社会人時代⑧

そのうち会社にマシンが増えてきた。
1993年(平成5年)にPC-9821AsにMOをつけた奴が与えられた。
人員の稼動手配のためである。千歳にあるソフト会社に発注したのだが、
肝心の部分がいつまでたっても出来てこない。
半年もたったら連絡もしてこなくなった。
こちらとしてはお金がかからなかったので、別にどうということも無いがマシンが使われずにあまってしまう事となったのである。

しかしちょうどこの頃大きな変革が起きてきた、Windows3.1の到来である。そのためにウィンドウアクセレーターボードもつけたのだ。
今までの画面からは想像もつかなかった、10年前にマックの画面を見たことがあるが、あのモノクロの画面がカラーとなって目の前にあらわれたのだった。
相変わらずMS-DOSでも使っていたがWindowsの画面は新鮮だった。
しかしこの頃のエクセルは貧弱だったし、ワードなどは全然使えなかった。Windowsの時代にはなったのだが、まだアプリケーションが揃っていなかったので、結局フリーセルで遊んでいるだけだった(笑)、実務的な部分ではまだまだMS-DOSに頼るしかなかったのである。

PC-9821Asには28800bpsのモデムをつけてWTERMでパソ通をしていたのだが、モデムを購入したときNiftyのお試しが付いてきていたので、なんとなくNiftyに入っていた。
Niftyには膨大な量のソフトが登録されていたので、毎日のようにダウンしまくっていた。この頃お世話になったのがAIRCRAFTとWTERMだ。
AIRCRAFTはNiftyの自動巡回ソフトで登録した所を勝手に保存してくれる。WTERMは使い勝手がよく、色んな機種で使えるので非常に便利だった。
ファイラーはFD、そして、一太郎とロータス、エディタはMifesとVZだった。
VZはJ3100でも使えたので、勝手がよかった。
そしてこの頃JW_CADを知ることになる。JW_CADの登場は1991年5月と言う事だから3年くらい遅れた事になる。
このソフトの登場で、実務に使えるフリーソフト達というのが育っていったのではないだろうかと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?