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セアカセアカゴケグモ調査記録2

2023年5月4日。岡山県玉野市渋川海岸周辺でのセアカゴケグモ駆除記録です。

玉野市周辺では宇野港及びその周辺地域でセアカゴケグモの調査および駆除を実施している。今回、玉野市渋川海岸周辺にて再度のセアカゴケグモ調査・駆除を実施したので記録する。
2022年12月に訪れた際にセアカゴケグモ雌成虫2頭、同若虫1頭を発見し駆除しているのでそれ以外にクモが生息していないかを確認する。

側溝の蓋につくセアカゴケグモ

側溝の蓋を持ち上げると複数のクモの巣が確認出来た。ゴミや卵嚢がそのまま残っている特徴的なクモの巣を発見したので捕獲する。

セアカゴケグモ雌成虫

セアカゴケグモの雌成虫を発見して駆除した。巣と一緒に卵嚢も駆除したが、卵嚢は袋が残っているだけで卵はすでに孵化しているのか中身は無かった。
セアカゴケグモは黒い体色をしているイメージが強いが、この雌成虫は茶色の体色をした雌成虫だった。


道路縁石の空間に作られた巣

道路の縁石に空いた空間もセアカゴケグモが営巣する隙間があるため確認する。縁石の間から糸が外に伸びている場合は、注意して縁石の隙間を確認する必要がある。
縁石の間に枯れ葉が絡まったクモの巣が確認出来る。写真ではクモの姿は確認出来ないが、セアカゴケグモは枯れ葉の間や縁石の隙間に潜んでいることが多いので巣を除去して確認する必要がある。

縁石の隙間に潜むセアカゴケグモ

縁石の継ぎ目に潜むセアカゴケグモの若虫を発見して駆除した。セアカゴケグモはこういった隙間や枯れ葉の中に潜んでいるので、巣を目視で確認するだけではクモの存在を確認しづらいことがある。

電柱の隙間に張られたクモの巣

更に周辺を調査すると電柱の周りに作られたクモの巣を発見した。枯れ葉やゴミが絡まった特徴的な巣が確認出来るがクモの発見は出来なかった。
既にクモが居なくなった古い巣の可能性もある。
周辺を詳しく調査するも今回は雌成虫1頭、若虫1頭の発見と駆除で終了した。セアカゴケグモが多数発見出来ている宇野港周辺とは離れている渋川海岸周辺でもセアカゴケグモを発見した。
セアカゴケグモは人や物資とともに移動して生息範囲を拡げていると言う。人が多く訪れる観光名所周辺では特に注意して調査・駆除を行い生息域の拡大を抑止する必要があると考える。

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