１年の終わりに

　　2023年を振り返って一番に思うことは、未曽有のパンデミックと思われた新型コロナウイルスによる所謂「コロナ禍」が、感染症第５類に分類されたことで一応の収束を見たことでした。

　　このコロナ禍によって抑制されたこと、目や耳を塞がれたこと、新たにしなければならなくなったこと、諦めなければならなかったこと、考えざるを得なくなったこと、気にしなければいけなくなったこと、口に出してはいけなくなったこと、耳を貸さなければならなくなったこと、、、そうした全てのことはおそらく多くの人にとって生まれて初めて経験したことであろうと思いますし、そのことによって味わった寂寥感、背徳感、劣等感、孤立感、焦燥感、、、等々の総体である「もやもやした気持ち」にこの間永く苛まれてきたという人も多かったのではないでしょうか。年の瀬に当たり、そんな気持ちに決着を付けることで新たな年を迎えようという思いは、充分多くの人に理解して貰えると思います。

　　12月の1週目に、いつも出させてもらっているライブイベントに出演して「これが今年の歌い納め」とSNSにも書きましたが、大晦日に緊急企画でもう一度歌う機会を得られたので、これが本当の2023年の歌い納めになります。と同時に、これが上記した「もやもやした気持ち」への訣別となれば良いなぁと個人的に思っていて、今年歌い始めたオリジナル曲「一日の終わりに」にそうした気持ちを込めて歌おうと思っています。Youtubeチャンネルでの配信もありますので、お時間ありましたら聴いてみて下さい。

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