスト取付
の3点。
それと…単独転倒事故で曲がってしまったシフトペダルの交換作業。
まずは燃料タンクの取り外しから。この日のために出来るだけ燃料を減らしておいた。
燃料タンク取り外しの詳細は、ググれば幾らでも出てくるので割愛。また作業中は例によって必死なので写真は少ないので悪しからず。
まずは燃料コックをOFFにして、メインキーを数回ON/OFF繰り返して燃料ポンプを動作させ燃料経路内のガソリンを減らします。
次にシートを外してから、燃料タンク後方を固定しているボルトを抜きます。(写真なし)
そしてタンクへつながる燃料ホースを抜いていきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137123014/picture_pc_0084f2aad88e4ff8e4c5b4d557087b49.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137123018/picture_pc_3077bf3d80730d66d475999830478481.jpg?width=800)
写真が無いのですが、②の後にタンク前方のオイルタンクのフィラーキャップ右横にあるホースも外します。
それから燃料タンク後方右側にある燃料警告灯のカプラを外します。これは小さくて分かりにくいですが、押すと解除されるカプラです。
そして最難関とされる最後の燃料ホースに取り掛かります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137130573/picture_pc_3dfb8e5fd3335ed2fe5a9e579b049938.jpg?width=800)
最難関とされる理由は幾つか…。まずスペースが圧倒的に狭い!コツはと言うと王道ですが、燃料タンク後方を固定してるネジを外したところに折り畳んだウエスなどを突っ込んで持ち上げ加減にします。
そしてロングノーズのラジオペンチなどでホースバンドを掴みズラします。燃料ホースがドン突きまで差し込まれてますから、ホースやタンクを傷付けないようマイナスドライバーなどで押し下げてホースを外します。
今回、燃料タンクを外す必要があったのは…
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137131135/picture_pc_d95179da891767aaa5830b9596bb9f2c.jpg?width=800)
イグニッションコイルを弄りたかったからです。純正プラグコードをNGK製パワーケーブルに交換するための前準備だったわけです。
やっとの思いでイグニッションコイルへ到達しましたが、そこから先は必死なので作業中の写真少なく…
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137131287/picture_pc_e40804d5443f6293f66f18368a027d8e.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137131290/picture_pc_10b21a655b6923de4b1d9d5e44d48f2d.jpg?width=800)
取説通りに加工しましたが、元のプラグコードの長さが短いので…出来上がった姿は元のケーブルとパワーケーブルが半々くらいと微妙。※1
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137131765/picture_pc_a0ed8850e89efcad6488c005524927a1.jpg?width=800)
ググってみると、イグニッションコイルの根本からプラグコードが抜けるなどの記事もみられたのですが※2、予備のイグニッションコイルは入手していないので無難な取説通りの施行方法を取りました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137132185/picture_pc_867078a9c75312889bbdbdf4a39f10b5.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137132186/picture_pc_c15b7516273f93aebfb2fb7f778a554e.jpg?width=800)
次の作業は、ant lionのフルパワープーリー取付。
いつも思うけど、こうしたメンテナンス記録の作業途中で写真撮れる人はスゴイ!僕は面倒くさがりなので無理です…
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137132280/picture_pc_308351447949e17400102680e4c5c2ca.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137132281/picture_pc_2eb80096f4bf50dbdf72bfb08c27dc11.jpg?width=800)
燃料タンクおろしてあるので、プーリーへのアクセスは良好でした。
フルパワープーリー付属の取説は、作業工程を理解している人なら分かるけど、やったことない人が見ても分からないかも…。僕はいちいち手を止めて取説と睨めっこして理解して、何とか無事に取付完了。試しにアクセル捻ってみたけど、かなり重いと感じた。
取り外した燃料タンクを逆手順で取り付け直します。ガソリンで湿り気があったからか、燃料ホースの接続はスムーズでした。そして始動確認。問題なくエンジン掛かりました。
お次は、BORE-ACEのチェンジアシスト取付…。写真なし。(笑)
取説が分かりにくいので、人柱なブログ記事やYouTube動画を参考に。
そして最後の仕上げが、単独転倒事故以来、曲げ修正されたままにしてたシフトペダルの交換。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137357536/picture_pc_ef7bbb2a1a6f767a81c973999ace9545.jpg?width=800)
新品純正品のシフトペダルと並べてみて驚いた。修正してあったとはいえ形状がまるで違う…。笑えるくらい。
そりゃシフト上手く決まらないはずだ…。
全ての部品を取付&交換して、後片付けしてから片道20kmほど往復40kmの試走してきた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137357731/picture_pc_7b526bbd76283dc0f96692546ee5edd7.jpg?width=800)
まず、NGKパワーケーブル交換の効果はアイドリングからして違った。音に「゛」が付く感じ。トゥルトゥルがドゥルドゥルになった。
フルパワープーリーの効果は、アクセルが重くなっただけでなく、NGKパワーケーブルとの相乗効果もあってか、とにかくエンジンがパワフルに感じる。その分、振動も増えた感じもしなくはないが…。
そして一番の改善点は、シフトフィールの向上。「今までのは何だったんだ!?」と言うくらいの違いがあった。そりゃ曲がったシフトペダルと比べるまでも無いが…。
今までだと、なかなかニュートラルに入らず半クラ使って無理矢理入れる感じだったのがスコッと入る。
発進時も、今まではニュートラルから1速に一発では入らず、半クラ使って空吹かししないと入ってくれず… 最悪エンストする有様だったのが、何の抵抗もなくスコッと1速に入る。
ガチャガチャとシフトペダルを踏んでシフトチェンジしてたのが、スコスコと入る。
チェンジアシストと「正常な」シフトペダルの組合せで、シフトチェンジのストレスは一掃された。
そして… キャストホイールについても触れておこう。
総重量は増加したが、ホイール剛性が高まって転がり抵抗が軽減されたのか、発進時や走行時に感じていた「もっさり感」が解消されていた。懸念していた路面からの突上げも、今のところ気にならない。
心なしかブレーキの効きもほんの少し良くなった感覚がある。スポークホイールがそれほど悪い訳では無いのだけど…。
納車以来、ノーマル状態で乗ってきたSR400。プチカスタムで気分一新して、今年(こそ)はアチコチ出掛けようと思う。
※1 接続アダプタにケーブルを捩じ込む必要があり、捩じ込むための余長がないと力が伝わらないため取説通り80mm〜100mmは元のケーブルを残す必要がある。
※2 但し純正プラグコードとNGKパワーケーブルは径が違うためパワーケーブル外径を2mm削る必要があり推奨されない。
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