テレビ「ぶらり途中下車の旅」より抜粋

2017年9月30日 日本テレビ
出演:境貴雄、林家たい平  ナレーター:小日向文世

たい平:これ、何でしょう、、?
境:あっ、こんにちは。
たい平:すみません、これ何ですか?
境:これ、僕の作品なんですけど。
たい平:作品?
境:作品なんです。これ何に見えます?
たい平:ザクロっぽいですよね。
境:ザクロに似ているんですけど、実は小豆なんですよ。
たい平:小豆って、あんこにする?
ナレ:これが小豆?

境:あんこの小豆です。
たい平:触っていいですか?本物の小豆なんですか?
境:これ、実は作り物でして、紙粘土で出来ているんです。
たい平:これはどういう作品?
境:これは付けヒゲになっていまして、これを装着してもらって、ポートレート作品として写真を撮っていると。現代アートの作品なんです。よろしければ装着してみますか?
たい平:えっ、装着って何ですか?何で小豆がヒゲなんですか?
境:まず、何で小豆かと言うと、小さい頃からあんこを食べるのが好きだったんですよ。
たい平:だからシャツもちょっと小豆っぽい、、
境:小豆ですね。
たい平:これ付けていいですか?
境:いいですね、ばっちりですね。似合ってますよ。
たい平:似合ってるって、自分じゃ分かんないんで。どうですか?
境:これ、どうですか、流行りますかね?
たい平:どういうシチュエーションで流行ると思って、、?
境:カジュアルなときからフォーマルなときまで。
たい平:小豆パーティーみたいな。皆が小豆のヒゲを付けて集まるような。

たい平:他の作品も全部、小豆なんですか?
境:小豆とか和菓子ですね。観てみます?こんな大仏とか。
たい平:バチ当たりますよ、、笑
境:大仏の頭って、けっこうツブツブしてるんで。
たい平:それはそうですけど。大丈夫ですかこれ?
境:大丈夫なんです。実は小豆とか和菓子が好きってことだけじゃなくて、小豆の意味にもコンセプトがあるんですよ。小豆って日本では昔から魔除けの意味があるんですよ。魔除けとして、小豆が守ってくれると。
たい平:貯金箱になってるんですね?
境:あっ、そうなんです。鎌倉の大仏のお土産で、、笑
たい平:それに小豆を装着したってことですよね。
境:小豆の紙粘土も100円ショップで買ってきたもので、、笑

ナレ:子供の頃からあんこ好きの境さんが、東京藝術大学の在学中に始めた小豆アート。紙粘土で一粒ずつ作った粒に、色を塗って茹で小豆に仕立て、接着剤でツヤを出しながら、身近にある様々なものに取り付けて作品にしています。見る人をドキッとさせたいという思いから、大切にしているのは違和感と驚き。作ったヒゲをいろんな人に付けてもらい、その写真をインターネットで世界に広めるアズラープロジェクトという活動もしているそうです。

たい平:これ、何ですか?
境:これ、作品名が甘いマスクマンって言いまして、いろんな和菓子をくっ付けて、マスクになってまして、被れる作品なんです。
たい平:これ、落雁ですよね。これはどら焼きで、、
境:どら焼きは発泡スチロールを削って、表面に色を塗って、、
たい平:金平糖ですよ、口の中。
境:そうですよ、口いっぱいに金平糖が。
たい平:ちょっと被っていいですか?
境:いいですよ。中がヘルメットになってるんですけど。
ナレ:いざ変身。
たい平:和菓子の国からやってきた、わがしが和菓子マンだ。
境:甘いマスクマンですね。
たい平:凄いなぁ。いやぁ、面白かったです。ありがとうございました!
境:ありがとうございました!

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