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7月1日は開局記念日!おかげ様でラジオ大阪63歳。開局当日の放送を振り返る。

きょう7月1日は、ラジオ大阪の誕生日。
多くのリスナーの皆様に支えられ、おかげ様で63歳の誕生日を迎えることができた。

MN派ステーションとして誕生

これは開局20周年に際して先輩たちが作った手書きの史料だ。
音楽(Music)とニュース(News)「MN派」を掲げ、大阪放送(ラジオ大阪)は全国で39番目、大阪では3番目に民間放送を開始した。

1958年(昭和33年)7月1日の放送実施表が残っている。
午前5時30分『君が代』の演奏の後、創業者・前田久吉が開局の挨拶を述べた。関西ローカルニュースと天気予報に続いて、岸信介総理(当時)からも祝辞を頂いている。

興味深いのが、朝日放送、毎日放送、ラジオ日本など各局が弊社の開局を祝って特別番組を制作して下さっていることだ。
朝日放送制作の開局記念番組は午後2時から放送されていて『チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番』を近衛秀麿の指揮で演奏するという豪華なものだった。

OBCアナウンサー1期生

開局時のOBCアナウンサーは、電通のラジオ・テレビ制作部出身者、他局からの移籍組のほか、劇団出身者が特に多く、OBC劇サークルを結成してアナウンサー出演のラジオドラマを制作していた。黎明期の番組表に「連続ラジオ物語 連合艦隊の最後」のタイトルを見ることができる。

1期生アナウンサーの中には、現役最高齢のスポーツ実況アナである西澤暲や、開局第一声を務め、のちに弊社の看板アナウンサーとなる水本貴士がいる。

そんな黄金の1期生の先輩方は、溢れるバイタリティーで日本の夜をひらいた。開局の翌年1959年にスタートした日本初の本格的な深夜番組『アナウンサーコーナー』だ。
友成光吉、田中邦臣、水本貴士(当時は水本高志)、本田雅穂、荒井洋、吉岡伝雄、松野光佑、弊社の男性アナウンサーがほぼ総出演。
当時は1日20時間30分の放送は珍しく、OBCアナウンサーによって深夜がラジオのゴールデンアワーとなった。

7月19日(月)開局特別番組の放送を予定

今年は7月19日(月)に『ラジオ大阪開局スペシャル ラジオから想いを届ける12時間』の放送を予定している。
午前7時の『ハッピー・プラス』から『hanashikaの時間』が終わる午後7時45分まで。石田靖さんや、水森かおりさん、大阪出身の女性漫画家・ひうらさとるさんらをゲストに迎え、ラジオを通じて大阪・関西と全国をつなげる。

開局以来「日本初」の取り組みを続けてきた弊社ラジオ大阪。
「なんかおもろいことをやろう!」という精神を受け継ぎ、新しいラジオの時代へ!

ラジオではAM1314kHzかFM91.9MHz。
パソコン・スマホならradikoのアプリを起動し「ラジオ大阪」を選択。

70周年、100周年へ向けて、今後ともラジオ大阪をどうぞ宜しくお願いいたします。

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