ドラム入門者の、意外なカベ?!16分音符の手順について、考えてみた。
こんにちは、加藤ショウゴです。
今回は、ドラム入門者の、意外なカベである、叩く手順について、考えていきます。
例えば、このような譜面が出てきたときです。
EX-1
EX-2
今回のテーマは、この譜面の、3・4拍目のリズムです。
EX-1の3・4拍目は、「タン/タカ・タン/タカ」と読みます。
EX-2の3・4拍目は、「タカ/タン・タカ/タン」と読みます。
このリズムの手順は、自然な手順(右利き)であれば、このようになります。
EX-1の3・4拍目は、「タン/タカ・タン/タカ」→「右/右左・右/右左」
EX-2の3・4拍目は、「タカ/タン・タカ/タン」→「右左/右・右左/右」
ここで、ドラムをはじめたばかりの方だと、2つの混乱が起こるようなのです。
①なぜ、EX-1の「タン/タカ」は、「右/左右」でないのか。
②「タカ/タン」と、「タン/タカ」が混じると、手順がグチャグチャになる。
このような、考えが出てくるのです。
これを整理していきます。
まず、どの形で練習するにせよ、右利きなら、右手リードで、叩きやすいように叩く、ということに尽きます。
色々な考え方はありますが、今回は1つに絞り、「加える」という要素で、説明します。
例えば、このような楽譜があったとします。
1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・5 ・ 6 ・7 ・8 ・
これは、8分音符なので、1拍に2打ずつ、1小節で8打叩いている、という譜面です。
時計の秒針と同じ、テンポ=60で、右手のみで叩いてみましょう。
そして、「6・」と、「8・」の、「・」の部分に、左手を加えます。
そうすると、EX-1が、できあがります。
今度は、「5・」と、「7・」の、「・」の部分に、左手を加えてみます。
そうすると、EX-2が、できあがります。
ちなみに、「5・6・7・8・」の、「・」の部分に、左手を加えると、16分音符の連打になります。
このように、はじめに紹介した、2つの混乱は、右手リードで叩くことで、解決できます。
ドラムセットの場合、利き手に合わせたセッティングになるため、はじめのうちは、フィルインなどのフレーズは、右手リードを意識すると良いです。
注意点としては、右手リードを意識しすぎて、左手の振り上げが甘くなることと、カウントを、しっかり数えることです。
左右の振り上げは、しっかり揃え、音が均等に鳴るようにしましょう。
振り上げがバラバラだと、あまり上手に見えなくなるからです。
また、カウントは、今回は、8分音符をそのまま数えましたが、慣れてきたら、4拍のカウントに戻して、練習してください。
最後に、音符の形で混乱しないことも大事ということも、お伝えします。
例えば、このような譜面があるとします。
この場合、あまり意識しなくても、「右・右左・右・右左」で、叩いているはずです。
EX-1の3・4拍目は、これと同じ理屈なんです。
そもそも、楽譜は、テンポにより、表現が変わります。
仮に、この譜面のテンポが♩=180だったら、音符から想像している感じとは、全く異なる印象を受けるはずです。
ハーフタイム・ダブルタイムにつながる練習になるので、メトロノームを鳴らしながら、やってみてください。
それでは、また。
加藤ショウゴ
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