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交通遅参の連絡をしたときの上司の返信メール

明日は東日本で天気が悪くなるようですね。
通勤で使う電鉄のメルマガで「●●線は風の影響で明日は電車が遅れるかもしれない。」との注意喚起が届きました。

こんな時思い出すのは、かつての上司の言葉です。

以下は、過去の記事のリライトです。

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今朝、東京では少し強い雨が通勤時間に重なりました。

その結果、多くの交通機関に乱れが発生。私が通勤に利用している私鉄と山手線ももれなくダイヤが乱れました。

山手線にいたっては体調不良者が出たり、落し物があったりと複数の駅で二次災害とも言えるようなトラブルが続発。
駅員さんも丁寧に「●●駅では混雑の影響で、●●駅では落し物が、●●駅では体調を崩された方の救護でダイヤが●分遅れております。ご迷惑を、(以下略)」丁寧に全部説明されていました。駅のホームは大混雑。無理やり乗ろうとする人も多くいて、非常にストレスフルな状況でした。

雨の日はなぜいつもと同じように出勤をするんでしょうね、私も含めて。日本人は真面目だなぁと改めて思いました。

さて、こんな日は私が尊敬するある元上司のことを思い出します。

今日のことではないのですが、冬のある日、強風で電車が橋を渡れないことがありました。復旧のめどは立っておらず、自宅の最寄駅はホームだけでなく改札の外にまで人が溢れているような状況でした。

迂回するのも大変なので、上司に交通遅参の連絡をしました。上司から帰ってきたメールは、

こんな日は無理して出勤しなくて良いよ。復旧してもすぐは混雑するだろうから、焦って来なくていいです。一度家に帰ってもいいので、ゆっくり出勤してください。風邪をひかないように。

私は、驚きました。もしかすると迂回して出てこいと言われるかもしれないと身構えていたからです。
結局、家には帰らなかったのですが、近くのコーヒーショップに入り、ゆっくりと新聞を読み、上司の指示通り電車が空いてから快適に出勤をしました。

もちろん仕事は溜まっていたので、そこから頑張って1日分を仕上げたのですが、朝ゆっくりできたおかげで疲れはそれほどなく、結局残業もせずに定時で上がった気がします。

無理して迂回して出勤したり、復旧後すぐの混雑した電車で会社に向かっていたらおそらく疲れ切った状態で出勤したと思います。

「マネジメントってこういうことを言うんだなぁ。」と、とても感銘を受けました。

私もいつか部下ができたら、こんな器の大きい上司でありたいと思いました。

よろしければ私が主宰している毎日、文房具。( https://mai-bun.com )やダイアログノート( https://dialognotebook.com/ )もご覧ください。