コロナ禍で思うこと。

私は別に専門家でも偉い人でも、すごい人でもなーんでもないのですが、いち社会人として、そして人間として思ったことを書いておこうと思います。

新型コロナウイルスの対策を検討する政府の専門家会議が「新しい生活様式」の具体例を示しました。

「新しい生活様式」とありますが、この中の多くは一時的なものではなく恒常的なものになってくると感じました。そう、これは「この時期を乗り切るための生活様式」ではなく、あくまで「新しい生活様式」なのです。

さて、今回の新型コロナウイルス感染拡大の状況下で私が考えたことが大きく二つあります。

一つ目はもう「完全に元どおりの生活にはもう絶対に戻らない」ことです。

良くも悪くも世の中は混乱し、パラダイムシフト(今までの考え方や価値観が180度変わること)が起きました。

良い面で言うとテレワークが一気に浸透したというところでしょうか。まだ多くの会社でテレワーク環境が整っていない状況は様々なデータが明らかにしていますが、それでも企業のテレワークへの意識は随分と変わりました。企業が社員を信頼し、性善説のもとでテレワークが大きく推進されるのはこの混乱の産物だと思っています。
テレワーク中心の勤務になり、幾分の制限や不都合はあるものの、自分たちの仕事はある程度回っています。
毎日何も疑わずに通勤していたのはなんだったのかと思うこともあります。

少し話がそれました。
世の中は完全に元通りには戻らないと思います。
そんな中で自分の生き方、働き方を見直す必要があると思います。

そして考えたこと二つ目。

それはこの混乱が収まったとしても「ウイルスとの戦いはまた確実にやってくるので備えをする必要がある」ということです。

歴史は繰り返します。人類は過去も疫病と戦ってきました。今回の新型ウイルスよりももっと感染力が高い、もしくは致死率が高い新型ウイルスが出てこない保証はありません。5年後10年後かもしれません。悲観的なことを言うと来年また新たなウイルスと闘っていることもありうるわけです。地震や台風といった天災も同じことです。

その前提を踏まえて今やるべきだなぁと思っていること。

今の自分の生活をちゃんと客観的に見て捉えることがとても大切だと感じます。コロナ禍で、自分たちの生活はどう変わったのか。

まず経済面。
現在のような緊急事態宣言になったときに、自分の収入源は影響を受けるのかどうか。サラリーマンの人は自分が勤めている会社がどのくらいの影響を受けるのかも合わせて振り返る必要はありますね。

今回の騒動で収入が大きく減った人あるいは会社が大きなダメージを被った人は、その仕事を辞めろとは言いませんが、また同じ状況になったとしても大丈夫な準備をする必要があると思います。
私自身は偶然今のところ大きな打撃は受けておりません。
(ロボット投資は大打撃を受けて数十万円が吹っ飛びましたけれど。)
でもこれは本当に「偶然」で、こういった事態を想定して戦略的に今の仕事を選んだわけではありません。今仕事を選ぶ機会を得ている人はしっかりと仕事選びをしたほうが良いですね。複業も含めて。

続いて生活面。
私自身はここが大きな打撃を受けています。
もともと外に出かけて人と関わることが大好きなので、外に出られず、そして人と会えない時間が増えることでストレスはどんどん蓄積されているように感じます。電話会議やzoom飲み会で少しは軽減されているもののまだまだ足りていません。この状況下での楽しみや生きがいを見つける必要があるなと思いました。
また、家が社宅でそれほど広くないことも問題に感じています。一人がリビングにいるともう一人が個室でゆっくりと過ごすことができる場所がありません。簡単に引っ越しができる環境にはないのですが次の家を選ぶことがあればテレワークを前提に探したいと思います。

また、時々追記していきたいと思います。

2020年5月4日更新

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