たいていのことはどうでもいいんです、とあの人は言った

「たいていのことはね、どうでもいいんです」

 そう、あの人が言った。

 わたしは、そのとき、天啓を受けたと思った。

 そうか、あれもこれもどうでもいいんだ。




 どうも~。たからにゃです。

 冒頭に書いたように、あれもこれも割とどうでもいい、というお話です。

 あれは、わたしがまだおとなしい嫁として、猫かぶってた若い頃のことでした。夫の親戚の法事がありまして、出席したわけですよ。

 まあこれもお勤めだよなと思いつつ、出席してたんですが、お経をあげたあとに、おもむろに、お坊さんが説教を始めまして。

 そこで出たのが、冒頭の言葉です。

たいていのことはね、どうでもいいんです

 いやあ、衝撃でしたね。

 どうでもいいことをどうにかしようとするから、ごたごたする。たいていのことはどうでもいいから、聞き流して相手の好きなようにやらせておけばいい、と確かそういうお話だったと思います。

 法事に出席したかいがあった、と思いました。

 このお坊さん、めっちゃできる人やんか! そう、思いました。

 それ以来、わたしは何かもやもやゴタゴタしてくると、これって、どうでもいいことなんじゃないのかな、と自分に問うてみることにしています。

 これは、言ってみれば、自分の中の思い込みをはずす作業ですね。ずっと自分はこうでなければならないと思っていたけれど、本当にそうなのかな? って。それって、本当に自分にとって大事なことなのかな、って。

 そのお坊さんを密かにずっと尊敬していたのですが、その後、お坊さんにはネタ雑誌があると知り、なんとなく微妙な気持ちになったのは内緒です。まあよい。

 どうでもいいことに使う時間があったら、大切な人やコトに時間を使おう。

 では、今日も素敵な一日を!


ここから先は

0字

2020/10/31現在、かなりの部分を無料で公開しています。購入の際はご確認ください。 サポート代わりにご購入いただけると嬉しいです(≧…

いつも応援ありがとうございます。 サポート大歓迎です。