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ローメンを食う

昨日、日記を忘れた。

昨日の事は昨日の事でまた改めて記すとして、、、


今日は東京から、1番下の弟が伊那までお出でなすった。

理由は、またこれも後日話すとする。
まだ言えるタイミングではないから。

多分弟が伊那に来たのは、かれこれ3年前にもなるか。

当時はかなり「尖って」いたので、僕も割とデリケートに対応していた。

最近の弟の動向は、Instagramで確認している限り、かなり温和で表情豊かで、尖りが滑らかになったのかなぁという印象。

とにかく今夜は3年ぶりの伊那で、妻の許しを得て夕飯を一緒にマンツーで食いに行って来た。


タイトルにある様に、そう、ローメンを食べた。

伊那谷の名物、ローメン

なんぞや、と。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3

ここにルーツが記載されているが、ざっくり言うと、、

唯一無二で、例えようの無い麺料理。


伊那谷の名物ともあろう料理だが、好き嫌いがハッキリ二極化する、珍しくも面白い料理だ。

今日はせっかくなので、個人的に「旅の者にはココ」な、ローメンうしおに突入with弟!!

ローメン大盛り(1.5)

上記、Wiki記載の発祥を辿れば、うしおのローメンはハッキリ言って亜種なわけで、本来のローメンを食すなら、やっぱり萬里系に行かないとだと思う。

だが、うしお派萬里系かという議論が成り立つくらいに、もはや二極化の歴史が積まれている。

これはもうローメンを取り巻くこの伊那谷のカルチャーなのだろう。


最初に見た者を親と認識する動物と同じで、僕も14年前に伊那谷で暮らし始め、同僚に初めて連れて来てもらったのが、このうしおだ。

初めて食べたローメンが、すなわちうしおのローメンなのだ。

故に、僕はローメンと言えば「うしお派」であり、萬里系を多少苦手とする部分がある。

弟に初めて食べさせたローメンが何処だったかを記憶していないが、

「あ、こんな感じなんだね‼︎

と発言した事からも、多分彼の最初は萬里系だったのだろう。

うしお煮

簡単な話、これはおたぐりだ。

いやいや、、、
おたぐりって何よ⁈ と。

はぃはぃ。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%9F%E3%81%90%E3%82%8A

馬の腸ですね。
モツ煮ですね。

美味いですね。
馬だけにね。


結局、うしおは都会の人には馴染みの薄い、
マトンと馬モツで構成されているのだ。

正直言って、僕は食肉として何でも好きな物を選んで食べて良いよ、と言われれば、迷わずマトン(ラムなら尚よし)と馬肉を選ぶ。

ヘルシーだと言うが、それは後付け。

味が単純に好き。

因みに、ローメンのキャラクターというのがこの街に何故か2つ居る。

いや、厳密に言うと、キャラクターが変わったので1体しか居ないのだが、、

ちょっと見比べてもらいたい。
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❶ロメンくん

伊那ローメンズクラブのキャラクター。
羊がモチーフになっていて、ツノの代わりにキャベツ、右手にお酢で左手にはローメン。
頭に被っているのは、恐らく一味唐辛子の容器だと思われる。

ルーツをしっかりと踏襲した秀逸なキャラクターだ。

コレはわかるのだが、もう1つがよく分からないキャラクターなのだよ。。。

❷ウマカロー

う、、、馬⁈⁈

羊毛産業が盛んだった地域の副産物としてマトンを使った事がルーツにあるのに、、

馬は関係ないだろうが。

どうも、伊那特産の馬肉料理とウマイを掛け合わせたキャラクターだったらしい。

ところがBー1グランプリ出場を機に、

「何故マトンなのに馬なの?」

という、素朴でベーシックな質問が殺到したらしい。

考えればわかりそうな事だが。
コレを15年間も使い続けていた。

そして2012年に、新キャラクターを公募した所に今のキャラクター、ロメンくんにバトンタッチ合成ったそうだ。


さすがご当地グルメ。

事の成り行きが笑える。


年に一度、ローメンの日という公式的で非公式な特別日が伊那市にはあり、その日というのが「蒸し麺を使うから、ム=6 シ=4 で、6月4日というのが市民の総意無しで決まっている。笑

どうかしてる。笑

ま、
1番どうかしているのは、そんな日を敢えて結婚記念日にした、どっかのバカ夫婦だろうね。


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