毎日が天才それがアソビ
幼少の頃、母が音楽教室の事務の
パートに出ている間
その休憩室の和室でいつも一人ぼっちだった
その時の記憶で覚えていることは二つ
一つはお弁当に必ず入っていた
一食分の袋のふりかけの袋を
少し空けては中身を少しづつ食べていたこと
そしてもうひとつは
二つ歳上の兄の、レゴで遊ぶこと
しかしレゴと言っても、元はヘリコプターや
消防車が作れるものだったと思われる
部品があるのだが、完成には程遠い
部品の無さで、レゴのベーシックなパーツは
一つもないく全部足しても大した量はない
しかし僕はくる日もくる日もその限られた
パーツを何回、何百回と繰り返して
何かを作っていた
そしてある日、白と黒の部品だけで
出来上がったマジンガーZは
最高の出来栄えで、
自分は天才だ!と言う達成感に満たされた
側から見れば少ないパーツで作ったカクカクの
ものだからロボットであることさえ分からない
レベルだと今にして思うけど
自分の目には、正真正銘の
ピッカピカのマジンガーZ
この時の喜びは今も覚えているし
こんな達成感を子ども達に味わってもらいたい
子ども達が夢中な時に見ている世界は
僕たちには計り知れない世界を見ている
だから子ども達がなんか訳のわからないものを
作っていたり、何度も何度も繰り返し
遊んだりしていたら何してるの?と止めずに
そっと見守って欲しい
その先に、やったー天才ってニコニコの
笑顔を見せてくれるはずだ^_^
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