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スリップビートの練習方法

こんにちは、加藤ショウゴです。

今回は、スリップビートの練習方法について、書いていきます。

スリップビートは、ポピュラーミュージックでよくある、2拍・4拍のバックビートを、半拍ズラす手法です。

そうすることとで、リズムに、緊張感を持たせることができます。

今回の譜面は、こちらです。

楽譜を見てもらうとわかるように、4拍目が、ウラ拍にズレています。

動画でも、同内容を、紹介しています。


楽譜の分析と解説

手順をわかりやすくするために、2拍ずつ、分けてみると、この楽譜では、3つのパターンで、構築されていることが、わかります。

パターン①

「右側(右手・右足)・両手」という手順です。

パターン② 

「右側(右手・右足)・右手/左手」という手順です。 ここが、スリップしている部分ですね。

パターン③ 

「右手/足・両手」という手順です。


これら、①・②・③を、大きなリズムで捉えていきましょう。

パターン①は、4分音符が2つです。

パターン②は、4分音符と8分音符の、組み合わせです。

パターン③は、②の逆にパターンです。

この楽譜は、実は、そこまで、難しくない音符の構成になっていることが、分かりました。

ドラムの奏法は、音の高低差や、アクセントが変わることで、リズムに変化を出すことができると、これで、理解できます。


具体的な練習方法

楽譜を理解したところで、実際の練習方法を紹介します。

(1)パターン①・②・③を、部品と捉え、2拍ずつのフレーズを、叩けるようにします。

(2)次に、①+②、①+③、②+③のように、2拍のフレーズを組み合わせて、叩けるようにします。

(3)実際の楽譜に戻り、フレーズごとに番号をふって、どのような構成になっているか理解、通して叩けるように練習します。

ポイントは、速いテンポで練習するのではなく、ゆっくりしたテンポから、スタートすることです。

全体を叩いた時に、大きなリズムの形で、演奏が聞こえるようであれば、バッチリです。

はじめの2小節なら

『タンタン・タンタカ / タカタン・タンタカ』

のように、聞こえるはずです。


いかがだったでしょうか。

スリップビートは、楽曲に緊張感を持たせるには、ピッタリの、アレンジ法です。

ぜひマスターして、いつもの演奏に、ひと味加えてみてください。

加藤ショウゴでした。



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