出逢った頃は こんな日が来るとは思わずにいた・・・(ボジョレー・ヌーボー解禁日、今年は11月18日)
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おはようございます!
ボジョレー・ヌーボー解禁日に毎年買っているけど、年に1度しかワインを買ってないなんて誰にも言えない、橘たかしです。
えっ、何? 今日はいつものノリと違うの?
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もうかれこれ12年になります。
ジョセフ、あなたに会ったのは2009年でしたね。
当時同じ会社にいた方のお姉さんが勤めていたお店で、ボジョレー・ヌーボーを販売しておりました。
たまたまそのチラシを見せてもらった時にあなたはチラシの裏の片隅に座っていたね。
当時、巻頭カラー(チラシ)に載っていたのはジョルジュ・デュブッフさんでした。
その時は知り合いだからという理由で、ちょっと買ってみようかと勢いで2種類購入しました。
何故あなたを選んだかって?
そりゃぁ、シンプルなデザインと安さですよ^^;
もともとワインなんて普段飲んでないので、比較することもできないんだから。
でも、あなたはとても若々しくてフレッシュな香りを漂わせ、飲み心地も酸味がとても効いていて、私たちは楽しいひとときを過ごすことができましたよ。
だからといってその後、ワインに走ることはありませんでした。
そしてその次の年の10月。
ボジョレーが今年もやって来る♪
なんて歌を歌いながら。
ジョセフ・ドルーアン
今回のチラシにもあなたの名前はありましたよ。
もちろんあなたを選びました。
フランスにあるボジョレー地方は、ブルゴーニュ地方のもっとも
南側の丘陵地帯なんですよね。巷では色々言われてるけど、調べてみたら色々苦い経験をしてきたんですね。
ボルドーから追い出され、ブルゴーニュのピノ・ノワールの一歩後ろの立ち位置。
毎年11月第3木曜日ってフランスの法律で決められていて、日本では、世界で最も早く飲めることがブームの要因だそうですよ。だからか、他の国ではそんなに騒がれていないようです。
しかも時間がないということで空輸便となり、そのコスト分だけ上乗せされるから段々とボジョレー・ヌーボーの売り上げは落ちているそうじゃない。
そうそう、フランスのワインはブランド化をするために水を使ったりしないから、その年の天候によって味は大きく左右されるそうだね。
だから、この頃のあなたの香りは今までよりも少なかった気がする。
良質なぶどうを収穫するのに、大切な条件が2つあって、
ぶどうが育つ春から秋までに晴れの日が多く、十分な日照時間を確保
収穫時期に大量の雨が降らない
本当にそれが原因だったかどうかなんて私には分からなかったけどね。
この頃のあなたの写真がたまたま残っていたから、出しておくね。
色は良かったんだけど、もう酔ってたのな? ブレブレ^^;
グラスもまだこの頃は普通のグラス・・・。
その香りの少ない時期を過ぎてからのあなたは、また以前のように若々しさを取り戻し、香りも味もとても良くなったよ。
そこからはもうあなたの独壇場。
他のワインなんて見向きもせず、迷わず2本買って、1本はボジョレー解禁日にコルクを抜いて2〜3日かけて夜を楽しみ、
もう1本は、年末年始に飲みようにしたね。もう何年も続いている。
そしてとうとうあなたは、私にとって一番高額なヴェネチアングラスでいただいていたんだね。こんな証拠写真が残っていたとは。しかも、フツーのランチョンマットに、奥にはスモークチーズが転がってるのも写っている。
まさかこんな画像を公開するなんて・・・ね^^;
これがあなたの全体写真。初めて会ったあの時から全くかわっていない。
出会った頃は知らなかったけど、ワインボトルの形も、いかり肩(ボルドー型)よりも、力の入っていない、なで肩(ブルゴーニュ型)の方が好き。
なんと今年は、巻頭カラーの表紙を飾っていたね!
いままでずっと地道においしいワインを作り続けてきたことが実を結んだんだね。おめでとう!
今年も2本。
どんな香りと味わいを見せてくれるのかな?
いつまでも、そしてこれからも、あなたはあなたのままでいてくださいね。
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今週の木曜日11月18日は、ボジョレー・ヌーボーの解禁日です。もし、あなたの街にジョセフ・ドルーアンがいたら、是非購入を検討してみてください。きっとお気に召す若々しいワインだと思いますよ。
今日は気持ち悪い話し方で朝から不快な思いをさせてすみませんでした^^;
今日も一日気持ち悪い状態のまま、お元気で!
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