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【建築】「遅滞なく」ね! (下水処理区域内の浄化槽)

(1149文字)

 今まで「下水処理区域」外の場所では、浄化槽かくみ取りなどを使用していたと思います。しかし、ある日突然「下水処理区域」内になります。

 そうなると「遅滞なく」下水道に接続をしないといけなくなります。

(排水設備の設置等)
第十条 公共下水道の供用が開始された場合においては、当該公共下水道の排水区域内の土地の所有者、使用者又は占有者は、遅滞なく、次の区分に従つて、その土地の下水を公共下水道に流入させるために必要な排水管、排水渠きよその他の排水施設(以下「排水設備」という。)を設置しなければならない。

下水道法より

 「直ちに」とか「遅滞なく」も日数のことを何も言っていないのであいまいな表現ですよね。

 良い時には、1週間以内でも、1年後でも良かったりします。

 でも、悪い(?)時には、日にちが決まっていたりします。

 今回の下水道への接続工事での「遅滞なく」は、各行政庁によって決めております。

  • 浄化槽の場合:1年

  • くみ取りの場有:3年

 上記は、あくまで私の住んでいるところの近くでは、というレベルです。

 早い所では3ヶ月以内とか、期限を設けていないとかもあるそうです。

 どっちにても遅かれ早かれ接続しなければなりませんので、大変でしょうが接続の切り替えをするしかないです。

 ですが? 個人的には浄化槽の方が好きです。

 終末処理場まで汚水が地下を流れている方式はあんまり良いとは言えません。きちんと管理された浄化槽は自分の敷地内である程度きれいな状態にして排水されるので、水害などがあったとしても被害は最小限でしょう。

 しかも、下水道の民営化はもう何年も前に衆議院を通過していて、継続審議となっています。いずれその日を迎えることになるでしょう。

 おそらく海外企業。

 今回の「デジタル田園都市国家構想実現会議」の名簿にもなぜか、フランスの大手水道業者ヴェオリアの名前も載っております。(この記事にはまったく関係ないけど、竹中平蔵さんも載ってます・・・)

 フランスでは、一度民営化された水道事業を再公営化されました。

 日本は他の外国と比べ、社会保障がしっかりしています。

 それはとてもありがたいことです。みなさんの税金が有効に活用されているもののひとつだと思っています。

 ただし、社会保障が充実しているからといって、日本政府が何とかしてくれるだろうという考えは持たない方が良いと思います。

 誰かに与えられた情報ではなく、自分から情報を取りに行き、自分なりに考え、行動することがこれからの世の中を生き抜く唯一の方法だと思います。

 最後は建築ではなくなりましたが、最初から読み直してみるとこれを伝えたいために、この記事にしたのでは?と思う内容になった気がします(^^;

 最後まで読んでくれてありがとう!

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