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FaceBook 2021年の新年挨拶

新年明けましておめでとうございます。
大寒波もそんなに酷くなく穏やかな正月を迎えることが出来ました。
昨年はコロナという未知なる戦いに、混乱を来した一年でした。それまで築いてきた経済観念を、もう一度見直す必要に皆が駆られました。
ネットや交通手段の利便さも向上し、世界への距離が一気に縮まってたのに根本的に再構築せよと神様に言われたかのようです。

幸楽窯も製造業から製造サービス業へ2011年から展開しました。2016年の磁器発祥400年イベントに有田町と共に向かって突き進み、その後も落ち着くことなく様々な物事に(2018)紡いで(2019)展開して(2020)継いできました。
振り返ると、人様より早めに危機に陥る(気づく)ようです。そして、対処して本流に揉まれる。
2019年の展開が思うように行かなくて昨年はこのように書きました。
【モノづくりが原点。そしてそれを軸に展開する。拡張と収縮織り交ぜながら、今年のテーマ「継」を成就させたいと思います】
2019年の展開から舵を切り直さず拡張へ進んでいたら、もしかしたら根こそぎ刈られていたかもしれません。
【2018年下半期は、色んな人にお声掛け頂きメディアや新商品開発に打ち込むことが出来ました】
近所の骨壺専門で焚かれている窯元さんが廃業するからと弊社に訪ねてこられました。食器と構造からして違う骨壺。有田焼=食器という概念は払拭できてるから快く引き受けられました。「引き続き有田焼を購入したい顧客を霧散させるのは忍びない」との言葉にも動かされたのです。
モノは需要がないと作りません。そして、人がいなくなり技術が途絶えます。今回の骨壺依頼は需要と技術(引き継ぎ)が伴っており、あとはその需要をこなす生産力と技術が使える設備を有しているか。この部分は弊社が維持しているパワーポイントですので、あとは会社として一丸となるだけです。
結局依頼を受けて半年掛かりました。おかげさまで、既存のお客様にも引き続き注文を頂けるようになりました。徐々にコロナ禍で既存の注文が減っていく間、窯の隙間に骨壺入れていたのが逆転しました。(骨壺の間に・・・)
窯元は窯が埋まらないと焚けません。そうなると受注生産が主な窯元さんは注文が来るまで焚くこと出来ないのです。まさか骨壺引き受けたときにこうなるとは思いもしませんでした。
その他にも、キャンピングカーからの・・・。大手のメディアや販売店からのオファーなど。混乱する世情だから変わらざるを得ないと新しい取組を模索している。そこに幸楽窯のこれまでの活動がフックしてるのでしょう。

2021年は「兆/harbinger」と、しました。web陶器市に参加し、キャンピングカーを通じリモートワークへの取組を引き続き継続。10月茶ッカソンではリモート秘書になってくれた人との出会い。そして、佐賀ママワークさんからの引き合いでオンラインショップも立ち上げ。カナダ人スタッフのジェレミーと共に肥前やきもの圏を世界に発信します。おかげさまでJETRO様を通じ世界から幸楽窯の器が需要ある手応えを感じております。今年も引き続き皆様のお役に立てるよう精進して参ります。距離が遠い人ほど大歓迎。一緒に難題を解決していきましょう!

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