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生んでくれてありがとう?

生んでくれてありがとう

ドラマとか結婚式とかに聞くセリフ。
すごく親不孝なことを言うと、思ったことないし、
今後も思えるのかな、思えないかもしれない。

自分で子どもが欲しくて生んだんでしょ?
好きなことして生んだんでしょ?

そう思ってしまう。

すごく生意気なこと言ってるのはわかってる。

日々過ごしてて幸せなことも、もちろんある。

でも、「生んでくれてありがとう」と思えない。

大事な人の親御さんに、「あの人に生を授けてくれてありがとう」と思えるとは思う。

産まれてくる自分の子ども対し、「生まれてきてくれてありがとう」とは思えるだろう。

「家族」っていうのは、私にとって一緒の課題である気がする。
親にひどいことされた記憶はない。
むしろ、過保護ってくらいに育ててもらった。
甘やかされて育った。

でも私は中学の時くらいから、ずっと自分主体の、私が創る家族に憧れを持っていた。
中学生の頃から、子供願望があった。

家族が嫌いな訳ではない。むしろ好きだ。
たまに送ってきてくれる母の料理に食べてて涙が出そうになる。
「大丈夫?」と心配される度に泣きたくなる。
でも今、地元を離れ、東京で仕事を希望したように、距離を置きたいとは思う。
こんな距離があってもしがらみは感じる。
仕事はしんどいし、新しい環境だってまだまだ辛いことが多いけれど、
家には戻りたくないという気持ちがある。

相互依存の関係なんだろうな。
どっぷりと。依存したくないっていう反発。
まだまだ反抗期真っ最中なのかな。ださいけれど。

ほんと、私にとって家族ってなんなんだろうな。

もっと大人になったら、「生んでくれてありがとう」と思える日が来るのかしら。

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