ドラムは、「叩くこと」より、「振り上げ」を、意識する。
こんにちは、加藤ショウゴです。
レッスンのなかで、生徒さんが叩いていて、なんか違うなと感じた時は、すぐ、動画を撮り、確認し合います。
そこで、気付いたことは、
ドラムは、「叩く」より、「振り上げ」が大事ということです。
レッスンの備忘録に、このことをメモすることが多いので、今回は、これについて、書いていきたいと思います。
まず、「叩く」という意識が強いと、どうなるかです。
とにかく、メトロノームに、合わなくなります。
理由は、クリック音を、点で追ってしまうからです。
次に、「振り上げ」を意識すると、どう変化するかです。
そうすると、メトロノームに、合わせやすくなります。
振り上げを意識する
例えば、BPM=80で、4分音符を、両手で叩いてみましょう。
叩くことに意識がいくと、点を追うため、合わせづらいかもしれません。
そこで、このように、カウントを入れながら、叩いてみます。
『1・と・2・と・3・と4・と』
『と』の部分は、拍と拍の間、つまり、ウラ拍になります。
1拍目を叩いたら、次は、『と』に向かって、ステックを振り上げます。
そして、2拍目を叩きます。
これを、各拍ごとに、繰り返すことで、メトロノームに、合わせやすくなります。
「振り上げ」を、意識することは、「ウラ拍」を、意識することになります。
次に、8分音符を、オルタネート(交互打ち)で叩く時は、どうするか。
カウントは、先ほどと、同様に、入れていきます。
『1・と・2・と・3・と・4・と』
1拍目を叩いたら、同時に、反対の手を、振り上げます。
そして、『と』で、振り上げた手で叩いたら、同時に、また、反対の手を、振り上げます。
右利きでしたら、
「右で叩いたら、左を振り上げ、左で叩いたら、右を振り上げる」
の、繰り返しになるわけです。
こうすることで、叩く拍の、ウラを感じながら、8分音符を安定して、叩くことが、できるようになります。
「振り上げ」で、叩く前の「ウラ」を、意識してあげれば、安定して叩けるようになるので、リズムキープの良い練習になるはずです。
演奏の見た目も、良くなるので、是非、意識的にやってみてください。
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