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1ヶ月で100点以上のバカ売れ中!稀代の名盤「スーパー・ジェネレイション (完全生産限定盤) (アナログ盤) 雪村いづみ」がまさかの復刻!完売になる前にゲットせよ!

2024年7月をもって50周年を迎える日本一おしゃれな音楽レーベル「アルファレコード」。記念すべき周年の今年に名盤「スーパー・ジェネレイション」がレコード盤でまさかの復刻されるというのだ。

雪村いづみの知名度は言わずもがなであるが、このアルバム名義はその彼女とキャラメル・ママであるのが最大の魅力である。キャラメル・ママといえば松任谷正隆を筆頭に、鈴木茂、細野晴臣、林立夫の4人で構成される日本を代表する最高のバンドの一つであると説明しても意義を唱える人はいないだろう。

エコーをおさえたモノラルファンク色豊かな彼らの音色とリズム、サスペンスフルな演奏をバックに、雪村いづみのまっすぐで猛獣のような爆音歌唱が絡み合うのだから、ハズレなワケがない。

ここで取り上げられる楽曲は、NHK朝の連続TV小説でも話題を呼んだ「ブギウギ」で現代に甦った服部良一氏が手掛けた名曲の数々。笠置シズ子が歌った「東京ブギウギ」「ヘイヘイブギー」をはじめ、高峰秀子が歌った「銀座カンカン娘」、霧島昇とミス・コロムビア(松原操)が歌った「一杯のコーヒーから」、同じく霧島昇の「胸の振子」、二葉あき子「バラのルムバ」などなど戦前、戦中、戦後にわたって日本中に響き渡った名曲ばかりである。

それらを雪村いづみが歌う親和性があり、キャラメル・ママという、いわゆる「戦後派」がネクスト・ ジェネレイションへ向けて発信している意図というか意義は無視できない。

個人的に好きな言葉として「温故知新」があるのだが、それを音楽として具現化したものがこのアルバム「スーパー・ジェネレイション」ではないだろうか。このアルバムの成功をうけ、のちにいしだあゆみとともにさらにコンセプトを進化させ、80年代という未知なる現代に準備を始めた若者へアプローチした「アワー・コネクション」へと続くのも興味深い。

雪村いづみは歌の世界からは一線を退いているし、キャラメル・ママにいたってはそもそもこのアルバムが発売された74年から「ティン・パン・アレー」へとバンド名を変更していることもあり、キャラメル・ママ名義としては最後のアルバムの一つと言っていい。

「スーパー・ジェネレイション」はその時点での日本音楽の総括的意味合いを持ちつつ、次の時代へ向けたテーマを持っていた時代の転換を語るに欠かせないレコード証人と言える。

この復刻を事件といえるのが、アマゾンでの予約の段階ですでに100点以上の購入が一ヶ月のうちに完了しているとのこと。服部氏の曲、雪村いづみ氏の歌、キャラメル・ママの演奏という三つ巴のエネルギーは時代を超えて、いま新たな輝きを得ようとしている。そのエネルギーに音楽好きのみんなはしっかり向き合おうではないか。


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