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聞き上手の心理学 渋谷昌三

◆'20_06:1冊目 ◇累計1冊

聞き上手でも仕事、プライベートで使い分けができる内容が書かれている。
主に仕事で使う手法が書かれているが、プライベートでも使える内容だ。

〇聞き上手


ー”場所"を利用した手法が効果的ー
自らの地位や権威がアピールできる場所
例えば、立派なオフィス、普段は入れない高級レストランなど。
このような場所では何か話さなければならないような気持になる。
この手法は自分のテリトリーにいる事で、自分自身に余裕がある状態を作り、相手の話をじっくり聞き、相手が緊張しているところに話の歩調を合わせる事で、相手に安心を与えて会話が弾むようになる。とのこと。

この様な場所を持っていない場合は、綺麗な部屋で会話すると良い。
汚い部屋では、相手の感情がネガティブに傾きやすい。
逆に綺麗な部屋ではポジティブになりやすい。
日頃の整理整頓をして、自分のテリトリーを綺麗にしておくことが、
相手からの印象にいい影響を与え、気持ちよく会話が出来る。
考えてみたら、部屋を片付けて綺麗にしたら自分の気持ちもスッキリするから、相手にもその様に影響を与えるのかもしれない。

ー男性だけで話をするときの3つの心得ー
1.混雑感は攻撃性を高め、競争的な雰囲気を高める
2.混雑をした部屋で話し合うと、厳しい結論が出る可能性がある
3.混雑した部屋で話し合うと、参加者同士、その会について評判が悪くなる
男性に本音を言わせるときは、狭い部屋で話し合いを行い、
形式的に終わらせたい場合は、広い部屋でゆったりして行うとよい。
女性の場合は、逆になる。

ー距離間ー
・相手の本音をきく場合は、30cm程まで近づくと効果的
・相手に触れられない、微妙な表情の変化が分からない、
 120~210cmの距離は仕事ではよく使われる距離
・いつもより距離が遠くなった人がいれば、話しにくいことがあるサイン
    その際は相手のペースで話をさせる
・50cmの距離は男女のきずなが強くなる距離 , 仲が良いかはこの距離を
 参考に

ーテーブルー
・四角テーブルなら辺の短いところ、長い辺の中央にリーダーの席
 積極的に話をさせたい人を座らせる席だ
・丸テーブルは人を気楽に話をさせれる。初めて会う人やとっつきにくい人
 などは、丸テーブルを使うといいかもしれない
・テーブルの上の私物は自分のテリトリーになるので、私物を取り除くと、
 親近感が湧き、会話が弾む
・何となく落ち着かない人にはコーヒーを出したり、品物をだせたりして、
 相手のテリトリーを作ってあげることで、相手が話しやすくなる

ー待たせる・沈黙ー
・待たせると相手の話す気分が盛り上がる、話して良かったと印象を与える
・待たせた場合は、相手の自尊心に訴えかける言葉をかける
 「じっくり話したかった」
・重要なことを言った後の沈黙は、相手の心の底までしみとおり、
 意気投合した対話をうみだす
・反対意見を言い続けると、相手がやっきになって話し、本音がみえてくる
・飲食は人をリラックスさせ、相手の話を聞かないといけない義務感に
 かられる。説得する際は飲食の力を借りるのも手段としてあり

ー気持ちの伝え方・褒めるー
・うなずき、あいづち、微笑みをする事で、相手は多くを語るようになる
・会話を相手の名前を入れると、相手を会話に引っ張り込むことができる
・好意を示すと、相手も好意的に持ってくれる。
 好意を持ってもらう簡単な方法、「褒める」
 「褒め上手は聞き上手」。褒める事はこっぱずかしいけどやる価値あり

ーウソを見抜く7つの方法ー
1.単純な素振りが少ない
2.手で顔を触れる仕草が増える
3.体全体の動きが大きくなる
4.会話が途切れないようにする
5.応答に柔軟性がなくなる
6.笑いが少なくなり、うなずく
7.相手を凝視する

本心は顔に出ると思いがちだが、7つの中に表情に関するものが含まれていない。
顔に本心が出ると思うから凝視して、それ以外は見ていないと油断して仕草として現れる。
いくら聞き上手でも、7つの動作が出ると信用してもらえないから気を付けましょう。

まずは7つのウソの動作・仕草をしていないか自分を見つめ直すところから始めて、聞き上手の入り口に立ってから、各手法を実践していくことを心掛けていきましょう。




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