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ドラム入門者さん必見!基本のリズムパターンを、発展させる方法

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こんにちは、加藤ショウゴです。

今回は、ドラムを始めたばかりの方にお伝えしたい、リズムパターンの発展について、お話します。

簡単なリズムパターンから、音を足したり、引いたり、ズラしたりするだけで、様々なリズムの形に、変化します。

短期で開催される、ドラム入門教室で、実際に受講生さんが叩いていた、パターンばかりなので、スタートアップにはピッタリです。

音符への理解も、深まると思うので、是非トライしてみてください。

では、やっていきましょう!



①基本のリズムパターンと、音符について


まずは、基本のパターンを、紹介します。

EX-1

1拍目:右手・右足、2拍目:両手、3・4拍目は1・2拍目の繰り返しとなる、基本的なパターンです。

こちらを、基準に、その後に紹介する、リズムパターンなども使って、アレンジしていきます。


②増やす場合

まずは、増やす場合から、考えていきます。

右手のハイハットシンバルの刻みを、倍にしてみます。

そうなると、このようなリズムパターンになります。

EX-2


いわゆる、8ビートとなります。

キッチリ8分音符で刻むので、楽曲に、メリハリ感を出すことができます。

増やすという点で、大事なことがあります。

それは、8分音符の刻みに、カウントを入れていくことです。

EX-3

このカウントを基に、パターンを、変化させていきます。

②ー1 バスドラムの音数を増やす


定番のパターンとして、バストラムの音数を、増やすということが、できます。

例として、3つ紹介します。

EX-4

これは、「3 and」に合わせて、バスドラムを、入れたパターンです。

EX-5

これは、「and 3」に合わせて、バスドラムを入れたパターンです。

EX-6

これは、2・3カウントの間の、「and」に合わせて、バスドラムを入れたパターンです。

オモテ拍(1・2・3・4)が強調されると、安定したリズムに聞こえます。

逆に、ウラ拍にあたる「and」が強調されると、不安定なリズムに聞こえます。

これを利用することで、曲に、解放感や緊張感を、あたえることができます。

バスドラムのパターンの変化は、楽曲に大きく影響します。

②ー2 スネアドラムを加える


次に、EX-2の譜面に、スネアドラムで、16分音符を、加えてみます。

EX-7

これは、2拍目の「and」を、2つに割って、16分音符にすることで、疾走感を与える、パターンになります。

EX-8

こちらは、4拍目の「and」を、16分音符にすることで、次の小節へ、加速していく感じが出せます。

楽曲にノリを加えるために、16分音符を隠し味的に入れるのは、大変、効果的です。

このように、音を加えることで、EX-2のパターンが、大きく変化しました。

音数を増やすと、効果的に、表現を変えることができます。

リズムパターンの幅を広げる、第一歩なので、頑張って、練習してみてください。


②減らす場合


次は、減らす場合を、考えてみます。

音を足し過ぎた時は、引き算をしてみることで、雰囲気を変えることができます。

似通ったパターンなのに、音を減らすだけで、全然、雰囲気が変わります。

元の譜面と叩き比べて、その違いを感じてみましょう。

②ー1 ハイハットの音数を減らす。

例えば、EX-2のパターンから、音を減らしてみます。

オモテ拍の、「1・2・3・4」のハイハットを抜くと、このようなリズムパターンになります。

EX-9

いわゆる、「ディスコビート」とも呼ばれる、ダンスビートに、早変わりします。

ウラ拍が強調されることで、リズミカルなリズムパターンに、変化することが、分かります。

手順は、「右足・右手・左手・右手」(右利きの場合)を、くり返せば、このリズムパターンとなります。

バスドラムを4分音符で踏み続ければ、さらに、パンチの効いたリズムになります。

②ー2 バスドラムの音数を減らす

では、次にバスドラムを、抜いてみましょう。

ここでは、EX-6のパターンから、音を抜いてみます。

EX-10

これは、3・4拍目以降のバスドラムを抜いたパターンで、2拍目のウラのバスドラムが、疾走感と、緊張感を、感じさせます。

EX-11

今度は、2拍目を抜いたパターンで、緊張感と、重量感のある雰囲気になります。

バスドラムの1打は、アレンジに、大きく影響します。

特に、音を抜く場合は、ウラ拍が強調されることが多く、緊張感を出すことができます。

EX-9を基にして、紹介したパターンを組み合わせるというのも、なかなか面白いと思います。


③ズラす場合


今回の記事の中で、オススメしたいのが、「ズラす」という手法です。

特に、バスドラムとスネアドラムを、意図的にズラすことで、スリリングな演奏にするというアレンジが多くなってきました。

EX-1を参考に、ズラしのパターンを、紹介します。

③-1 スネアドラムをズラした場合

EX-12

これは、4拍目のスネアドラムを、半拍ズラしたものです。

一瞬のスパイス的に入れても、おもしろい、アレンジになります。

③ー2 バスドラムをズラした場合

EX-13

これは、1拍目のバスドラムを、半拍ズラしたものです。

アタマの拍を抜くことで、リズムに、緊張感を与えることができます。


③ー3スネア・バスドラムの両方をズラした場合

Ex-14

これは、EX-12とEX13を、組み合わせたものです。

この3つのパターンを組み合わせるだけで、かなり、スリリングなリズムパターンに、仕上げることができます。

やり過ぎると、くどくなってしまうので、スパイス的に使うだけでも、良いかもしれません。

こちらの動画で、さらに細かく解説しています。

https://youtu.be/c5KXNCYgYvY


いかがだったでしょうか。

いつも言うことなのですが、ゆっくりしたテンポで、ていねいに取り組むことが、肝心です。

最後に、この練習のポイントとして、2つの意識が、大事になってきます。

(1)一緒に叩いている部分はどこか。
【例:1拍目の、右手と右足が一緒】

(2)交互に叩いている部分はどこか。
【例:4拍目が、8分で、右手/左手と交互に叩く】

はじめから1小節叩こうとせず、2拍ずつで、分けて叩いてみるのも、良い練習方法だと思います。

電子ドラムに内蔵されている、デモ音源を使うなど、楽しく練習してみてください。

今回は、以上となります。
それでは、また。

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