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Paris 観光メモ

命の恩人であるデザイナーさんが明日からパリに行くそうなので、またもや急ぎでザックリ観光スポットを紹介。以前、フランス人の手伝いをしていたこともあって、日本語ができるフランス人と何人か知り合って、イベントの手伝いでパリとリヨンに連れてってもらったりした。仲良いフランス人の住んでいる13区は中華街。けっこう美味しい中華料理が食べられる。まあ、観光客は区を意識しなくてもいいけど、東京と同じように区によって微妙に雰囲気が違う。

フランスは、とにかく街中がフランス語のみでわかりにくい。駅の出口がExitではないのでけっこう迷った。「ありがとう」「こんにちは」「ごめんなさい」などを憶えるのと、指差して会話ができるような本と地図を持っていかないと迷う。歴史的な視点でいうと、イギリスと世界の覇権を二分していた過去もあってか、仲の悪い国の言葉である英語表記をあまり使いたがらない。街中で英語を使うと相手の機嫌が悪そうになる。答えてくれないのはまだ良い方で、間違えを教えられるというフランス人独特の底意地の悪いユーモアであしらわれる場合があるらしい。歴史ある街なので京都人っぽい。あと泥棒も多い。大きめの駅の入口で無意味にウロウロしているのは泥棒の場合が多い。

外食のメニューもだいたいフランス語のみで、メニューに写真のない店で注文するのは、フランス語が分かる人と同伴しない限り難しい。最悪、マクドナルドなどのチェーン店か、スーパーマーケットやパン屋で指差して買うことになるかもしれない。同伴者がいれば、けっこう美味しい食事にありつけるはず。日曜の朝から昼にかけて開催されるマルシェ(ストリートマーケット)も、庶民の感覚がわかって面白い。ただ、いつどこでやってるかわからない。

地下鉄の構内のみならず、電車の中でパフォーマンスする人が多い。自己主張が激しい。「面白いだろ?」と言い張るような感覚を感じてしまう人もいるはず。街中にグラフティも多いのも主張の強さを感じる一因。とはいってもフランス独自のユースカルチャーが多いわけではないし、そういう店などはロンドン、ベルリンに比べると少ない。どちらかというと、昔の歴史的な文化を大切にしているように感じる。歴史的な建物を観るには良い街だと思う。もっと思い出せばあるけど、とりあえず、こんなところですかね。

<美術館>
◎Louvre
http://www.louvre.fr/jp
ルーブル美術館。教科書に載っている歴史的な財宝やらアート作品が、世界最大級に展示されている。とにかく広いので、一日では観きれない。周辺は高級な服屋が多いので、ぶらぶらするのにも良い。

◎Centre Pompidou
https://www.centrepompidou.fr/
現代アート寄りの作品が多い美術館。ここも結構な広さと展示量。入り口がわかりにくいのが難点。ルーブル美術館よりは庶民的な観光地っぽい店が周辺に多いので、この辺もぶらぶらするのはオススメ。

La Gaîté Lyrique
http://gaite-lyrique.net/en/
メディアアートの美術館。ここでの展示を手伝って知った。行くか行かないかは催されている展示次第という感じ。中二階くらいにある図書館がヨーロッパ圏のアートブックが展示されていて、結構量があってセレクトが良い。

<観光地>
凱旋門とかエッフェル塔、ノートルダム大聖堂は、まあ別に見ても見なくてもだけど、機会があれば教会で行われている日曜礼拝などの宗教儀式は薦めたい。キリスト教本場の信仰心の神聖さと荘厳さは、歴史あってキャパシティの大きいところで体験してほしい。

ベルサイユ宮殿
ベタベタな観光地で、ごったがえす観光客でもみくちゃになりながら、高級な宮殿と庭園を観られる。パリ市内からちょっと遠出するには良い。

カタコンベ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%99
カタコンブ、もしくはカタコンベ。地下でドクロを観たいのならここ。現在は観光地化されてしまい、混んでるかもしれない。観に行こうと思って友人と並んだけど2時間待ちとかで入るのを諦めた。

<店>
Artazart
http://www.artazart.com/fr/
フランス人に教えてもらったアートブックショップ。デザイン寄りのセレクト。近くで、船に乗ってセーヌ川下りができる。

◎The Lazy Dog
http://www.thelazydog.fr
アートブックショップ。グラフティとか割とストリートカルチャー寄り? この周辺は服屋やレコード屋があるので、渋谷や原宿っぽいけど、規模は東京の方が大きい。歩いていて楽しい地域。

◎colette
http://www.colette.fr/
高級な若者向けのブランドの服屋。グッズのセレクトもかなり特殊で、品揃えを見るのも面白い。黒電話の受話器の形をしたスマートフォン向けマイクとか、10万円位するスマートフォンケースとか、フランスの金持ちの若者の欲しいものが独特なのがわかる。この周辺は高いブランドの店が多い気がした。

<クラブ>
渋目のテクノ/ハウスのスケジュールを知りたいなら、RAの都市ごとのカレンダーをチェック。ユーザーが多く参加してるのに行くのがオススメ。フェスの項目もチェックしたほうがいい。あとはtimeoutのnight lifeのコーナーかな?
http://www.residentadvisor.net/events.aspx?ai=44

Batofar
http://www.batofar.org/
船を改造したクラブ。店に入らなくても、船が停泊している川沿いのライティングが素晴らしいので、夜中に散歩して欲しい。オールジャンルで、たしかSlum Villageのライヴを観た。なぜか日本語ラップをやっている黒人がいて、サンプルのCDを貰った。

Rex Club
http://www.rexclub.com/
パリで一番有名なクラブ。

SILENCIO
http://silencio-club.com/en/
映画監督のデビッド・リンチが作ったクラブ。行ったことないけど、作りが面白いらしい。

<レコード屋>
http://www.timeout.fr/paris/shopping/vinyl-disquaires
timeoutによるレコード屋のリスト。HMVもあった気がする。

Bimbo tower
http://bimbo.tower.free.fr/
フランス人が経営している、日本のCDなどの音楽関係のグッズが買える店。フランス人は親日家が多いので、フランス人視点の日本がなんとなく分かる。店内は東京のレコード店ロスアプソンのような雰囲気。わかりづらい場所にある。

<シティガイドサイト>
http://www.timeout.com/paris/en
http://www.shift.jp.org/guide/paris/

写真は、2011年にメディアアートのギャラリーで、餃子作りのワークショップを手伝った時の写真。50人くらいのフランス人が餃子を作って食べた。

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