たいていのことはどうでもいいんです、とあの人は言った
「たいていのことはね、どうでもいいんです」
そう、あの人が言った。
わたしは、そのとき、天啓を受けたと思った。
そうか、あれもこれもどうでもいいんだ。
どうも~。たからにゃです。
冒頭に書いたように、あれもこれも割とどうでもいい、というお話です。
あれは、わたしがまだおとなしい嫁として、猫かぶってた若い頃のことでした。夫の親戚の法事がありまして、出席したわけですよ。
まあこれもお勤めだよなと思いつつ、出席してたんですが、お経をあげたあとに、おもむろに、お坊さんが説教を始めまして。
そこで出たのが、冒頭の言葉です。
「たいていのことはね、どうでもいいんです」
いやあ、衝撃でしたね。
どうでもいいことをどうにかしようとするから、ごたごたする。たいていのことはどうでもいいから、聞き流して相手の好きなようにやらせておけばいい、と確かそういうお話だったと思います。
法事に出席したかいがあった、と思いました。
このお坊さん、めっちゃできる人やんか! そう、思いました。
それ以来、わたしは何かもやもやゴタゴタしてくると、これって、どうでもいいことなんじゃないのかな、と自分に問うてみることにしています。
これは、言ってみれば、自分の中の思い込みをはずす作業ですね。ずっと自分はこうでなければならないと思っていたけれど、本当にそうなのかな? って。それって、本当に自分にとって大事なことなのかな、って。
そのお坊さんを密かにずっと尊敬していたのですが、その後、お坊さんにはネタ雑誌があると知り、なんとなく微妙な気持ちになったのは内緒です。まあよい。
どうでもいいことに使う時間があったら、大切な人やコトに時間を使おう。
では、今日も素敵な一日を!
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